美幌町豊岡の齋藤秀美さん(82)宅のフジの花が満開を迎えた。大きなトドマツに巻きついて、地上10㍍を超える高さに伸びている。孫の成長を祈って30年前に植えたといい、現在はひ孫の成長への思いも重ねている。
孫の竣哉さん(30)が誕生したのに合わせて植えた。3年前にはひ孫の朗奈ちゃん(3)が生まれ、齋藤さんは「フジのようにのびのびと育ってほしい」と願いを込める。
今年は気温が低い日が続いたせいか、例年より数日遅れで開花。つるがトドマツに巻きつきながら伸び、見上げるような高さに花が咲いている。
齋藤さんは近くの山から湧水を引いており、汲みに訪れる知人らにもフジの花は評判という。 (浩)