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連載 北見自治区にタンチョウ飛来 (下)

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2017/11/06掲載(北見市/話題・本紙連載)

よりよい共生に向け管内外で協議を

目撃情報が今後の資料に
見かけたら優しく見守りを

北見市郊外で11月1日

北見市郊外で11月1日

タンチョウに限らず野生動物は、その冬のえさの量を事前に察知し、夏から秋にかけて栄養を蓄える行動をとるといわれる。ヒグマも同様だそう。

 環境省は、同省が手がける釧路管内の給餌場での給餌量を27年度から毎年、1割ずつ減らす取り組みに着手している。狙いは生息地の分散化で、まだその成果は分かっていない。ただ給餌量を削減すると、地域農業への悪影響も懸念されることから、よりよい共生へ悩ましい状況のよう。

 給餌場が混雑し、えさが少なくなっているのを察したタンチョウが、釧路管内から管外へと移動。オホーツクなどに飛来するケースが今後、増えそうだ。釧路自然環境事務所は「それらの目撃情報は貴重な資料になる」として、目撃数を今後の給餌量の調整に生かしていきたい考え。

 すでに越冬が確認されている網走市と小清水町にまたがる濤沸湖周辺では、日本野鳥の会オホーツク支部や網走市濤沸湖水鳥・湿地センターの賢明な取り組みもあり、タンチョウ家族の子育てが静かに営まれている。鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリによると、3組のタンチョウ家族が確認されているそう。

 北見市郊外で確認された2羽への住民の対応も優しいものだった。同サンクチュアリは「タンチョウを見かけた場合は、脅かしたり、えさを与えたりせず、優しく見守ってほしい」と話す。

 世界中に生存する2500羽のタンチョウのうち、約1500羽が暮らす釧路地方。今後はオホーツクなど管外を含め、よりよい共生に向けての広範囲の協議が必要となりそうだ。<完>     (寒)