最深積雪171㌢は今も塗り替えられず
例年1月中旬の北見の最深積雪は、気象庁のアメダスデータによると38~40㌢が平年値。2004年1月13日は前の日から7㌢減って63㌢だったと記されている。その日の深夜から天候が一変する。
日本海西部で発生した低気圧が発達しながら北東に進んできた。一方、本州南岸のもう一つの低気圧が発達しながら三陸沖を北上し、14日朝には根室市の東の海上で中心気圧964ヘクトパスカルと猛烈に発達した。
当初は季節外れの雨模様だった。
1月14日の北見の最低気温はマイナス3・7度(平年マイナス14・4度)で最高気温はプラス0・4度(同マイナス2・9度)。この時期としては極めて暖かく、雨からみぞれへと変化した。圧雪面だった道路は雪が解け、深さ20~30㌢のザクザク面となって車のハンドル操作は困難を極めた。駐車場の車に積もった雪を払っても払っても、最初のところがまた数㌢積もるという繰り返しだった。<つづく>