※各テーマの記事は最新のニュースから順に掲載しています。
2025-03-27
スポーツ
「優勝を目指して全力で楽しんできます!」
北見市の野球少年団「北光クラブ」に所属する齊藤叶大(かなた)くん(北見北光小3年)が北海道選抜チームのメンバーに選出された。齊藤くんは所属するチームで唯一の左投げと貴重な存在で、得意のピッチングや走塁、バッティングを武器に道内の小学3年生137人の応募の中から選出された。
北海道選抜チームは、3月29、30日に滋賀県多賀町で開かれる「第21回多賀グリーンカップ争奪学童軟式野球3年生大会」に出場する。齊藤くんは17日、全国大会への出場報告のために北見市役所を訪れ、武田雅弘副市長から「怪我には気を付けて頑張ってきてください」、高谷ひかる社会教育部長からは「次は日本一の報告を待っています」と激励された。
この大会を通じて、何を学び何を得るのか?
大きな目標にチャレンジする小さなサウスポー。チームメイトはもちろん、周囲の期待を背負い、強豪たちとの戦いに挑む。 (信)
2025-03-27
社会
今月末で半世紀あまりの歴史を閉じる北見市勤労青少年ホームで22日、思い出の詰まった施設への感謝を込めたイベントが開かれた。これまでの利用者らが集い、お世話になった施設との別れを惜しんだ。
同施設は1970(昭和45)年、働く青少年の健全育成と福祉の増進を目的に開設。文化・スポーツサークルの活動や各種講座・教室などを通じて利用者、受講者が交流や学びの場として活用。利用者協議会が中心となり青年祭をはじめ各種イベントも企画・開催してきた。
しかし近年は利用者が減少し、会館から55年を経て施設の老朽化も目立っていることから、今年度末で閉館の運びとなる。
実行委員会が、施設への感謝を込めて「ありがとう!勤労青少年ホーム」としてビールパーティー形式のイベントを企画。この日は開館当初から現在までの利用者、実行委合わせて約130人が詰めかけた。会場には活動の様子を撮影した写真アルバムも展示され、参加者は当時の思い出話に花を咲かせていた。
実行委員長の高橋雅和さんは「多くの皆さんの支えでイベント開催が実現でき、感謝しています。懐かしい顔に出会えてうれしい」。開館後、バレーボールサークルの立ち上げに関わったという70代の女性は「建物も昔のままで、ここに来ると思い出が蘇ります。施設がなくなるのは寂しい」と話していた。 (柏)
2025-03-26
スポーツ
野球シーズンの開幕を控え、少年野球選手対象の「成長期野球ひじ検診」が23日、北見市内の道立北見体育センターで行われた。医師や理学療法士が、野球を長く続けるためのケガ予防や健康管理を指導した。
合同会社Well-BeとNPO法人北海道野球協議会が開催。少年野球チームで活動する選手74人をはじめ指導者、保護者らを含め約130人が参加した。
野球ひじは、成長期にボールを投げすぎることで生じる障害。ひじの痛みやひじの曲げ伸ばしがしにくくなったりする。
北海道日本ハムファイターズ・チームドクターの門間太輔医師が、小中学生に起きやすいひじの障害について説明。「小中学生はまだ骨が未熟で、骨がしっかり成熟するまで油断できない。年に一度はひじの検診を受け早期発見、早期治療を」と呼びかけた。
続いて超音波を用いた検査や理学検診、ストレッチ指導などが行われた。 (柏)
2025-03-26
行事
北見のスポーツプラザ進化塾の第16回ミニ発表会が22日、北見市端野町公民館で開かれた。
進化塾でダンスやフィットネスに親しむ3歳から大人まで約60人が出演。幼児や小学校低学年の児童は可愛さいっぱいの踊りを披露。小学校高学年や中高生のチームは息の合った高度なパフォーマンスをステージいっぱいに繰り広げた。
今回はコロナ禍を経て数年ぶりに一般のチームも加わり、ダンスエクササイズのズンバなどを力強く踊った。 (柏)
2025-03-21
スポーツ
