人が暮らす〝今〟と〝未来〟を探そう!!

北見市・網走市・美幌町・大空町・津別町・置戸町・訓子府町の2市5町に約85,000部を所定エリア全域配布

【オホーツクの情報源/伝書鳩WEB】

北見市で発行される日刊フリーペーパー 情報誌 チラシのポスティング 広告 所定域の全戸配布・部分配布 WEBコンテンツ オホーツク特選街・サイト制作
サイト内メニュー
会社案内メニュー

減災へ屋外実験本格化

tweet
2020/10/26掲載(北見市/社会)

北見工大・地域と歩む防災研究セン

 設立2年目の北見工業大学「地域と歩む防災研究センター」が北見市若松の研究施設・オホーツク地域創生研究パークを活用した実験活動を本格化させている。堤防や橋脚の決壊を想定した大掛かりな屋外実験が可能となり、減災に結びつける狙い。今月8日、22日には関係機関に実験の様子を公開した。

堤防決壊、橋脚傾斜 大掛かりな装置で確認
河川氾濫のメカニズム リアルタイムでデータ化

 センターは昨年5月に設立。大学研究室での実験から一歩踏み出し、旧・北見競馬場跡地の同パークで実物大模型堤防を造成するなど、より実際に近い実験が可能となった。

 2016(平成28)年の常呂川氾濫などを踏まえ8日に行われた実験では、大量の河川水の浸透による堤防内の水圧上昇や、越水が決壊を助長するメカニズムを縮尺2分の1程度の人工造成堤防で確かめた(写真上)。

 16年の常呂川沿いでは氾濫の前に堤防の外側の畑で地中の砂が湧き出る噴砂(ふんさ)が発生した。研究代表で地盤防災工学が専門の同大学・川尻峻三准教授は「氾濫につながる噴砂の状況をリアルタイムでデータ化できた」と成果を語る一方、「実際の災害ではもっと大きな力が働いていたと思われる」とより実際に近い場面を含めた研究の継続を話した。

 一方、22日には河川増水により川底の地盤が流されて橋脚基盤が傾く災害のモニタリングシステム検証実験を実施(写真下)。メカニズムを高速大容量でデータ伝送する一連の流れを確認した。 (寒)