日勝峠での事故は11月24日に起きた。学生4人の乗った乗用車が対向車線にはみ出し、トラックと衝突。2人が死亡し、ほかの同乗者は重傷と軽傷を負った。現場はカーブで、事故当時の路面はシャーベット状態だったという。
同大は平成元年に開学。大学は郊外にあることから、自家用車で通う学生が多い。開学以来、一度の交通事故で学生2人が死亡するのは初めてだった。
悲惨な交通事故をなくそうと、来年1月11日から2月28日にかけ、セーフティラリーを実施することを決めた。学生は3人、4人、5人のグループで参加し、期間中の無事故・無違反を競う。優秀なグループには、学食チケットを提供する。
同大は、道警などで実施しているセーフティラリーに毎年参加している。独自のラリーは学生からなる「農友会」が主催し、200人ほどが参加する見込みだ。
12月からは網走自動車学校で冬道運転実習を行っている。免許を取得したばかりの1年生らが、教習コースで雪道での急停車などを体験。運転実習は来年1月27日まで、計5回開く。
同署交通課の署員による講話も実施。13日と18日に同大で開き、いずれも200人以上の学生が参加し、講話終了後は代表者が交通安全宣言を行った(写真)。
同大には約1600人の学生がいる。このうち、車での通学許可を受けているのは800台。学生のほとんどが道外で、北海道での運転は不慣れなドライバーが多い。
同署によると、今年11月末までの同署管内で起きた人身事故の11%(14件)は農大生が関係している。物損事故は8.6%(110件)で、同課は「交通事故は人ごとではない。路面と技術にあった運転を心がけてほしい」と呼びかけている。(大)