豪・先住民の研究を紹介

2010/05/10掲載

(網走市/話題・文化・歴史)

歴史学者 故・保苅実さんの写真展
道立北方民族博物館
 オーストラリアの先住民・アボリジニを研究した、歴史学者の故・保苅実さんの写真展「カントリーに呼ばれて」が、網走市の道立北方民族博物館で開かれている。6月20日までで、観覧は無料。

 保苅さんは、一橋大学を卒業後、オーストラリア国立大学で博士号を取得。アボリジニの歴史を研究するために、関係者から直接、話を聞き取り、記録としてまとめる「オーラル・ヒストリー」に取り組み、民族の歴史観に迫った。研究成果は各界に影響を与えたが、研究中に発病し、平成16年に32歳で死去した。

 写真展には、保苅さんが撮影したアボリジニの写真33点と、著書「ラディカル・オーラル・ヒストリー」の文章を展示。ユニークな研究成果を紹介している。

 同博物館は「アボリジニが語る民族の歴史は、世界史と異なる部分もあるが、保苅さんが死の直前まで興味を持ち続けた、先住民の考え方の一端に触れてもらえたら」と話している。 (玲)



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