北見市内の香りゃんせ公園で、春告げ鳥とも呼ばれる「ヒバリ」のさえずりが、あちこちから聞こえてくる。
全長17㌢ほどで、北海道には夏鳥として飛来する。丈の低い草地を好み、河川敷などの開けた原っぱなどでよく見られる。
繁殖初期には鳴きながら空高く舞い上がる様子が知られているが、つがいで行動するペアも多くなるこの時期、草の上や地上で盛んに縄張りを宣言する雄のヒバリもよく見る。
鳴き方は個体差が大きく、1羽ごとに独自のパターンでさえずるそう。景色に少しずつ彩りが増える中、ヒバリは小さな体でほがらかな歌声を響かせ、春の到来を告げている。(理)