満天劇場を一人占め
2009/06/30掲載
(網走管内/その他)
キャンプの夜は…
ごろりと寝転がるだけで即席の「野外プラネタリウム」
野外プラネタリウムを一人占め−。今年は「国際天文年」。普段なかなか夜空をながめるチャンスがなくても、キャンプのような野外活動を通じ、天文に親しむ機会としたいもの。北網圏北見文化センターで行われた天体観望会を参考に、夏の星空の楽しみ方を北見天文同好会に聞いてみました。星座にまつわる神話や七夕、二重星の話、星の色、流星群までテントサイトの夜が待ち遠しくなる情報群。ごろりと寝転がると満天の星達がいまにも降ってきそうです。
今年は「国際天文年」
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| 「あー流れた!」キャンプの夜を彩る流星群(イラスト、北見天文同好会 |
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★【おおぐま座】★
最も知られる星の一つが、北斗七星。この季節、宵のうちは北西の空に見えています。ただしそれ自体は星座ではありません。「おおぐま座」の一部で、お尻から尻尾にかけての七つ星が北斗七星。ひしゃくの柄の部分が尻尾にあたりますので、くまにしてはずいぶん長い尻尾です。
実は、おおぐま座の尻尾が長くなったのには訳があります。
昔、森の中を大きな熊が散歩していました。月のない真っ暗なある夜、熊は道に迷って、あっちの木にゴツン、こっちの木にゴツンとぶつかってしまいます。すると、怒った大きな樫の木が枝を伸ばし、熊の尻尾をつかんで持ち上げてしまったのです。そして熊をくるくると回し、空に放り投げてしまいました。熊は星にぶつかってちらばり、おおぐま座になったとされます。そんなことをされたので、あんなに尻尾が長いのです。
★【二重星】★
「おおぐま座」にはミザールという二重星があります。くまの尻尾の北斗七星でいうとひしゃくの柄の部分にあたります。2.2等星と4.0等星が満月の大きさの3分の1くらい離れていますが、肉眼でも見ることはできます。昔は視力検査に使われたとか?。あなたには見えますか。
★【星の色】★
帯状にボヤーッと雲のようにかかるのが、天の川。約200億個の銀河系の星達で出来ています。この川の上を飛んでいるように見えるのが「はくちょう座」。その頭にあたる星がアルビレオで、3.1等星のトパーズのような金色の星と5.1等星のサファイアのような青い星は、全天で最も美しい二重星と言われます。そのほか、「さそり座」の心臓部にあたるアンタレスは、ギリシャ神話のアンチタレスに由来し、火星とともに赤い星として知られます。
★【流星群】★
8月12日から13日にかけては毎年、「ペルセウス座流星群」が出現します。多いときには1時間に30〜40個が流れることが期待されます。虫刺されに気を付け、寒くない服装で、街灯の光のない場所に寝転んで見るのが一番です。お盆の前後にも見られますし、ほかに「みずがめ座流星群」「やぎ座流星群」など7月に見られる流星群もありますので、夜空を見上げてみてください。 (寒)