連載 きらり! レディース (68)
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「椿の会」代表 女性(74)
北見市シルバー人材センター互助会唯一の女性サークル「椿の会」の代表を務める女性(74)。同会はシルバー人材の女性会員を増やしていこうと昨年12月に発足。「男性イメージの強い“シルバーさん”ですが、女性達も社会で活躍していることを発信し、仲間づくりにつなげていきたい」と意気込む。
北見市シルバー人材センター互助会サークル
女性も社会で活躍できると発信を
シルバー人材-の会員は約800人。そのうち女性は約200人と半数以下にとどまっている。その一方、近年は一般家庭での掃除や家事援助など女性のスキルを生かして働くことができる依頼が増えていることから、女性会員同士の親睦を深め、会員増につなげていこうと女性会員約20人でサークルを発足。「会を立ち上げたばかりなので、まずはみんなの心を一つにしていきたい」と女性。
活動は月2回。軽スポーツやお茶会などを楽しんでいるほか、ぞうきんを縫って寄贈するボランティアにも取り組み、7月には北見マリア幼稚園に初めて寄贈した。「派遣先以外に足を運ぶことで、シルバー人材センターを通じて女性も地域で輝いていることを知ってもらえれば」と願う。
女性は知人に誘われて8年前に入会。途中、夫の体調不良で休会したものの5年ほど前から活動を再開。「家の状況に応じて働けますし、1人でぼーっと過ごすよりも人と会うことでいきいき過ごせます」と語る。椿の会をはじめ、マージャンや釣りなど仲間と楽しむたくさんの互助会サークルがあり「会員同士の仲がいいことも魅力ですよ」と話している。
同会はシルバー人材センター事務局(サンライフ北見)で家庭で不要になったタオル類の寄贈を受け付けており「今後の活動に弾みを付けてくだされば」と呼びかけている。 (理)