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オホーツク流氷館リニューアル

2022-01-14 掲載

(網走市/社会)

9千万円は市債…

 網走市は今年11月にも、天都山展望台・オホーツク流氷館の展示物改修に着工する方針を固めた。先日の網走市議会で関連事業費の補正予算が可決されたことを受け、準備を本格化。本来、改修費の財源は「観光事業基金」を活用するはずだったが、基金残高が減ったことから、総事業費1億2千万円のうちの9千万円は市債(借金)を充てる。        (大)

網走市、今年11月の着工を決断

オホーツク流氷館
オホーツク流氷館

 市の計画では、今年12月には館内での改修作業を終え、2023年2月にリニューアルオープンする。先日の網走市議会では、展示物改修にかかる設計費700万円の補正予算案が可決された。

 同館の改修は、現在の施設が完成する前からの既定方針。市は昨春に改修計画を策定し、水中カメラマンが撮影したリアル映像を展示室で観覧できるようにするなどし、施設の新たな魅力を創出する。

 市は、現在の同館(平成27年完成)に建て替える際に策定した「建て替え基本構想」で、概ね5年ごとにリニューアルをし入館者アップにつなげるとした。リニューアルの財源は同館の収益を積み立てる「観光事業基金」とし、当時の網走市議会では議論に時間を費やした経緯がある。

 今回のリニューアル総事業費1億2千万円のうち、同基金からは3千万円、残る9千万円は市債(※)を充てる。借金した9千万円の返済期間は2027年度までの5年間で、毎年約1800万円を返済する計画だ。

 同館の収支計画では、リニューアル後の23年度から黒字化する。市はリニューアル効果によって23年度の入館者を18万人と見込んでおり、コロナ感染が流行する直前の2019年度の入館者(16万人)と比べ2割増えるとし、約2900万円の黒字になると予想している。

 同館の損益分岐点の一つに入館者数がある。市の示した収支計画を基にすると、年間入館者が13万4千人を下回ると赤字になる。加えて、空き状態が続く貸しスペース(レストラン)の入居者が決まらなければ、年間約200万円の賃貸料が入ってこないことになる。

 市観光課は「今後はデジタル技術を使ったプロモーションなどを通じて網走全体に人を取り組む試みを継続して進めたい」としている。

※市債=多額の費用が必要なもののために、市が政府や地方公共団体金融機構、銀行などから調達する長期的な借入金

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