自ら育てた稲の脱穀作業に挑戦

2025-11-11 掲載

(訓子府町/教育)

訓子府・居武士小の5、6年生

待ちわびた実りの秋〝農家の苦労〟も体験

脱穀作業を体験する児童 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
脱穀作業を体験する児童

 訓子府町立居武士小学校の5、6年生7人が6日、地域の米農家のサポートを受けながら自分達で育てた稲の穂先から籾(もみ)を分離する脱穀作業などを体験し、精米までの工程を見学しながら稲作について理解を深めた。

 同校では授業の一環で20年近く、米の栽培を行っている。今年は水田ではなく、学校の畑を使った陸稲(りくとう)栽培でのコメづくりに挑戦。町日出の米農家、島貫亨さんのアドバイスを受けながら5月30日に「ななつぼし」の種をまき、10月6日には鎌を使って収穫した。

 児童達は島貫さん方を訪れ、収穫した稲をモーター式の脱穀機にかけた後、籾とわらくずを手で選別していった。今ではコンバインで稲刈りと脱穀が同時に行えるとあり、昔は当たり前だった農家の苦労を体験した。

 脱穀後、島貫さんが籾すり機、唐箕(とうみ)、精米機にかける様子を紹介。玄米が見慣れた白い米になると児童達は「わぁ」と声をあげ、感動した様子だった。

後日、調理実習で試食「食べるのが楽しみ」

 6年生の日並柚羽さんは「玄米が緑色っぽくて不安になりましたが、精米すると白いお米になって、食べるのが楽しみになりました。自分達で育てたお米なのでおいしいと思います」と話していた。

 授業をサポートした島貫さんは「何気なく食べているものでも手間が掛かっていることを知り、食べ物のありがたみを実感してもらえたら」と話していた。

 精米した米は後日、調理実習を兼ねて試食するという。 (理)

玄米と白米の比較も == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
玄米と白米の比較も

キーワード

  • 脱穀作業

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー