白の小花が対になって咲く春の山野草「ニリンソウ」(二輪草)が、北見市内のとん田公園でひっそりと咲き始め、日ごとに花数が増えている。
キンポウゲ科の多年草で高さ15~30㌢。平地や丘陵地の明るい林内に群生する。名前の通り、1本の茎から寄り添うように2輪の花を咲かせる。
公園内では勢いを増す草木の緑をバックに、ニリンソウの白い花が輝くように咲き、この時季らしい爽やかな光景を生み出している。公園内にある勤労青少年ホームを利用する人も「今年も咲き始めましたね」と足を止めて花を楽しみ、季節を感じていた。
見ごろは例年5月中旬ごろ。(理)