美幌町選挙管理委員会の選挙啓発講座が21日、美幌高校で開かれ、3年生約50人が模擬投票などを通じて選挙の仕組みや意義に理解を深めた。
若者の政治参加を促し、投票率向上を図る狙い。美幌高校では北海道選挙管理委員会が講座を開催したことはあるが、美幌町選挙管理委員会が開くのは今回が初めて。
講座では、美幌町選管職員が選挙人名簿など選挙の仕組みを説明。2023年の参議院選挙で、20代の投票率が60代の約半分にとどまった要因に「面倒」「投票の仕方が分からない」「関心がない」などの声が挙がったことを紹介し「未来のために一票を投じていただければ」と呼びかけた。
3年生はこの後、「元気党・峠野ひろし」「子ども党・屈斜路湖」など架空の立候補者4人の政策などが記された選挙公報をもとに、投票箱や記載台などが置かれた模擬投票所で受付から投票までを体験した。
投票を終えた生徒は「投票は簡単でした。実際に投票する機会はまだないが、選挙があれば投票に行きたいです」と話した。(浩)