鹿の子沢の三本桂は、株から幹が三股に枝分かれ、樹齢350年という巨樹。林野庁の定める巨木100選に選ばれたのを機に、鹿の子沢のシンボル。散策路の付近のため、観光スポットとして知られ、多くの観光客が訪れている。
同管理署は老木化する三本桂の遺伝子を鹿の子沢で継承させようと、2年前に江別市内の種苗センターに30センチほど枝の一部を送った。枝は挿し木技術を施され、根が育ったクローン苗木に生まれ変わった。良質な土壌と徹底した管理の下で育てられた苗は樹高1.5メートル。
この日、参加者20人がスコップなどを持参して広場に到着、クローン苗木と対面し、ワクワクした気持ちを高めた。「立派な三本桂に成長して」との願いを込めながら、土壌に数十センチの穴を掘り、優しい手つきで植樹した(写真)。
植樹した60歳代の町民は「100年後の鹿の子沢のため、無事に成長してほしい。ひ孫達の世代に三本桂の姿を残し、その感動を贈りたい」と語していた。 (斉)