北見緑陵高校2年生の4人が考案した「白花豆のモンブラン」が、第12回高校生チャレンジグルメコンテスト(実行委主催)で地域との連携が評価され「わがまち発信賞」を受賞した。白花豆について一から学び、手探りで挑戦したコンテストでの入賞に生徒達は喜びをかみしめている。
メンバーは選択科目「フードデザイン」を履修する4人。フードデザインの授業では、2026年3月末に閉校する留辺蘂高校の特色ある教育活動の一つ「家庭」分野の学習を引き継いでおり、コンテストへの参加もその一環。白花豆の消費拡大を目指す異業種団体「るべしべ白花豆くらぶ」から講師を招き、白花豆の栽培を行いながら地域の食材への理解を深めている。
コンテストは地元食材を生かして地域と協力しながらオリジナル商品を開発し、その成果を発表するもの。今年は全道19校36チームの応募があり、10月に札幌で開かれた本審査には11校11チームが出場、審査員の前で活動成果を報告した。
生徒達は、白花豆の優しい甘みときれいなベージュ色を生かし、モンブランの試作を開始。滑らかな舌触りになるよう白花豆のペーストを2回裏ごししたり、試作を繰り返して豆本来の甘さが感じられるよう砂糖の量を控えるなど工夫したという。
地元の人も白花豆知るきっかけになれば
リーダーは「時間をかけて準備した結果が出てうれしいです。地元の人にも白花豆について知ってもらうきっかけになれば」と話している。(理)