健康講座は昨年7月から始まり、40歳から65歳の男女16人が参加。血糖を下げる狙いで、約6ヵ月間にわたり血液検査や人体にエックス線をあて内部を3次元で見る「ヘリカルCT」で内臓脂肪を測定する一方、同センター保健師や栄養士が個別に各種相談に応じ、栄養バランスに配慮した食事作りや軽運動などに励んでもらった。
同センターによると、生活習慣病検診を受けた市民のうち、<糖代謝>で「要指導」か「要医療」と診断される割合が年々高まっている。平成18年度(受診者2881人)は35.7%で、5年前と比べ12ポイントほど増えた。市民の健康づくりを考えるとき、こうした現状は大きな課題となっている。
健康講座スタート時に測定した、参加者16人の血糖値平均は104.9。参加者は各自、「散歩をする」「夕食の量を減らす」「ごはんの量を減らす」など目標を立て、半年間励んだ。講座終了時の血糖値測定の平均は97.1で、参加者のうちの9割が減少した。
内臓脂肪が減った参加者は9人。50代の男性は、講座前の内臓脂肪面積は212.4平方メートルだったが、100.6平方メートルまで減らすことができた。メタボリック症候群の男性基準値は「100平方メートル以上」とされている。
同保健センターは「食事の改善やウオーキングなどは簡単に取り組める。普段の生活から糖尿病の予防につなげてほしい」と呼びかけている。 (大)
写真左…<受講前>50代男性の内臓脂肪(赤い部分)
写真右…<受講後>内臓脂肪が激減していのが分かる