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伝書鳩アーカイブズ 日刊情報フリーペーパー「経済の伝書鳩」の掲載記事を、様々なテーマでピックアップ!オホーツク地方の魅力がつまった話題、季節感あふれる風物詩などをまとめてご紹介します!

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※各テーマの記事は最新のニュースから順に掲載しています。

 

テーマ:連載 環境を考える

連載 環境を考える

2017-12-27/北見市

保全・改善への取り組み紹介

北見市環境課は特定外来生物に指定されているオオハンゴンソウやハナガサギクの抜き取り実績(29年分)をまとめた。今夏に市民通報が相次ぎ、北見と常呂自治区で抜き取られた数は2万本余りに達した。30年度はさらに市民への啓発を強め「芽のうちに摘む」対策に力を入れる考え。

北見市の特定外来生物抜き取り実績
オオハンゴンソウなど2万本余り
今夏に市民からの通報相次ぎ
啓発強め、群落拡大前の駆除目指す
上仁頃で見つかったオオハンゴンソウ群落

上仁頃で見つかったオオハンゴンソウ群落

特定外来生物は人の移動や物流の発展とともに海外から持ち込まれた生物。指定植物は北米原産のオオハンゴンソウ、その仲間のハナガサギクなど。

 北見自治区における市民通報は8月と9月に集中し、7件あった。通報によって市昭和の道道北見常呂線沿いにハナガサギク約400本の自生が確認され、抜き取りが行われた。また、オオハンゴンソウの群落が上仁頃で見つかった。群落は5千株にも及び、市道路管理課が330キロ余りを刈り取り焼却処分した。このほか、開成や北上でも同様の通報があり、地権者への抜き取り要請を行っている。

 また、常呂自治区はワッカ原生花園を有しているため、8年前から市職員がパトロールを行い、抜き取りと刈り取りを行っている。今年は豊川、富丘の2地区で自生を確認、約500キロを破砕後に埋め立て処分した。

 外来植物が侵入する要因は、車のタイヤに付着した種が移動先の道路沿いで発芽したり、河の流れなどによって運ばれるケースがあり、これまでになかった地域で見つかるケースがほとんど。

 環境課は「北見自治区は面積が広く市民通報に頼らざるを得ない。市民の協力を得られるよう、今後も市民啓発に力を入れ、群落が小さいうちに駆除につなげたい」と話している。(澄)

市内で初めて確認されたハナガサギク

市内で初めて確認されたハナガサギク

連載 環境を考える

2017-12-07/北見市

保全・改善への取り組み紹介

桜の老木などの伐木を進めている北見市の桜再生事業が山場を越えた。常川の桜の名所、金刀比羅さくら公園は12月時点で伐採目標の53%に達し、小町川桜並木は70%と、事業完了まであと数年のところまで来ている。5、6年後には桜の名所の復活が期待されている。

北見市の桜再生事業
金刀比羅さくら公園と小町川桜並木
老木などの伐採作業山場越える
5、6年後の名所復活に期待
4日に行われたさくら公園の伐採作業

4日に行われたさくら公園の伐採作業

公園の桜は開拓当時の植栽から100年余りが経過、10数年前から老木化によって花の勢いが低下、さらに植樹した幼木も十分な光が当たらず立ち枯れする木が続出していた。

 公園の再生事業は4年前の25年夏から始まった。当時、地域住民と市公園緑地課が神社参道を除いた公園内の樹木の健康度調査で伐採する老木・雑木を選定、伐採対象の桜は幹が腐れ立ち枯れした木や成長が遅れている幼木など212本とし雑木は28本。今年は22本の桜と雑木1本を伐採、全体の半数に当たる127本に達し樹間を広げる工程が進められている。

 一方の小町川の桜並木は国道39号から西6号の河川敷地2.8キロ区間で、昭和58年から市民団体や企業などが桜の植樹は始め、ピーク時は500本ほどの桜並木となり、街中の桜の名所として親しまれている。

 しかし、10数年ほど前から病害が広がり、倒木や枯れ木が目立ち始め、市が27年に桜並木の再生に着手。花が咲かなくなった「不良木」は全体の6割を占め、これまでに枯損木など108本を伐採し、伐採予定は残り48本となった。

 再生事業は伐採などの工程を経て幼木の植樹による桜の若返りを目指している。同課は「さくら公園は込んでいた樹間が広がり、自然環境のバランスがよくなっている。小町川も枯損木が減り、伐採もあと2年程度で終わるので、その後に一部枯枝の剪定や幼木の植樹を行い景観回復が図られるのでは」と話している。   (澄)

