この実 なんの実 草木の実
この実 なんの実 草木の実
2020/10/12掲載(北見市/話題)
秋の気配増す仁頃山を歩く
それぞれ個性的…気分は宝探し
ユキザサ
木の葉の色づきが増し、野山は彩り豊かな季節を迎えています。秋の気配が増してきた北見の仁頃山(標高829㍍)を歩いてみました。
9月下旬、仁頃山で最もポピュラーな登山道の管理車道は、夏の花も終わりに近づき、草木の実が主役を迎えていました。
管理車道を登り始めてすぐに「ユキザサ」、そこから少し登った半合目には「オオツリバナ」が、それぞれ赤々とした実を付け、ぐっと秋を身近に感じさせてくれます。急斜面に体を慣らしながら歩き、三合目まで行くと「フッキソウ」を見つけました。白いまん丸の実は、その見た目から「森の真珠」と呼ばれています。青黒く熟した「オオアマドコロ」の実も弓なりにしなった茎の下から顔を出しています。
六合目を過ぎると赤く色づくヤナギランや、まだ青々としたドングリに目を奪われます。頂上が近づくとアキノキリンソウやヤマハハコなど晩夏から初秋にかけて見ごろを迎えていた花が名残惜しそうに咲いていました。
個性的な輝きを放つ草木の実を探しながらの山歩きは宝探しのような気分です。山頂の気温は10度以下になるので、ウインドブレーカーなどを持参し、秋を楽しんでみては-。 (理)
オオツリバナ
フッキソウ
オオアマドコロ
ヤナギラン
ドングリ
ヤマハハコ
頂上からの眺望