財政健全化を進める辻直孝北見市長は16日、北見商工会議所の舛川誠会頭に企業版ふるさと納税及びふるさと納税についての連携、協力を要請した。
同会議所は4月、「北見市財政健全化計画及び北見市の総合的経済活性化に関わる要望書」を提出。それを踏まえてこの日、辻市長と舛川会頭の懇談会が開かれた。
辻市長は「近年の物価高騰やエネルギー価格の上昇などの影響で、市の歳入に期待が持てず、今後は財政の収支が大幅に悪化する見通し。企業版ふるさと納税やふるさと納税による寄付増額を目指し、積極的に取り組んでいる。商工会議所会員を通じて、市外企業などへの紹介やPR、返礼品のご提供など連携、協力をお願いしたい」と求めた。
これを受け、舛川会頭は「できる限り協力していきたい」と前向きな姿勢を示し「経営の基本は削減できるものは削減し、それと同時に売り上げをアップさせること。そういった経験の部分でもお役に立てることがあると思います」と話した。
7月には商工会議所の全道大会があり、42商工会議所から450人ほどが参加する見込み。舛川会頭は、同大会で市のふるさと納税についての紹介とPRを約束した。 (知)