連載 環境を考える

2017-12-02/北見市

保全・改善への取り組み紹介

平成18年に廃線となったふるさと銀河線。北見市内の鉄道跡地の土壌や砂利(バラスト)から環境基準を超える重金属が見つかっていたことが分かった。市はそのバラストを「安全」として4年前に端野小学校の建設地盤として埋めた。その後も線路上に残されたバラストは11年間「安全」が確認されないまま、市の公共工事に使われている。

旧ふるさと銀河線バラストの再利用問題
安全未確認のまま公共工事に使用
法令には抵触せず…端野小の地盤などに
「安全」未確認のまま、銀河線跡地に堆積されているバラスト

「安全」未確認のまま、銀河線跡地に堆積されているバラスト

22年に行った廃線跡地の土壌調査(ハッカ記念館~無加川橋梁1.3キロ区間)でバラストから環境基準を超える重金属の「ヒ素」が検出された。バラストの調査はハッカ記念館1カ所と旧検修庫1カ所、軌道部4カ所の計6カ所で、そのうち4カ所から基準の最大2.2倍のヒ素が検出された。ハッカ記念館の土壌からは基準を超える鉛も検出された。

 鉄道施設跡地の土壌汚染問題は全国的で、過去には枕木の防腐剤からの硫酸銅のしみ出し、車両塗装やバッテリーに含まれる鉛による土壌汚染が指摘されている。10年前には岩見沢駅のJR用地から基準の最大11倍を超える鉛が検出されている。

 鉛が検出されたハッカ記念館は25年の駐車場整備に伴い、法令に従いアスファルトなどで有害な土を固定化した上で年1回の水質検査を行い「安全」確認を継続している。

 一方の銀河線軌道のバラストは基準を超える「ヒ素」が混在したまま、土も含め約1万4千立方メートルが25年に端野小の建設工事に使われた。

 跡地を管理する市地域振興課はバラストを「安全」とする根拠について「砂利は砕かなければ、重金属は周辺土壌や地下水を汚染しない」。また、土壌汚染対策法を所管する道によると「汚染された砕石は、土壌汚染対策法の枠外で特段、再利用に規制はない」としている。

 11月から無加川橋梁の撤去工事に伴い、市都市建設部は河川内でのバラストの再利用について「河川への影響懸念がゼロでない以上、別の用途を検討する」とし、市民の「安心」を優先した。

 バラストのヒ素混入の原因について産業活動に伴うものか、自然由来のものかは判定されていない。だが、有害物質を含むバラストを持ち込まれた端野小の周辺住民や小学校に通う児童の父母に、この事実は知らされていない。   (澄)

連載 環境を考える

2017-12-01/北見市

保全・改善への取り組み紹介

常呂川の災害復旧事業が行われる中、網走開建北見河川事務所は今秋、常呂川にそ上したサケの産卵床の保全を始めた。工事現場付近で産卵床調査を行い、サケの卵の保護など、工事の影響を最小限にとどめる取り組みを続けている。

土のう残しサケの産卵床保全
北見河川事務所が常呂川で調査実施
災害復旧事業の影響軽減目指す
工事終了後も産卵床保護のため置いたままとなった大型土のう(訓子府町日の出)

工事終了後も産卵床保護のため置いたままとなった大型土のう(訓子府町日の出)

29年度の常呂川の復旧工事個所は、河岸流出や河川施設損壊など大きな被害を受けた24カ所で、調査は9月5日からこれまでにそのすべての現場で行った。

 工事は大半が北見市端野と常呂に集中しているが、産卵床が過去に確認されている北見自治区と訓子府町内の2カ所で確認された。

 調査は事務所職員らが工事現場付近の流れの緩い浅瀬を歩き、すり鉢状になった川底やピンク色のサケの卵を確認する方法で行った。

 これまでに産卵床が見つかったのは、北見市北上の開成橋下流の左岸と訓子府町内の日の出大橋下流で、ともに工事現場付近。

 複数の産卵床が見つかった北上では産卵床が現場から100メートル以上も離れているため「影響はほぼみられない」(同事務所)として、そのまま保全。

 一方の日の出橋下流では、川の流れを右岸側に寄せる目的で設置された大型土のうによってできた浅瀬で見つかった。「工事はほぼ終了しましたが、土のうを撤去すると、流れが戻り産卵床に影響が出るため土のうを一定期間、そのままの状態にし、ふ化を促進させたい」(同事務所)としている。

