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コロナ禍の網走㊦

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2021/05/14掲載(網走市/社会)

クラスターと学校閉鎖

 網走市内の飲食店でクラスター(集団感染)が発生したことが公表された4月23日の夜、オホーツク総合振興局の橋本智史局長と網走市の水谷洋一市長は、市内の居酒屋やスナックなど6店を訪問し「感染拡大を抑止するために協力して下さい」と呼びかけた。コロナ禍においての“ツートップ”による異例の夜回りに対して、市民からは多数の疑問が本紙に寄せられた。調べてみた。

振興局長と市長が夜回り
市の幹部職員が知らず
調べてみました

■「6店」の根拠

 橋本局長と水谷市長による夜回りは、4月23日午後8時から行われた。その試みは、ネットニュースや新聞などで報じられた。

 本紙に寄せられた市民からの疑問の声を集約すると、 (1)なぜ、6店しか巡回しないのか? (2)「6店」の選定法 (3)「夜回り」の主催者-となる。

 まず、 (1)について。「6店」にした根拠を調べてみた。

 同振興局と網走市役所の関係者を取材したが、明確な答えは得られなかった。その理由は、夜回りに向けた事前準備はほとんどされていなかったことがわかったからだ。

 疑問 (2)について。同振興局を取材すると「網走市役所や網走商工会議所などとの打ち合わせを経て決めたようです」(担当職員)との返答だった。

■振興局の発案

 飲食店の夜回りについての構想は、同振興局には以前からあったようだ。担当職員には「道内で感染者が増加傾向にある中『大型連休前には何かしないと』という声が局内で上がっていた」と振り返る。

 こうした取材を重ねた結果、市民からの疑問 (3)に対する答えは「オホーツク総合振興局」となる。

■誰も知らない

 本紙の取材では、市役所幹部職員のほとんどが、水谷市長が夜回りに参加することを直前まで把握していなかった。本紙は夜回り情報を事前にキャッチしていたため、23日の記者会見(水谷市長は出席せず)で質問をしたところ、幹部職員は「詳しくはわからない」と答えた。

 市のある職員は4月23日の夜回りについて、「幹部職員のほとんどが直前まで知らなかったようです」と教えてくれた。

 こうした証言からは、網走初のクラスター発生を公表した夜の市長の行動予定を、幹部職員のほとんどが共有できていなかったという実態が浮かび上がる。

 クラスター発生という、網走においては未曾有の事態が進行している中、オホーツク振興局長と網走市長というツートップを頂点とした行政組織は“夜回り”以外の対応策をどのように練っていたのだろうか?

 市職員は「クラスター発生後、水谷市長は緊急部長会議で午後7時から翌日午前1時過ぎまで陣頭指揮を執ったこともありました。道の対応にいらだつ場面もあり、かなり疲れたはずです」などと話していた。  (大)