北見工業高校建設科土木コースの3年生14人は13日、大正小学校の5、6年生を対象に測量などを指導する出前授業を行った。
授業で学んだ知識や技術を生かす場を設けるとともに、小学生に建設業の魅力を伝え、将来の担い手づくりにつなげることを目的に行われた。
この日は時折太陽が照り付け、気温も上昇。高校生代表のあいさつで生徒は「気分が悪くなったらすぐに言って下さい。安全第一で楽しみましょう」と呼びかけた。
班ごとに分かれ、測量機器を使用し、グラウンドの測量などを実施。高校生が小学生に積極的に話しかけ、終始和やかな雰囲気で行われた。
続いて駐車場へ移動し、駐車場の白線引きを行った。ガムテープで型取られた駐車区画線を、刷毛やローラーで塗った。最後にガムテープをはがすと、きれいな直線が現れ大きな歓声が上がった。
同小学校児童会長は「仲間と協力しあって、より仲が深まりました」と体験を振り返った。
高校生代表は「教える機会が今までなかったので、伝える難しさを感じました。機器を触って少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです」と話した。 (知)