 同事務所は「サケのそ上はこれからも続くので年内も産卵床の発見に努め、工事の影響を抑えたい」と話している。 (澄)

常呂川でのサケの自然産卵風景

常呂川でのサケの自然産卵風景

連載 環境を考える

2017-11-30/北見市

保全・改善への取り組み紹介

北見市内にある旧ふるさと銀河線無加川橋梁の撤去工事が始まった。市土木課は橋梁上の路盤材の砂利(バラスト)を川の中で再利用する計画だったが、本紙の「有害物質を含む可能性があり川を汚染する」との指摘を受け、22日に計画を変更した。同課は「河川への影響懸念がゼロでない以上、別の再利用を検討する」としている。

旧ふるさと銀河線無加川橋梁
バラストの再利用計画
安全未確認のままの再利用中止
他の廃線跡地ではヒ素検出
「安全」が確認されていない無加川橋梁のバラスト

「安全」が確認されていない無加川橋梁のバラスト

問題の鉄橋は、西1号線の常盤橋下流に架かる無加川橋梁で昭和52年の建設。平成18年の廃線当時から国は使わなくなった鉄橋の速やかな撤去を求めていたが、市は12年も先送り、やっと撤去に着手した。

 橋長は158.8メートル。撤去スケジュールは29年度に橋げたなどの上部の解体と5基ある橋脚の1基を撤去する。30年度に残りの橋脚と橋台分部を取り除く予定。

 当初の計画では橋げた上にあった砂利を、川の中に据えられた橋台の撤去後に、空いたスペースの充填材として再利用する計画だった。

 200立方メートルに及ぶ砂利は現在、橋梁北側の廃線跡地に山積みされたままになっている。

 市地域振興課によると、22年に行われた廃線跡地の土壌調査(ハッカ記念館~無加川橋梁1.3キロ区間)のバラストに環境基準を超えるヒ素が検出されている。今回、無加川河川内に再利用する計画だった橋梁上のバラストの調査は行われておらず、河川内での使用について「安全」は確認されていない。 (澄)

連載 環境を考える

2017-11-10/北見市

保全・改善への取り組み紹介

北見市の常盤公園の池の悪臭対策として市公園緑地課は11月中旬にも新しい水源井戸の掘削工事に着手する。悪臭の要因は流入水量の半減とされ、井戸の掘削によって水量が2倍となり水質改善が期待されている。

北見の常盤公園 池の悪臭対策
新井戸掘削で水質改善目指す
11月中旬にも着手、流入水量倍増へ
老朽化し水量が半減している現在の井戸

老朽化し水量が半減している現在の井戸

池は改修工事から25年が経ち、地下水をくみ上げるポンプなど井戸全体の老朽化で水量は毎分186リットルと半減している。その影響で池の水底がヘドロ状態となり水温が上昇する夏場に腐敗したアンモニアなどのガスが広がり、住民が市に改善の要望を続けている。

 これまでの対策は水草の定植や井戸施設の分解掃除などを行ったが、大きな改善はみられていない。

 1年前の住民491世帯のアンケート調査によると、公園管理の満足度で6割が「満足」、3割が「不満」とされ、水質や臭いの改善などに対する意見があった。また、水鳥の飛来や景観の維持を求める声もあった。

 新しい井戸は深さ70メートルの水源まで掘削し、直径20センチの鋼管内部にポンプなどを取り付け、埋設する工事を行う。工期は30年1月末だが同課は「年内にも完成させ、新しい井戸による水量アップを図りたい。水質の改善には時間がかかるが、経過をみながら効果を検証したい」としている。   (澄)

連載 環境を考える

2017-11-01/置戸町

保全・改善への取り組み紹介

特定外来生物のウチダザリガニが置戸町常元の鹿ノ子ダム下の常呂川本流に進出している問題で国と道が連携した初の生息調査が10月に行われた。結果はダム下の5匹だけだったが、今後も調査を継続し常呂川下流部への拡散を監視する。

常呂川本流のウチダザリガニ生息調査
鹿ノ子ダム下で抱卵個体も確認
国と道が連携し初実施、監視を継続
調査で捕獲されたウチダザリガニ

調査で捕獲されたウチダザリガニ

調査を行ったのはダム管理の網走開建北見河川事務所鹿ノ子ダム管理支所と常呂川の河川管理を担う網走建設管理部北見出張所。

 これまでにダム下で捕獲されたザリガニは23年に8匹、28年に21匹で、ダム下での繁殖の可能性が高まり、両機関が生息範囲の特定を確認するため手法や時期について協議してきた。

