
美幌町自治会連合会女性部会主催の「美幌町女性のつどい」が11月30日、町民会館で開かれた。テーマは「知っておきたい相続と遺言」。約70人が釧路地方法務局北見支局の職員から「自筆証書遺言」の手続きなどを学んだ。
北見支局の宮崎紀夫さん、森脇佑太さんが講師を務めた。宮崎さんらは、配偶者、子、父母など法定相続人の範囲や順位、相続割合などを解説。遺言を作るメリットとして①財産を渡したい人を決められる②遺産分割協議が不要になる③遺産を巡る争いを防止できる―などを挙げた。
遺言のうち、自分で書く「自筆証書遺言」について「付言事項」を書くこともできるとし「書くことで、温かみのある文章となって読む人に気持ちが伝わる」などと説明した。
また、自筆遺言証書は2020年から法務局で保管できるようになり①なくしたり、書き換えられることがない②法律で定める方式で作成されているか職員が確認する③亡くなった後、指定した人に遺言書が保管されていることを知らせることができる、などのメリットを紹介した。
「エンディングノート」も配布された。 (浩)