網走市教委は、令和6年度の全国体力・運動能力調査結果を発表した。調査は昨年4~7月において、市内すべての小学5年生(243人)と中学2年生(260人)を対象に実施。実技調査では「握力」「上体起こし」など8種目を測定した(※表は、網走市教委の発表資料より抜粋)。
2025-03-21
スポーツ
北見のANGEL BATON CLUB(エンジェル・バトンクラブ)で活動する引地蓮華(はな)さん(北光中2年)は、26、27日に香川県で開かれる第6回全日本バトントワーリングジュニア選手権大会に出場する。同選手権への出場は今回が初めてで、引地さんは「精一杯頑張りたい」と張り切っている。
小学校入学前の5歳からバトンを始めた引地さん。「小さい頃から体を動かすのが好きでした。バトンはボディワークやバトンを高く投げ上げるハイトスが楽しい」と、練習に打ち込んできた。
過去に他の大会で全国大会に出場した経験のある引地さんが、一番の目標にしてきたのが全日本選手権。昨年12月に札幌市で開かれた北海道支部大会のソロトワール女子U-15部門で見事4位に入賞し、悲願の全国大会出場を決めた。
念願の大会…悔い残らないように
ソロトワールは1本のバトンを使用して行う種目で、正確なテクニックやスピード感、ダイナミックな演技が試される。
全日本選手権については「ずっと目指してきた大会なので、入賞して全国大会に出場することができて嬉しい」と喜ぶ。24日には北見を出発。「初めての大会なので緊張しますが、精一杯、悔いの残らないように頑張りたい」と大舞台への思いを話している。 (柏)
2025-03-13
スポーツ
今月末で閉館する北見市勤労青少年ホーム(常盤町)の利用者らで組織する実行委員会が22日(土)午後6時から、施設への感謝を込めて「ありがとう!勤労青少年ホーム」(ビールパーティー)を開く。
同施設は1970(昭和45)年、働く青少年の健全育成と福祉の増進を目的に開設。文化・スポーツサークルの活動や各種講座などを通じて、利用者、受講者が交流や学びの場として活用。利用者協議会が中心となり青年祭をはじめ各種イベントも企画・開催してきた。
施設老朽化と利用者減で半世紀の歴史に幕
当日は館内を見学可能、懐かしい写真の展示も
会館から55年を経て施設が老朽化し、利用者も減少していることから、今年度末で閉館の運びとなる。
当日は館内を自由に見学してもらうほか、セレモニーや活動の様子を撮影した懐かしい写真展示などを予定。
2015~19年に利用者協議会の会長を務めた、実行委員長の髙橋雅和さんは「20代前半から長年お世話になり、かけがえのない仲間ができた施設。閉館は残念ですが、最後に多くの人に足を運んでいただければ」と呼びかけている。(柏)
2025-03-10
スポーツ
美幌中学校3年の星野竜之介くんが、2月に長野県で開かれた全国中学校スケート大会に出場し、男子1000㍍で45位、1500㍍で29位だった。2月28日、中学校を訪れた矢萩浩教育長に結果を報告。スピードスケート競技は中学で区切りをつけ「高校ではサッカー部で頑張りたい」と新たな目標を述べた。
星野くんは、1月に苫小牧市で開かれた北海道中学校スケート大会で1000㍍25位、1500㍍14位に入り、初めての全国に臨んだ。
全国の会場は長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)。122人が出場した1000㍍が1分23秒70、80人が出場した1500㍍が2分10秒45で、ともに自己ベストを更新した。
今季に向けては、夏場にロードバイクに乗り、10月から12月にかけては週末に帯広市に通って滑るなど調整を続けてきた。「スピードも上がり、技術面でも向上したと思います。全国は大きな会場のすばらしいリンクで感動しました。悔いなく滑ることができました」と笑顔で話した。
小学2年生でサッカー、6年生でスケートを始め、並行して取り組んできた。進学先の北見柏陽高では、サッカーに絞る。「全道大会に出場したいです」と話す。
