北見市が、市若松の若松保育所を今年度いっぱいで閉所する方針であることが明らかになった。市保育施設課によると現在、閉所について地域と協議を進めているという。
同保育所は1964(昭和39)年、市立若松季節保育所として認可を受け、若松婦人会の運営により開所。83年、市がへき地保育所に指定し、現在は地域の運営委員会が指定管理者として運営している。
月に一度の高齢者との交流会やきたみツーデーマーチへの参加、相撲大会など特色のある活動を実践。開所から60年余りが経過し、これまでの卒園生は約240人に上る。現在の園児数は9人で、近年はほぼ横ばいで推移しているという。
同課によると、施設の老朽化に加え、今後は園児数の確保が困難になるとみられることなどから、閉所の方針を固めた。
閉所が決まった場合、同園や保護者らは来年3月に閉所式や卒園生の保護者を対象にしたお別れの会、園開放を行う予定。
園開放は保育所(0157-23-1912)へ。 (柏)