北見出身の俳人で、「道」俳句会初代主宰の北光星(きた・こうせい)さんの句碑を前にした吟行会がこのほど、北見市内の野付牛公園で行われた。「道」俳句会北見支部会員をはじめ、札幌から現主宰、副会長を迎え、17人が参加した。
北光星さんは「大工俳人」として数々の俳句を発表し、北海道文化奨励賞、道文化賞などを受賞。生まれ故郷の北見での句碑完成を楽しみにしていたが、除幕式の約3カ月前の2001年3月に79歳で亡くなった。
句碑前での吟行会は5年ぶり。会員らは句碑周辺を巡り、思い思いに俳句を詠んだ。
引き続き市内のホテルで行われた句会では会員が詠んだ「郷(さと)の地の青葉雫や光星碑」「夏草や句碑の筆勢ゆるびなし」などの句が発表され、現主宰が句の解説や吟行での物の見方、言葉の選び方などを話した。