矢萩教育長は「スケートで得た財産を生かしてこれからも頑張ってください」と激励した。 (浩)
2025-03-10
スポーツ
60歳以上の2025北海道シニアオープンカーリング大会(1、2日、妹背牛町カーリングホール=同大会実行委主催)に出場した「チーム北見」がみごと初優勝を飾った。副賞にもらった米俵を手にニッコリ喜んでいる。
北見カーリング協会北見支部所属のスキップ・佐藤宮子さん(77)、セカンド・榊不二夫さん(64)、サード・清水泰行さん(67)と名寄協会から加わったおそらく出場選手中最高齢のリード・相馬民男さん(82)の4人。
大会は、北海道カーリング協会で尽力した故・小林正男さん(北海道高齢者カーリング愛好会代表)が奔走し創設。公式シニア大会の参加条件50歳以上を超える60歳以上を対象にオープン形式で開催している。19回目の今年は全道から14チームが出場した。
競技は4エンド制の1時間とし、予選リーグと決勝トーナメントを実施。勝ち上がったチーム北見は決勝トーナメント1回戦で同じ北見協会の強豪・バロンを6―0の完封勝ち。これで勢いづき、準決勝は地元妹背牛のチームを3―1で下した。
決勝もベテランのチームワーク発揮し圧勝
スキップ・佐藤さん「子ども達の自慢に」
スキップを務めた佐藤さんはカーリング歴40年を超すレジェンド。ふだんは北見のホールで小・中学生のカーリング授業の講師を務めるが「大会は久々」。他の選手も支部リーグに参加する程度で1日数ゲームはきつく、佐藤さんは「スイーパーも務め体力的にも獅子奮迅に頑張った」。
決勝戦は札幌のチームと対戦。チーム北見はベテランの技と力を発揮し、序盤から得点を重ね4―1で圧勝した。「子ども達を指導する手前、本当は強いんだというところをみせられて良かった」と名誉を語る一方「副賞でもらった米が嬉しい」と実益にも顔をほころばせる。 (寒)
2025-03-07
スポーツ
美幌高校スキー部の選手たちが、2月に開かれた全国高校スキー大会、国民スポーツ大会冬季大会など3大会のクロスカントリースキーで優勝を含む多くの入賞を果たした。少年団時代から切磋琢磨してきた3年生5人は、高校での競技生活も大詰め。別々の道に進む春からの展望も語った(学年は当時)。
全国高校スキー大会は8日から11日まで名寄市で開かれ、部員9人全員が出場。男子クラシカル10㌔で吉田頼生さん(3年)が3位に入賞し、男子フリー10㌔で吉田さんが4位、松本聖也さん(3年)が9位に入った。男子リレー(10㌔×4人)は1走から順に石川竜太郎さん(3年)、吉田さん、松本凌汰さん(1年)、松本聖也さんが臨み、5位入賞を果たした。7位から5位に順位を上げた松本聖也さんは「できれば表彰台まで上げたかったです」とくやしがる。
女子5㌔クラシカルでは宮崎真衣さん(3年)が9位入賞。女子リレー(5㌔×3人)は1走から順に吉田梨乃さん(1年)、宮崎さん、桐山日向さん(3年)が出場し、5位だった。
14日から16日まで秋田県で開かれた国スポでは、都道府県対抗の男子リレー(10㌔×4人)に吉田さんが1走で出場し、優勝。吉田さんは少年男子10㌔クラシカルでも3位に入った。
リレーで2位で2走につないだ吉田さんは「トップでつなぎたかったです。優勝はうれしいが、勝負どころで勝ち切れないレースが多い」と気を引き締めた。
女子リレー(5㌔×4人)では1走で宮崎さんが1走で出場し、北海道の4位入賞に貢献した。宮崎さんは「集団から離れずに2走につなごうと臨みました」と話した。今季のここまでを振り返り「優勝を目標に練習してきたので、思うような結果が出ずくやしいですが、次につながる経験も積むことができました」と自己評価する。
20日から22日まで長野県で開かれた全国高校選抜スキー大会は、男子スプリントで松本聖也さんが2位、吉田さんが4位。吉田さんはクラシカル15㌔でも5位、フリー10㌔でも10位の成績を残した。