 ダム下で行った国の調査は10月10~20日にかけ6~10個の捕獲かごを沈めた。結果は抱卵したメス2匹を含む5匹で体長9センチ前後。いずれも繁殖能力を持つ個体だった。

 一方、同出張所はダムから5キロほど下流の常盤橋付近に25~27日にかけ6カ所に捕獲かごを沈めたが、捕獲はゼロだった。

 両機関は「今回は捕獲数は少なかったが、抱卵個体もいて常呂川下流部への拡散を防ぐ上で油断はできない。今後も生息数の推移や生息域の調査を継続し、必要に応じて駆除圧をかけるなどの対策を進めたい」としている。  (澄)

ウチダザリガニが繁殖しているダム下の常呂川

ウチダザリガニが繁殖しているダム下の常呂川

連載 環境を考える

2017-09-15/北見市

保全・改善への取り組み紹介
常呂川河道掘削土の重金属検査結果
基準超えなし、安全性確認
一部フッ素検出も基準値以下
8月から進められている常呂川の河道掘削作業

8月から進められている常呂川の河道掘削作業

網走開建北見河川事務所は29、30年度に行う河道掘削土の重金属調査を終えた。昨年、北見市が災害で流出した北見市内の農地に検査を行わないまま入れ、その土から環境基準を超える「フッ素」が検出されたため、同事務所は「すべての掘削予定地の土から基準を超える重金属は見つからなかった」として掘削土の安全性を確認した。

 常呂川の河道掘削は昨夏の大雨災害を受け策定された「北海道緊急治水対策プロジェクト」に基づく緊急の対応で3カ年をかけて河道の拡張を行い、災害防止につなげる。28年度は常呂川の河道掘削で出た土砂1万8千立方メートル(ダンプ約3千台分)が北見市内の流出した被災農地で再利用された。

 29年度は市常呂町福山、日吉地区の農地のかさ上目的で再利用するなどの計画で約40万立方メートルの掘削を計画、土壌の安全性が確認されたとして掘削を始めている。

 調査区間は常呂町福山から端野町一区までの常呂川河川敷約15キロ区間で36のエリアに細分化し調査した。検査は河川敷の土を採取、水銀など重金属8項目の溶出量試験などを行った。結果は大半が検出限界数値にとどまり、一部フッ素が検出されたものの、基準値以下を示した。

 同事務所は「土の移動や再利用のために掘削予定地すべての調査を行い、土の安全性が確認できた。土を再利用する農家の人にも安心してもらいたい」と話している。  (澄)

連載 環境を考える

2017-08-25/北見市

保全・改善への取り組み紹介

特定外来生物に指定されているオオハンゴンソウ群落が北見市上仁頃で見つかった。群落は5千株にも及び、市道路管理課が22、23日に330キロ余りを刈り取り焼却処分した。近年、市内各地で特定外来植物の通報が増え、市は「芽のうちにつみたい」として駆除に本腰を入れている。

北見市が特定外来植物駆除に本腰
上仁頃でオオハンゴンソウの群落見つかる
5千株以上…刈り取り焼却処分
市民の通報も増「さらに情報提供を」
上仁頃で見つかったオオハンゴンソウの群落

上仁頃で見つかったオオハンゴンソウの群落

特定外来生物は人の移動や物流の発展とともに海外から持ち込まれた生物。指定植物のオオハンゴンソウは北米原産のキク科の多年生草本。観賞用として国内に入り北海道などで野生化。北見地方の開花期は8~9月で10月には種子をつける。

 市民通報のあった現場は市道昭和上仁頃間道路沿いを流れる上仁頃川周辺。約100平方メートルの群落を形成し、そこから林道づたいに約200メートルほどの区間に点在している。

 同課は8月に小石川上流域に自生していたオオハンゴンソウの仲間のハナガサギクの抜き取りを行うなど特定外来植物の駆除に本格的に乗り出している。

 今回はあまりにも数が多く、やむなく草刈り機での刈り取りとなったが、種の飛散や株の弱体化には効果があるとされている。

 市環境課も北見自治区の小河川での外来生物調査を始めており、「市民からの通報があれば、所管している部局と連携し駆除に力を入れたい」という。

 道路管理課は「市道や普通河川でのオオハンゴンソウの自生に目が届いていない場合もあり、これからも市民に通報を呼びかけ、群落が小さいうちに駆除につなげたい」と話している。     (澄)

