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「公共事業」って何?

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2018/10/08掲載(網走市/政治・本誌連載)

網走市が実施
呼人駅前通線排水整備工事 (1)

網走市が実施した「呼人駅前通線排水整備工事」に、工事名称と異なる市内ホテル敷地の“かさ上げ工事”(市は残土処理としている)が含まれていたことが分かった。先日の網走市議会の一般質問で明らかになり、同工事の総事業費の9割がホテル敷地(一部は河川敷地)の“かさ上げ工事”に充てられていた。今回のケースは、「公共事業」とは、「公平・公正」とは、「市議会の役目」とは-などといった疑問を投げかけている。         (大)

事業名と内容に大きな異なり
ホテル敷地かさ上げ9割、市は「残土受け入れ」

古都議員の質問に答える川田昌弘 副市長(網走市議会のネット中継より)

古都議員の質問に答える川田昌弘 副市長(網走市議会のネット中継より)

先日の網走市議会定例会の一般質問で、古都宣裕市議(オホーツク)は、呼人駅前通線排水整備工事の総事業費と事業内容について質問した。市建設港湾部長らの答弁などを要約すると、次の通りだ。

 呼人駅前通線排水整備工事の総事業費は約1千万円。このうち、呼人駅前通線排水整備にかかった費用は「約100万円」、残る「約900万円」は、呼人地区の網走湖畔にあるホテル敷地(一部河川敷)の“かさ上げ工事”に充てられた。

 つまり、呼人駅前通線排水整備工事には、「呼人駅前の工事」と「ホテル敷地のかさ上げ工事」の2つが含まれていたわけだ(2つの工事とも終了している)。

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●ポイント (1)

 事業名は それでいいの?

 古都議員の質問に対する市側の答弁、そして記者自身の取材を踏まえると、今回の件の最大のポイントは【工事の事業名】と考える。

 今回の工事総事業費(約1千万円)の割合は、ホテル敷地の“かさ上げ工事”が9割と大半を占める。しかし、市が予算付けした事業名は「呼人駅前通線排水整備工事」である。

 一般論でいくと、予算割合の多い「ホテル敷地“かさ上げ工事”」をメーンとした事業名になるのではないだろうか?。

 公共工事に詳しい網走市職員OBや建設会社OBの4人も、「事業費の多いほうを事業名にする」と口をそろえていた。

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●ポイント (2)

 市側の考え

 市はなぜ、総事業費の1割しかない工事をメーンとした事業名にしたのか?

 市建設港湾部は「(役所内では工事名を付けるとき)工事現場近くの市道名や施設名を用いるケースが多い」とする。今回のケースは「市道名(呼人駅前通線)を用いたほうがいいと判断しました」と、取材に答えてくれた。

※ホテル敷地の“かさ上げ工事”について、市は「残土受け入れ」としています。ただ、市議会での答弁で川田副市長は「かさ上げ」という言葉を使っていることなどを踏まえ、記事中では“かさ上げ工事”としています。