
子どもたちの夢の実現を後押しする、美幌町教育委員会の「びほろっ子夢へのチャレンジプロジェクト事業」の審査がこのほど行われ、チャレンジする3人が決まった。3人が目指すのはアーティスト、アルペンスキーヤー、宇宙飛行士。今後、合宿やワークショップなどでスキルや実力アップを図る。
町内の小中高生を対象に、夢の実現のための取り組みに対して最大30万円を支援する事業。2年目の25年度は8件の応募があった。一次審査で5人に絞られ、2次審査では5人がプレゼンテーションを行い、3人が選ばれた。
3人は「見る人の心を温めるアーティスト」を目指す三友美緒さん(美幌中1年)、アルペンスキー選手を目指す戸田健登くん(旭小6年)、宇宙飛行士を目指す渡辺瑛太くん(美幌中1年)。
プレゼン行い夢をアピール
町の支援受け合宿などに参加へ
プレゼンで三友さんは、東京都内の美術館などの見学やワークショップ体験を提案。「美幌町で展示会をし、たくさんの人に見てもらいたい。最高で最強の誰もがあこがれるアーティストになりたいです」とアピールした。
戸田くんは「アルペンスキーのワールドカップで世界一になりたい」と発表。ニュージーランドでのスキー合宿に参加し、スキー技術の向上はもちろん、英語の上達にも意欲をのぞかせた。
渡辺くんはこれまで20以上の博物館や科学館などを見学し、宇宙少年団でも活動していると自己紹介。「地球ではできない実験をしたい」「科学の進化に貢献したい」と、JAXAつくば宇宙センターなどの見学を希望した。
3人のうち戸田くんはすでに合宿に参加。渡辺くんは9月、三友さんは11月にそれぞれ出発する。 (浩)