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2017/12/02掲載(北見市/社会・本紙連載)

保全・改善への取り組み紹介

平成18年に廃線となったふるさと銀河線。北見市内の鉄道跡地の土壌や砂利(バラスト)から環境基準を超える重金属が見つかっていたことが分かった。市はそのバラストを「安全」として4年前に端野小学校の建設地盤として埋めた。その後も線路上に残されたバラストは11年間「安全」が確認されないまま、市の公共工事に使われている。

旧ふるさと銀河線バラストの再利用問題
安全未確認のまま公共工事に使用
法令には抵触せず…端野小の地盤などに

「安全」未確認のまま、銀河線跡地に堆積されているバラスト

「安全」未確認のまま、銀河線跡地に堆積されているバラスト

22年に行った廃線跡地の土壌調査(ハッカ記念館~無加川橋梁1.3キロ区間)でバラストから環境基準を超える重金属の「ヒ素」が検出された。バラストの調査はハッカ記念館1カ所と旧検修庫1カ所、軌道部4カ所の計6カ所で、そのうち4カ所から基準の最大2.2倍のヒ素が検出された。ハッカ記念館の土壌からは基準を超える鉛も検出された。

 鉄道施設跡地の土壌汚染問題は全国的で、過去には枕木の防腐剤からの硫酸銅のしみ出し、車両塗装やバッテリーに含まれる鉛による土壌汚染が指摘されている。10年前には岩見沢駅のJR用地から基準の最大11倍を超える鉛が検出されている。

 鉛が検出されたハッカ記念館は25年の駐車場整備に伴い、法令に従いアスファルトなどで有害な土を固定化した上で年1回の水質検査を行い「安全」確認を継続している。

 一方の銀河線軌道のバラストは基準を超える「ヒ素」が混在したまま、土も含め約1万4千立方メートルが25年に端野小の建設工事に使われた。

 跡地を管理する市地域振興課はバラストを「安全」とする根拠について「砂利は砕かなければ、重金属は周辺土壌や地下水を汚染しない」。また、土壌汚染対策法を所管する道によると「汚染された砕石は、土壌汚染対策法の枠外で特段、再利用に規制はない」としている。

 11月から無加川橋梁の撤去工事に伴い、市都市建設部は河川内でのバラストの再利用について「河川への影響懸念がゼロでない以上、別の用途を検討する」とし、市民の「安心」を優先した。

 バラストのヒ素混入の原因について産業活動に伴うものか、自然由来のものかは判定されていない。だが、有害物質を含むバラストを持ち込まれた端野小の周辺住民や小学校に通う児童の父母に、この事実は知らされていない。   (澄)