同園地は約80ヘクタールの元農地で、市が2年前に網走刑務所から買い取った。畑地が約6割で、ほかは湿地と森林が占める。そばには網走湖、網走川が流れる。
市は同園地を新たな観光資源とする考え。構想では、花園や小果樹栽培、循環型作物の栽培に取り組むほか、フットパスなどを整備し、市民や観光客が集える場所とする。
花や小果樹栽培などは、市民に担ってもらうのが特徴だ。整備段階から関わってもらい、市民と一緒にまちづくりを進める。
今年、育成ボランティアとして活動してくれるのは、観光や環境系の市民団体やおやじの会、青年団体、文化団体など。活動期間は5月から10月で、2年間継続する。
育成ボランティアは今後、割り当てられたスペースにおいて花園や小果樹などの管理作業に取り組む。団体によっては、循環型作物栽培ゾーンを網走っ子の「食育」の場ともする構想があるという。森林ゾーンを散策できるフットパスも、市民パワーで整備する。
同園地が花や小果樹、作物の栽培に適していることは、これまでの試験で実証済みだ。市はすでに旅行関係者らに誘致PRを開始しており、今年は東京の中学校など2校が修学旅行の農業体験学習として訪れることが決まった。
市観光課は「同園地の内容を充実し、多様化する観光ニーズに対応したい。そのために市民パワーは欠かせません」と、さらに育成ボランティア団体が増えることに期待している。 (大)
写真…新たな観光地として注目される大曲湖畔園地