網走市の天文愛好家・桑野真行さんが、接近中のポン・ブルックス彗星を撮影した。「4月にはもう少し見えやすくなるでしょう」と観察を続けている。
1812年にポンが発見した彗星。1883年にブルックスが再発見し、同一の彗星であることが確認された。公転周期は約70年。
日没後の約1時間、西北西の地平線近くに見えて、明るさは4~5等級。「肉眼での観測は難しい」という。
桑野さんは自作の天体望遠鏡などにカメラをセッティングして撮影した。時計の1時方向に彗星の尾が伸びているのが分かる。4月中旬にかけて太陽や地球に近づくことから、もう少し明るくなると期待されている。(寒)