3年生5人のうち吉田さん、松本聖也さん、宮崎さんは異なる大学に進学し、競技を続ける。石川さんと桐山日向さんは陸上自衛隊に入隊。吉田さんは「幼稚園からずっと一緒でしたが、これからは練習も別々。互いにどのくらい成長するかが今から楽しみ」。宮崎さんは「男子、女子の違いはあっても、順位は男子たちに負けたくないと思ってずっとやってきました。今季は負けたので、来季は勝ちたい」と笑顔で仲間に誓った。 (浩)
2025-03-07
スポーツ
8日、9日に茨城県で開かれる第22回東日本U15中学生ラグビーフットボール選手権大会に北見市内の中学生4人が出場する。
出場するのは飯田龍斗くん(光西中2年)、池田幸生くん(北光中2年)、越前稀順(こしまえ・きよら)くん(光西中2年)、前田銀志くん(東相内中2年)=写真左から=で、いずれも少年団のオホーツクブルーRFCジュニアに所属。2015年に発足した同チームから一度に4人の選手が選出されるのは初めて。
同大会は、中部地方以北17都道県のラグビースクール、少年団などに所属する選手が選抜チームを組み、東日本の頂点を目指して戦う。4人は1月に札幌で行われたセレクションに参加し、集まった約50人の中から見事26人の選抜メンバー入りを遂げた。北海道選抜は予選リーグで埼玉県、宮城県選抜と対戦する。
スクラムハーフの飯田くんは素早い球出しやテンポの良いパス回しが持ち味。「自分の特長を出して選抜チームのスタメンで活躍したい」。陸上競技とラグビーを両立するフッカーの池田くんは「体力を生かしてガツガツ行きたい」。センターの越前くんはタックルとハンドリングスキルの高さが自慢で「持ち味を生かして相手を吹き飛ばしたい」。判断力に優れたスタンドオフの前田くんは「得意のステップで相手全員を抜き去りたい」とそれぞれ力強く抱負を語る。
指導する大林清司さんは「4人とも練習熱心、研究熱心な選手たち。選抜でも中心的な役割を期待したい」と話している。 (柏)
2025-03-07
スポーツ
美幌町シニアクラブ連合会主催のボッチャ体験大会が3日、スポーツセンターで開かれた。28クラブ、84人が的をめがけて楽しくボールを投げ合った。
連合会はこれまで、健康維持と交流を図る機会として、パークゴルフ、輪投げの大会を開いてきた。ボッチャは年齢や性別、障がいの有無にかかわらず楽しめるスポーツとして注目を集めており、連合会では2023年から体験会を兼ねて大会を開催。農村地区のクラブでも参加しやすいよう、農繁期を避けて開いている。
大会は1チーム3人で、1人2球ずつを投げるゲームを2ゲーム行い、合計得点を競った。的は円形で、中心から順に3点、2点、1点のゾーンがあり、選手たちは高得点を狙って腕を振り、結果に一喜一憂していた。
報徳北が24年12月の大会に続き連覇を飾った。 (浩)
2025-03-07
スポーツ
第20回全国高校カーリング選手権大会女子の部で優勝した、北見藤高校カーリング部女子チームが2月28日、北見市役所を訪れ、辻直孝市長に喜びの報告を行った。
スキップの千葉南美さん、サードの小林芙美子さん、セカンドの後藤若天(わかな)さん、リードの増山七星(ななせ)さんのいずれも3年生とリザーブで1年生の為国華穂さんの5人。全道高校カーリング選手権を制し、2月13日から青森市で開かれた全国大会に道代表として出場した。
5チームによる総当たり予選リーグで3勝1敗の2位通過。準決勝で東北選抜チームを10対4で下し、決勝に進出。予選リーグで唯一負けている長野・岩手合同チームとの再戦に「今度は負けない」「やってやる」と気合が入ったそう。
決勝前半を5―1とリード。しかし最終エンドに2点を取られ並ばれる。「少し焦った」と選手達。「相手も強い」と認め、開き直って「一つひとつ丁寧に」(千葉さん)と延長のエクストラエンドに臨み、2点を獲得して念願の初優勝を飾った。
