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増え続ける高齢世帯

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2019/12/24掲載(網走市/社会)

網走市 ごみ出しや除雪、課題重く

 網走市内の高齢世帯が増え続けている。5年前と比べると、800世帯以上増え、全世帯の3割を占める。高齢社会の本格到来に伴い、「ごみ出し」「除雪」など〝日常生活密着型〟の課題が顕著化する中、市は町内会単位による支援事業の積極利用を呼びかけている。

全世帯の3割占め地域パワー不可欠
市が関連事業「積極活用を」

 市によると、今年4月1日時点の65歳以上の高齢者世帯は5857世帯(単身3341世帯)。3月末時点の市内世帯数は1万7870世帯となっており、高齢者世帯は3割強を占めている。2014(平成26)年の高齢者世帯は5006世帯で、5年間で851世帯増えた(表参照)。

 こうした状況の中、日常生活密着型の問題の一つに「ごみ出し」がある。

 家庭ごみを自力でごみステーションまで出すことが困難な高齢者は、少子高齢社会の到来と伴に増加傾向にある。市は10年前、支援策として「高齢者等さわやか収集」事業を創設した。

 同事業は、希望する高齢者宅からのごみ出しを第三者に委ねる。当初、市はごみ出し代行を町内会など〝住民パワー〟にも期待を寄せていた。ごみ出し支援を通じた地域コミュニティーの維持・発展策を兼ねていたが、現在はシルバー人材センターに委託する形をとっている。

 18年度は99世帯が利用。1世帯あたりの年間平均利用は73.9回で、過去5年で最も多かった。

 「除雪」も大きな課題の一つだ。

 高齢であるため、自宅から生活道路までの除雪ができないお年寄りがいる。市を含む行政による除雪は基本的に幹線道路を優先するため、〝生活道路の除雪〟までは財政、人材的にも手が回らない。

 高齢世帯が増加の一途をたどる中、市は生活道路の除雪の担い手として町内会に期待を寄せる。

 市の「高齢者等除雪サービス事業」は、町内会などと委託契約を結び、地域内に住む65歳以上の高齢世帯や身障者世帯の生活道路を除雪する試みだ。

 除雪依頼者は1回100円の専用チケットで支払う。除雪した町内会は実績報告書を市に提出し、市からは1回につき1200円の委託料が振り込まれる仕組みだ。

 過去5年、市と委託契約を結んだ町内会は40団体前後で推移している。18年度は44町内会が取り組み、この中で除雪回数が最も多かったのは能取町内会の189回、次いで北中央町内会の78回、オホーツク町内会の72回などとなっている。

 市は同事業に賛同してくれる町内会をさらに増やすため、今年度は〝ダイレクトメール作戦〟を実施。各町内会長宛てに事業の説明文を送付し、協力と理解を求めている。

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 高齢社会になっても住みよい地域を維持するためには、町内会単位のパワーが必要だ。「ごみ出し」「除雪」「買い物」など、地域の助け合い活動の中核を担う町内会活動をいかに維持し盛り上げるかといった議論は、市の担当部署だけではなく市議会、または市役所全体でもさらに進めるべきであろう。  (大)