今年1月に埼玉県八潮市で発生した下水道管の破損による道路陥没事故を受け、国土交通省は全国の自治体に下水道管の特別重点調査を要請した。北見市は今夏から、対象となる下水道管の調査を実施する。
調査対象は管径が2㍍以上で1994年度以前に設置された管路。このうち「八潮市の道路陥没現場と類似の構造・地盤条件の個所」「管路の腐食しやすい個所」など4項目のいずれかに該当する個所は優先的に調査することとされている。
市内の調査対象はいずれも北見自治区内で、雨水管16・93㌔、合流管1・50㌔の計18・43㌔。このうち優先的に調査するのは「管路の腐食しやすい個所」に該当する雨水管0・51㌔と合流管0・43㌔の計0・94㌔。
調査の結果、緊急度が高い管と判定された場合、応急処置や速やかな対策が求められる場合がある。
市は優先個所の調査結果を8月をめどに国へ報告。それ以外は来年2月に報告を予定している。 (柏)