伝書鳩アーカイブズ

※各テーマの記事は最新のニュースから順に掲載しています。

テーマ:写真さんぽ

木の実パクッ

2024-03-01

話題

北見でヒヨドリ

写真さんぽ

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 北見市内の野付牛公園でのワンショット。ヒヨドリがピンセットのような細長いくちばしを器用に使い、赤い木の実をほお張った。

 ヒヨドリは雑食性だが、この時期は果実や木の実をよく食べる。ヒヨドリが丸のみした木の実の種子は、消化されずにフンとして別の場所に運ばれるため、ヒヨドリは「種子散布者」の役割が大きな鳥とされる。

 植物のほうもまた、木の実を赤など目立つ色にすることで種子散布者の注目を集めているともいわれる。

 鳥と植物との持ちつ持たれつの関係─。季節が進み、公園内に残る木の実は少ないが、そこへどんな鳥が訪れるのか、観察してみるのもおもしろい。(理)


春味わうシマエナガ

2024-02-29

話題

北見 イタヤカエデの樹液求め足しげく

写真さんぽ

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 寒さと暖かさが交互に繰り返されるこの時期、イタヤカエデから樹液が染み出し、さまざまな野鳥が姿を見せる。愛くるしい見た目で人気のシマエナガも春の味を求めて足しげく訪れる。

 晴れた日の正午ごろ、北見市緑のセンターの「樹木見本園」に足を運ぶと、鳥の声がにぎやかに響いていた。イタヤカエデの木にはアカゲラやヒヨドリ、ヤマガラなどが樹液目当てに次々とやってくる。

 普段は俊敏に動き回るシマエナガもこの時ばかりはしばらくその場にとどまり、仲間とともに小さな口ばしを木に押し付けて樹液をペロッ。「今年は春が早いね」。そんな声が聞こえてきそうだ。(理)


夫婦でまどろむフクロウ

2024-02-16

話題

北見の公園、仲睦まじく

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 北見市内の公園樹木で、つがいと思われる2羽のフクロウを見つけた。折れた幹のくぼみに体をすっぽりと預けてまどろみ、冬の静けさに溶け込むよう。

 体長50㌢ほど。平地から山地の森林に生息している留鳥で、冬は餌となるネズミなどを求めて人里近い場所にも来るが、夜行性のため、その姿を見る機会は少ない。

 フクロウの夫婦の絆は強く、一生におよぶといわれる。写真のフクロウも目を閉じて体を休めながらも、どことなく互いの存在を気にかけているような仲睦まじい空気感が漂う。忙しくなる子育ての季節を前に、のんびりと夫婦の時間を過ごしているのかもしれない。(理)


雪からひょっこり

2024-02-05

話題・本紙連載

端野でヤマゲラ

写真さんぽ

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 北見市端野の屯田の杜公園付近で、雪山からひょこっと顔を出す、キツツキの一種「ヤマゲラ」の姿をとらえた。

 1年を通して見ることができる留鳥。北海道の平地から低山の森林に生息しており、冬には市街地や人家の餌台にも姿を見せる。

 ヤマゲラは道路脇に積もった雪山に何度も顔をうずめていた。時折のぞくヤマゲラの顔はどこか楽し気で、雪遊びを無邪気に楽しむ子どものようだった。(理)


子ども達が育てた花々

2023-08-04

教育

北見高栄児童センター

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 子ども達が育てた色とりどりの花が並ぶ「フラワーガーデン」が、北見高栄児童センターに登場。約50個のプランターが道路沿いなどに並び、近所や通りすがりの人達を楽しませている。

 昨年市民からプランターの寄贈を受けたことをきっかけに、今年6月から子ども達が花を植え、水やりや草取りなどの世話をしてきた。

 サフィニア、マリーゴールド、ラベンダーなど、さまざまな花がきれいに咲きそろい、7月にはプランターの寄贈者を招待して「フラワーフェスティバル」も行った。

 「通りすがりの方に『きれいですね』と声をかけられることも多いんです」と同センター職員は笑顔。子ども達が心を込めて育てた花々は、周囲を明るく、優しい気持ちにさせている。(菊)

