訓子府町の開拓記念日のつどいが8日、中央公園内の開基百年記念碑前などで行われた。居武士小学校横の旌頌(せいしょう)碑前では、町内の男性(64)が、北光社移民団が高知県から乗った船「高洋丸」の木製模型を町に寄贈、子ども達が精巧なつくりに見入った(写真)。
111年前の明治30年5月8日、移民団が訓子府の大地に開拓の鍬を下ろした。町は毎年、集いを開き、この日は団体役職者や町職員、小学生ら約90人が先人の苦労と偉業をたたえ、さらなる発展への思いを強めた。
模型の製作者は「開拓の歴史を後世に伝えることができれば」と工芸・看板業の合間を縫い、約3ヵ月かけて50分の1サイズの模型を制作。約千パーツを組み合わせて移民団350人を乗せた船を再現した。
居武士小の児童は船を取り囲み「すごい!」と見入ったほか、移民団が1ヵ月余りの長旅をしたことから「大変だったんだね」と開拓者の苦労に触れた様子。
模型の製作者は「子ども達が興味を持ってくれて良かった。ふるさとの開拓について少しでも考えるきっかけになれば」と話していた。
模型は同校に1週間、展示されてから、北見市内で開かれるオホーツク「木」のフェスティバルに出品、その後、くんねっぷ歴史館に展示される予定。 (真)