特徴のあるオオハンゴンソウの花

特徴のあるオオハンゴンソウの花

連載 環境を考える

2017-08-17/北見市

保全・改善への取り組み紹介

北見市昭和の新昭和橋建設現場に特定外来植物オオハンゴンソウ(通称・ハナガサギク)と野生大麻が自生していることが10日に分かった。網走建設管理部北見出張所の工事担当者は、2種類とも「見るのが初めて」と不認識。土の移動や掘削工事に伴う、種の移動や繁殖に目を配らない怠慢は公共工事の大きな課題だ。

北見の新昭和橋建設現場
特定外来植物と大麻が自生
工事担当者「見るの初めて」
抜き取り完了も…適切な現場管理を
ハナガサギクを抜き取る市職員

ハナガサギクを抜き取る市職員

現場は小石川の上流に当たり、道道北見常呂線の市クリーンライフセンターから約800メートル南側にある道道下仁頃相内停車場線改修工事現場。

 自生していたハナガサギクは北米原産でオオハンゴンソウの仲間。キク科の多年生草本で高さは最大3メートルにまでなる。花は7、8月に咲き秋に大量の種子を結実させ、一度繁殖を放置すると、抜き取りなどの対応が難しくなる、やっかいな植物。

 この現場での繁殖は市環境課がこの春に報告を受けていたが、抜き取り対応や情報の共有も行っていなかった。

 現場には約400株が自生していたが、通報を受けた市職員の手で同日夕までに抜き取られた。現場周辺の道道北見常呂線でも確認され、種子が工事車両のタイヤハウスなどの泥と一緒に運び込まれた可能性が高い。

 一方、野生大麻は橋台下に入れられた土から発芽したとみられる。その土は数百メートル離れた切り土工事で出た土で地中に眠っていた大麻の種子が掘削・移動によって発芽したものとみられ、北見保健所が同日、179本を抜き取り処分した。

 橋が完成すれば、終わる公共工事。その後に現れる、環境に害を及ぼす植物対策はほとんど行われていない。同出張所は「外来種などの植物の繁殖を見つけられる職員研修が必要と思う。教訓にして適切な現場管理を行いたい」と話している。  (澄)

繁殖力が旺盛で1年で10倍以上に増えるハナガサギク

繁殖力が旺盛で1年で10倍以上に増えるハナガサギク

連載 環境を考える

2017-08-11/置戸町

保全・改善への取り組み紹介

特定外来生物のウチダザリガニが置戸町常元の鹿ノ子ダム下の常呂川本流に進出していることが分かった。国が5年に一度行う「河川水辺の国勢調査」で確認された。常呂川下流部や支流への拡散が懸念され、ダム管理の網走開建と河川管理の網走建設管理部がともに駆除に乗り出すことになった。

特定外来生物・ウチダザリガニ
鹿ノ子ダム下の常呂川本流に進出
5年毎の調査で確認、国と道が駆除へ
おけと湖で捕獲されたウチダザリガニ

おけと湖で捕獲されたウチダザリガニ

網走開建北見河川事務所鹿ノ子ダム管理支所によると、おけと湖内でウチダザリガニが確認されたのは、平成13年の網かご調査で当時、1179匹が捕獲・駆除された。その後、14、15年と駆除目的の捕獲調査が行われ、23年の調査で79匹、28年が143匹となった。増加した理由は網かごを増やし駆除を主な目的としたため、という。

 一方でダム下で捕獲されていなかったザリガニが、23年に8匹、28年に21匹が捕獲された。このことでダム下の常呂川で繁殖している可能性が高まり、10数キロ下流にある置戸町勝山の稲積川など二ホンザリガニが生息する支流への進出が懸念されている。

 鹿ノ子ダム管理支所は「湖内のウチダサリガ二は一定の低いレベルで生息しているが、他の生きものに目立った影響は出ていないようだ」としている。一方でダム下のザリガニについては「10月からダムの放水量が現在の3分の1程度まで減るため、そのタイミングで捕獲・駆除に取り組みたい」としている。

 同管理部北見出張所は「ダム下流部に当たる道の管理区間での調査ではウチダザリガニは確認されておらず、下流部への進出を食い止める上でも国と協議し現地での駆除対策を進めたい」とし、今秋にも網かごを使った駆除に乗り出す考えだ。(澄)