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ベニバナヤマシャクヤク…気品高く

2023-05-29

話題

オホーツク管内の山林

つぼみつける
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 紅花山芍薬(ベニバナヤマシャクヤク)が、オホーツク管内の山林でつぼみをつけている。気品を感じさせる鮮やかなピンク色が山の緑に映えている。

 ボタン科の多年草。高さは50㌢ほど。花は球形で、おしべとめしべがのぞく程度に開く。盗掘が相次ぎ、環境省レッドリストでは危急種になっている。美幌町では、自生地が町の文化財に指定され、博物館などが案内板と防護柵を設置して保全に努めている。(浩)


美幌駅のホームにアスパラぐんぐん

2023-05-23

話題

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 アスパラガスがJR美幌駅のホームに自生し、利用者らの目を楽しませている。

 アスパラは、北見方面に線路が続くホーム北西側の舗装されていない場所で成長。17日現在10本以上が自生している。高いものだと30㌢、太さも1㌢を超えているものもある。ホームを行き交う列車を見守るように日々伸びている。(浩)


堂々たる風格…冠雪の斜里岳

2023-01-04

本紙連載

美幌みどりの村から市街地越しに

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 美幌みどりの村から美幌の市街地越しに斜里岳が見える。山頂部が雪で白く染まる冬は、夏場以上に風格が増す。

 美幌の市街地からはなかなか見える場所がないが、みどりの村など少し高い場所に上がると、たちまちその存在を感じることができる。昨年は10月6日に初冠雪が観測され、現在は中腹から山頂部にかけてすっかり雪化粧した。

 標高1547㍍。周囲に東斜里岳(通称。標高1452㍍)、南斜里岳(同1442・2㍍)などいくつものピークを従える。夏季の登山道は2つで、冬季は根北峠から東斜里岳を越えるなどして登頂を目指すつわものもいる。  (浩)


カモが寄りそい羽づくろい

2022-10-17

話題

北見の野付牛公園で

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 日に日に紅葉が色づいていく北見市内の野付牛公園。池のほとりの草陰に目をやると、10羽ほどのカモが寄り添うように羽づくろいをしていた。

 調べてみると、カモなどの水鳥は油脂腺から分泌される脂をくちばしを使って羽に塗りつけることで、撥水性を保っているという。一見のんびりくつろいでいるような光景だが、カモにとっては大切な仕事のひとつのようだ。

 ふいに一羽のカラスが近づくと、カモ達は一斉に池へと避難。安全を確認すると、優雅に波紋を描いていた。         (柏)

QRコードを読み込むと動画が見られます(約30秒、25MB、10/19迄) == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
QRコードを読み込むと動画が見られます(約30秒、25MB、10/19迄)

ぴょこんと耳出たミニトマト

2022-09-02

話題

写真さんぽ

北見・丸茂 哲也さん宅で収穫
卯年生まれで「食べられません」

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 家庭菜園で「珍しい形のミニトマトがとれました」と北見市東相内町の丸茂哲也さん(83)から本紙職員を通じて実物が届きました。「ウサギのように見えて…」。まさにその通り、見た瞬間に笑顔になってしまいます。

 真っ赤な耳に、緑のヘタのリボン。ウサギのキャラクターは数多くありますが、このウサちゃんトマトも負けずかわいらしいです。

 丸茂さんの干支(えと)は「卯」。少し早く登場した、あわてんぼうの来年の主役のようで「これは食べられません」。  (寒)


巣立ち間もない若鳥がストレッチ

2022-07-14

話題

北見の南町地区河川敷グラウンドで

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 北見市内の南町地区河川敷グラウンドでニュウナイスズメと思われる、巣立ち間もない若鳥が片方の足と羽を広げて伸びをした瞬間をキャッチした。

 インコや文鳥などを飼っている人がネット上などで『スサー』と呼ぶポーズという。スズメやカモ、アオサギなど、身近な野鳥達も観察を続けると、羽を伸ばしてストレッチする場面に出くわす。

 最初は2羽のニュウナイスズメが仲良く並んでいたが、1羽がその場を離れると、写真の個体が「そろそろ私も行きますか」と言わんばかりに羽を伸ばした。体の使い方がぎこちない若鳥だからこそ、愛くるしい〝スサー〟に見えた。 (理)