回復期リハビリ病棟を開設

2025-03-28 掲載

(北見市/社会)

端野のオホーツク海病院が4月から

慢性期病床の半数50床を回復期に転換
在宅、社会復帰に向け機能回復をトータルでサポート

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 北見市端野町二区のオホーツク海病院(杉浦有重院長)は4月1日から、急性期治療後に日常生活の自立をサポートする「回復期リハビリテーション病棟」を病院内に開設する。

 同病院は内科、リハビリテーション科、放射線科を標榜。特にリハビリテーション部門は作業療法士、理学療法士、言語聴覚士など46人ものリハビリ専門スタッフが在籍。各種リハビリ設備、サポート体制が充実しており、道内各地から毎年、研修を受け入れている。

 北網地域の医療機関には「高度急性期」と「急性期」が合わせて1608床あるのに対し、「回復期」は225床(2022年7月1日現在)と少なく、地域の課題となっていた。

 こうした実態の改善に向け、同病院は2年前にプロジェクトチームを結成。回復期リハビリ棟の開設に向け検討を重ねた後、ほぼ1年がかりで準備を進めてきた。

 同病院では「慢性期」の医療療養病床100床のうち半数の50床を「回復期」の病床に転換する。これに伴い、対象疾患や重症度により最長180日間の長期入院が可能になる。

 また、新たにスタッフ7人を増員し、風呂とトイレのトレーニングユニットなど新たな設備も導入した。虎谷弘文事務長は「在宅や社会復帰に向けた機能回復をトータルでサポートしていければ」と話し、退院後のリハビリ支援にも力を入れる考え。(柏)

新たに導入したトレーニングユニット(風呂) == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
新たに導入したトレーニングユニット(風呂)
トレーニングユニット(トイレ) == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
トレーニングユニット(トイレ)

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