
美幌町出身の絵本作家でイラストレーターの山崎由貴さんが、北見の老舗菓子店「清月」の看板商品「赤いサイロ」に封入するしおりを手掛けた。
同社の創業90周年企画の一環で、山崎さんの活躍を新聞で知った渡辺主人社長が依頼。子ども達が菓子を食べながら楽しめ、食べた後も何か残るものを作ろうと、菓子と一緒に多くの人が手に取るしおりを制作した。
しおりは縦横7㌢の12面蛇腹折り仕立て。「おかしパレード」と名付け、赤いサイロを含む同社の看板菓子5種を擬人化し、立てて置くと菓子達がパレードをしているように見えるデザインにしたという。裏面には4コマ漫画風のイラストが描かれ、くすっと笑いを誘う。
山崎さんは「それぞれのお菓子の質感を意識して描きました。清月さんのお菓子をより好きになってもらえたらうれしい」。渡辺社長は「皆さんに親しみを持ってもらえるタッチの絵。今後、原画も皆さんに見てもらえる機会をつくりたい」と話している。
しおりは、赤いサイロ(5個入り、税込1050円)に封入されている。 (理)