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小物作り続け作品展開く

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2017/02/01掲載(北見市/社会)

北見・女性(70)

北見市の福村書店で11日まで、小物作品展を開いている女性(70)=北見市在住=。明るい笑顔、体の動きは健康的だ。しかし、5年前は要介護3の認定を受けていた。手が震えて箸(はし)すら持てず、杖にすがり、やっと歩いていたという。「自分のことは自分でできるようになりたい」。小物を作りながら挑戦し続け、現在は要支援1にまで回復した。作品展は回復までの道のりと、思いを伝えている。

要介護3乗り越え現在1に
作品が語る回復への道のりと思い
背中は曲がっても心の背筋はまっすぐに

コマの材料にするために細長く切った色紙

コマの材料にするために細長く切った色紙

-認定を受ける前はどんな状況

「美幌町で1人暮らしをしていました。眠れないので薬を飲んでいましたが、知らないうちに体が弱っていたんだと思います。車のハンドルが重く感じるほど体に力が入らなくなっていました」

-要介護3のきっかけは

「夜中に家の中で転倒し、背中を打って動けなくなりました。娘や兄に迷惑をかけたくないので朝まで待って、連絡しました。不安と絶望しかありませんでした。翌日から病院で車椅子生活になりました」

-在宅は?

「できるなら在宅がいいです。でも、家族の時間を奪ってしまうので、入所できる施設を探しました。最初に施設に入ったのは2012年の9月です」

-施設の現実は

「最初に入った施設の施設長の『私の仕事はここの職員を守ること』という発言にショックを受けました。体が不自由になって施設に入るということは、今まで積み上げてきたことや、小さなプライドまで崩されることを知りました。次に入った施設では『ここは現代の姥(うば)捨て山』と職員に面と向かって言われたこともあります」

-そんな時、どう思いなにをしてきましたか

「私の将来を勝手に決められてたまるか!負けてたまるか!と思っていました。日記をつけて、その日の出来事、思いを綴りました。日記をつけるのは良いことです。頭と心が整理されます」

-リハビリはどのように

「紙を細長く切って、爪楊枝に巻きつけてコマをつくりました。美幌町役場の職員として図書館で仕事をしていたときのことを思い出して挑戦しましたが、そんな工作すらできない自分がいました。少しずついろいろなものにチャレンジしました」

-回復してみて思うことは

「支えになったのは、家族です。娘や孫に恥ずかしくない自分でいたい。その思いがありました。施設に入るとそれまでの生活が一変します。そのことはメディアでは伝えられていないこともたくさんあります。3カ所目の今の施設はとても素晴らしい。サービスを受けるのが当然という気持ちではなく、ありがとうの意識が大切だということも学びました」

-今後はどんな気持ちで過ごしますか

「背中は曲がっても、心の背筋はまっすぐに」     (粟)

小物作品展

 ウオールポケットや紙で作ったコマなど女性の手づくり作品約60点を展示。

会場…福村書店2階(北3西2)

開設時間…平日は午前9時から午後6時半。土曜は午後6時。日曜は休み。

入場…無料