北見市内の仁頃山の奥新道へと続くふれあい橋の下で、餌を探す「カワガラス」と出会った。
1年中見ることができる、チョコレート色の野鳥。常に川沿いで生活していて、水中を泳いだり、歩きながら川底の石をひっくり返してカゲロウ類やカワゲラ類などの水生昆虫や稚魚などを捕る、独特の暮らしを送っている。
この日は付かず離れずの距離に2羽のカワガラスを見つけた。そのうちの1羽は水中で餌を探す前の準備体操とばかりに翼をパッと開き、闊歩するかのように水中を進み、時折頭を入れて獲物を探していた。
餌となる水生昆虫が羽化して飛び立つ前のこの時期がカワガラスの子育て最盛期。もしかしたらこの個体も親鳥だったのかもしれない。(理)