2作目の絵本「ねりものハウス」発売

2025-06-03 掲載

(北見市/文化)

「食」に興味持ってもらえたら
美幌出身の絵本作家・山崎 由貴さん

小さな子でも楽しめる構成に
開くと気持ちが充電できる1冊になれば

 美幌町出身の絵本作家、山崎由貴さん=東京都在住=の2作目となる絵本「ねりものハウス」が株式会社スールから発売された。かまぼこやはんぺんなどの「ねりもの」達が暮らす家に、新しい仲間がやってくる特別な日を描いた物語。個性豊かなキャラクター達の姿を通し「新しい出会いの喜びや迎え入れる楽しさを感じてもらいたい」と作品に込めた思いを語る。

 山崎さんは、北見北斗高、武蔵野美術大学を卒業。2023年に「おすしアイドル」で第12回MOE創作絵本グランプリを受賞し、翌年、同作で絵本作家としてデビューした。

 今作は「小さな子でも楽しめるよう、体で感じる面白さや心地良さを意識しました」。キャラクターのポーズをまねして遊べるよう、シンプルなページ構成を心掛け、前作同様、食材の持つ特有の質感にこだわりながら個性的なキャラクター達を躍動的に描いている。

 山崎さんは作品を通じ「生きる上で大切な『食』に興味を持ってもらえたら嬉しい。疲れた時にページを開くと気持ちの充電ができる―そんな1冊になれば」と話している。 (理)

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