北見工業大学地域循環共生研究推進センターとエア・ウォーター株式会社が25日、「住宅におけるカーボンリサイクル技術実証に関する協定」を締結した。
協定は、脱炭素社会実現のため新たな技術実証を推進し、住宅における地域共生カーボン技術を立証する狙い。
具体的には、大学が美幌町内に建設したカーボンニュートラルの実証実験住宅で、二酸化炭素回収装置や二酸化炭素やメタンを改質し、水素などを供給する装置などに同社が協力する。
25日は美幌町役場庁舎で締結式が行われ、大学の榮坂俊雄副学長が「両者がもつ技術を活用し、社会実装が加速されること、発展性のあるものになるよう期待したい」とあいさつ。大学の南尚嗣センター長、同社の末長純也執行役員が協定書を交わした。末長執行役員は「力を合わせて地域のためになる取り組みを進めたい」と意欲を述べた。(浩)