
網走市内の公衆トイレの前で動けなくなった一羽の野鳥が発見された。現場に向かった記者は関係者に電話をし、どのように対応すればいいのかアドバイスを求めたのだった…。
動けなくなった野鳥はベニマシコ。記者が現場で見たときは、まばたきを時折するくらい。同じ場所にじっとしていた。
記者はその場から、日本野鳥の会関係者にスマホで野鳥の画像を送り、どのように対応すればいいのか指示を仰いだ。
関係者からは「まずは野鳥にはふれないで下さい」と言われた。次に「飛んでいる最中、壁などに頭をぶつけ脳振とうを起こしているかもしれません。時間が経つと意識がはっきりして飛び立つかもしれません」と教えてくれた。
この電話の数分後、ベニマシコはヨチヨチ歩き始めた。そして森の中に姿を消したのだった。 (大)