式辞で校長は「母校での経験・体験を通し、恩師から教わったことを踏まえ、人間として歩を進めてほしい」とあいさつ。卒業生の代表が「網走高校での思い出の一つひとつを大事にすることで、心の中で母校は永遠に在り続けます」などと答辞を述べた。
最後に全員で「仰げば尊し」を合唱。卒業生は、クラスメートや教諭との別れを惜しみながら、学び舎を後にした(写真)。
向陽高校との再編統合により、4月1日に「網走桂陽高校」が誕生する。閉校式では、校長が閉校を宣言し、半世紀以上にわたった同校の歴史に幕が降ろされた。
卒業生の一人は「閉校の実感は、まだありません。後輩がほしかったです」。同校で学んだ、3年生の保護者(50)は「閉校の寂しさと、最後を見送れる喜びの感情が入り混じっています」と話していた。
同校は、昭和22年に網走技芸専門学校として開校し、34年に網走女子高校、42年に網走高校に改称した。平成17年に市から市内高校の間口数と校数の再編の申し入れがあり、18年度から生徒募集を停止。これまで7894人が巣立っている。(玲)