車に乗ったまま花見を楽しむことができる、北見市若松の「フラワーパラダイス」が31日(土)午後4時から車両通行止めとなる。10月20日までの開園期間に変更はなく、6月以降は歩行者のみ入園できる。市は施設入口に看板を設置し、利用者に周知を図っている。

　北見フラワーパラダイスは約28㌶の広大な敷地に、四季折々の景色を生み出す約3万本の花木や野草が植えられている。

　車両通行止めは財政健全化計画の一環。これまで北見造園緑化事業協同組合が指定管理者を務めてきたが、今年度から業務委託での管理に変更。車両での入園可能期間を4月29日～5月31日と短くすることで草刈りなどの管理経費の削減を図る。

市の財政健全化の一環で
臨時の立ち入り期間はなし

　6月から7月にかけて、頂上へと向かう途中や展望台付近に集中的に植栽されているボタンやバラが開花シーズンを迎えるが、市公園緑地課は「臨時の車両立ち入り期間を設ける予定はない」という。一部の市民からは「歩いて見に行くのは坂道が急で難しい」と残念がる声も聞かれる。　(理)