生活協同組合コープさっぽろが主催する「平和スタディツアー」のメンバーに、北見藤高校3年生の石田馳和(たお)さんが選ばれた。8月4~7日の日程で、被爆地広島を訪問し、平和記念式典参列や、被爆者講話に参加し、直接被爆者の話を聞く予定。
同組合は再び悲劇が繰り返されないことを願い、道内在住の中学生と高校生を被爆地へ派遣している。毎年15人ほどが参加し、核兵器被害の実態を直接感じるとともに平和の思いを次の世代へと繋いでいる。
コープさっぽろ北見地区の川村雪枝委員長ら3人は5月28日、同校を訪れ、石田さんと顔合わせを行った。
石田さんは、将来医療関係の仕事を目指していることもあり、ツアーへの参加を希望。「広島や長崎に、被爆された方がいることを、決して忘れてはいけない。何があったのか、実際この目で確かめたい」と語った。
同校は7年前に男女共学になって以来、今回初めて男子生徒が選ばれた。
川村委員長は「ほかの地域の学生たちとも、積極的に交流していただきたい」と話した。 (知)