オホーツク管内初のEV(電気自動車)トラック2台が、北見市内のヤマト運輸㈱北見東営業所に納車された。同社が全国的にEVトラックを導入する一環。主力となる2㌧サイズで、営業所に充電設備の準備が整ったことから納車になった。
常温・冷蔵・冷凍機能の3室を備え3温度帯に対応。温室効果ガスを排出せず、振動や騒音が少ない、環境に配慮したトラックで都市部や住宅街に考慮した構造になっている。
同営業所の関卓也所長は「環境に優しく、機能性・安全性に優れていて、都市部や住宅街での集配業務に適している。厳冬地域での初めての使用に期待が大きい」と語った。
ヤマトグループは、2030年温室効果ガス(GHG)自社排出量48%削減、2050年実質ゼロの実現に向け、小型トラックを中心にEVへの切り替えを進めている。
今年度末までに全国で約900台の三菱ふそうトラック・バス㈱製「新型eキャンター」を導入する予定。配送拠点の充電設備が整いしだい、随時全国に展開される見込み。(寒)