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連載 元島民2世の声を道、国へ (1)

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2019/04/20掲載(その他/本紙連載)

北方領土への思いを…

元島民と二世らが北方領土への思いを管内選出の国会議員や道議会議員に伝え、返還に向けての政治的動きを聞く、千島歯舞諸島居住者連盟オホーツク支部後継者部会主催の懇談会が14日、網走市のホテル網走湖荘で開かれた。「機会を逃さないように」「通過ポイントは必要か」「次世代につないでいくことが大事」などと率直な考えが交わされた。数回に分けて紹介する。

千島歯舞諸島居住者連盟オホーツク支部が懇談会

同オホーツク支部は管内の155人で組織。この北方領土返還オホーツク地域懇談会は昨年度まで支部青年部の名称で活動し、今年度から同支部後継者部会(通称「えとぴりかの会」)と改称した元島民二世らが中心となって昨年に続き開催した。

 元島民の高齢化が進むなか、二世・三世への負担が重くのしかかり、先行き不透明で目指す姿が見えないといった危機感が開催の背景にある。

 2回目の今年は、初参加の武部新衆院議員をはじめ船橋賢二道議、新沼透道議と今回の道議選北見市区で当選した鈴木一磨氏が出席、支部会員ら30人が向き合った。

 今回のテーマは「私達が望む北方領土返還はいま…」。北方領土墓参や自由な行き来ができれば良いのではなく、あくまで四島返還が元島民の思い。最近の領土交渉の経過や政府の対応をみると、四島返還が実現するのか不安が募っている。

 また、二世・三世の多くが働き盛りの年代で、本業を投げ打って活動に傾倒できる人は限られる厳しい現状にあるが、返還に向けた道筋が見えず「返還されたらどうなる」「何が変わる」といった先行きの不透明感が活動の持続性に影を落としているーと出席政治家に問い掛けた。

 これを受け、武部氏は「皆さんからの意見、要望はきちんと国会の特別委員会の場でも伝えていく」とした上で「73年間動かない問題を重く受け止めなければならない。外交交渉というのは外に出にくい。非常にセンシティブな(微妙で慎重を要する)交渉を続けているのだと思う。56年宣言が2島返還となっているが、決して4島返還を諦めたわけではありません」と述べた。

 また若手の議員で外交問題の勉強会の場を持っていて、つい先日、ロシアの専門家を招いて話を聞いたという。それによると「領土交渉する上で3つの条件がある。1つは日本もロシアもトップの信頼関係がないとうまくいかない。2つめはそれぞれ政権が安定していなければ領土交渉はできない。3つめはアメリカがこの領土交渉について理解をしてくれないと前に進めない-という話をした。これまでの73年間で今、この条件が最も整っているということだ-と言っていた」。<つづく>