オホーツク SEA TO SUMMIT
オホーツク SEA TO SUMMIT
網走市と小清水町舞台に6月開催へ
網走市と小清水町、アウトドア総合メーカー・モンベルの連携による、環境スポーツイベント「オホーツク SEA TO SUMMIT(シー・トゥ・サミット)」が、今夏に開催されることがほぼ決まった。川下りや登山などを通じて両市町のアウトドアフィールドの魅力を発信し、観光客の誘客につなげる狙いだ。
カヤック、自転車、登山を楽しむ 臨時列車も走らせ
大雪 旭岳SEA TO SUMMIT」(網走市提供)
市によると、今年6月に開催する計画。網走市内の網走湖畔呼人浦キャンプ場をカヤックで出発し、網走川を下って市内エコーセンター2000をめざす。同センター到着後、網走駅から臨時列車に乗り込みJR浜小清水駅まで移動する。同駅から藻琴山中腹まで自転車で移動し、藻琴山頂上付近まで登山してゴールとなる。定員300人としている。
市は2019年度予算案にイベント開催の関連事業費400万円を盛り込だ。網走市議会で予算案が可決されれば、本格的な準備が始まる。
網走市と小清水町はモンベルと地域活性化に向けた協定を結んでいることから、同イベントの実施に向けた実行委員会を立ち上げ、準備を進めている。実行委は今年度、4回の会合を開き、開催時期やコース設定などを検討してきた。
同イベントは「人力のみで海(カヤック)から里(自転車)、そして山頂(登山)へと進む中で、自然の循環に思いを巡らせ、かけがえのない自然について考えようという環境スポーツイベント」(SEA TO SUMMIT連絡協議会の公式サイトより)。同協議会の会長はモンベルの社長で、同社と協定を結ぶ両市町は地域振興の一環として、同イベントを初めて開催することにした。 (大)