北見市東陵公園陸上競技場で…

2025-05-07 掲載

(北見市/スポーツ)

5年に1回 公認検定
改修終え、選手達のびのび

 5年に1回の公認検定に向け改修を終えた、北見市東陵公園陸上競技場で4月27日、今季初戦となるオホーツク陸協の記録会(第1戦)が行われた。日本陸上競技連盟競技規則などにそい、今回はレーン幅やスターターのピストル音、写真判定システムなどが変更・整備された。記録会には管内の小学生から一般まで多数が参加し、改修された会場でのびのびと練習成果を試した。

今季初戦で力発揮

 トラック走路のレーン幅が従来の1㍍25㌢から今回1㍍22㌢へと3㌢狭くなった。これまで1~8レーンを仕切っていた白線をはがし、それぞれ内側へとずらして引き直した。

 その結果、最も外側の8レーンは24㌢内側にずれ、従来の白線跡はほぼ分からなくなった。200㍍走以上の種目のスタート位置がそれぞれ後方に下げられている。また、100㍍走のスタート地点の表層の傷みを張り直した。

 一方、スターターのピストル音はこれまでの紙雷管による火薬破裂音から、全国大会などと同じ電子音に変更。そのほか、ゴール線上の写真判定映像が大会本部の記録係と連動し、すぐに正確な情報として判明するようになった。

 スタート音の変化についてトラック種目に出場した選手は「音を気にすることなく反応した」「少しこもったように聞こえた」とそれぞれ感想を話した。

 男子400㍍ハードルに出場した網走南ケ丘高校3年生徒は57秒69の自己ベストをマーク。「レーン幅は網走の競技場がすでにそうなっているので気にならなかった。走りやすかった。55秒台をめざしたい」と意欲を語った。

 検定に向けては、用器具係などを担当する技術員達が5年の間に改修・整備し、公認に向けて準備してきた。「練習を頑張っている子ども達が多いので、なんとか良い結果に結びつけば」と縁の下の作業に骨を折ってきた。

 トラックとフィールドの34種目に約800人が参加し、盛り上がった。今季、地方大会のほか7月にホクレンディスタンスチャレンジ北見大会、8月に北海道ジュニア陸上大会などが行われる。 (寒)

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