同校は積極的にカーリングを取り入れており2009年の同好会発足から16年目の成果。選手達は「近くにカーリング場があるのがありがたい。ホールでは男子のキットカーリングクラブに指導してもらったり、ロコ・ソラーレの練習を横目で見たり、一流の選手達を間近にして刺激を受けてきた」と報告した。
辻市長は「一生懸命練習していると聞いていた。カーリングのまちとしてまた一つ勲章ができて嬉しい」と選手達をたたえた。 (寒)
…………………
【決勝】
北見藤
01310010EE2=8
10002102EE0=6
長野・岩手合同
2025-03-07
社会
㈱道東アークス(本社・北見市、北野達志代表取締役社長)は2月26日、北見市に22万3225円を寄付した。同社が販売する「Dear オホーツクななつぼし」の売上の一部を市のスポーツ(カーリング)振興に役立てるもので、清水宏幸執行役員が端野総合支所を訪れ、髙谷ひかる社会教育部長に寄付金を手渡した。
同社とホクレンは2022年、市内の小学4〜6年生を対象に「Dear オホーツクななつぼし デザインコンテスト」を実施。「未来に残したいふるさとの風景」と「オホーツク管内でとれた水産、農産物を使用した食事風景」をテーマに絵画作品を募集した。647件の応募作品の中から選ばれた金賞作品を「Dear オホーツクななつぼし」のパッケージのデザインに採用し、同社全店14店舗で5㌔入り、10㌔入りを販売している。昨年12月には環境に優しく、手軽で便利な無洗米の5㌔入り商品も発売した。
北見市への寄付額は米1㌔につき1円で、1回目の昨年は13万5635円、2回目の今年はさらに売上を伸ばし22万3225円を寄付した。
清水執行役員は「スポーツや食育を通じて未来ある子どもたちの心と体の健康づくりに役立てていただきたい」と語り、髙谷部長は「市政の発展に大きく寄与するものであり、誠に感謝に堪えません」と書かれた辻直孝市長の感謝状を手渡した。
〈記事広告〉
2025-03-05
社会
北見市の上地雄大(うえち・ゆうだい)さん(28)は地域おこし協力隊の任期を満了し3月、ふるさと沖縄に帰る。カーリングの普及に特化した任務を与えられ3年半活動。自らの発想と行動力でその楽しさを市民に伝えてきた。その一方でジュニアの育成にも尽力。次の世代へと道筋が見え始め、今は〝ミッション完遂〟と充実した笑顔をみせる。 <2回連載>
那覇市出身。高校まで沖縄で過ごし、千葉県の大学で柔道整復師とトレーナーの資格を勉強した。新たなカーリングホールが設立された翌2021年8月、普及をめざす北見市がカーリングに特化した地域おこし協力隊員を募集し、それに応募して採用された。
最初のミッションは、カーリングホールの冠大会・アルゴグラフィックスカップの立ち上げに関わること。ところが、時まさに新型コロナ禍の真っ只中。その年の初開催は叶わず、隊員としての活動は「真っ白な状態から始まった」そう。
机に向かっていても「何も起こらないので」とカーリングホールに出掛けては情報収集。SNSでカーリングの魅力を発信する一方、紙媒体のフリーペーパー「めんそ~れ~」を22年1月に創刊。初心者にも分かりやすく競技を紹介した。その頃地元ロコ・ソラーレがまさに北京冬季オリンピックに向かうところで自らサポート隊長を買って出て、選手達に熱いエールを送った。
自らの発想と行動力で市民に楽しさ伝え
周囲の助けに感謝「恵まれていた」
地域おこし協力隊といっても自治体や配属部署が異なるとほとんど面識がない。「横のつながりが必要だ」と思ったが、機会はなく「自分でやるしかない」と24年4月、上地さんの発案で交流イベントが開催される。
北見市をはじめ美幌町、大空町の地域おこし協力隊員8人が参加し、情報交換や課題点を話し合った。その後は他自治体の隊員も加わり、上地さんは「近い年齢の人と飲み仲間ができたり、開催して良かった」と振り返る。
困ったことがあっても「やりたいことをどんどんやれ」と所属先の市教委スポーツ課に支えられた。周りに助けられ「私は恵まれました」。
<つづく>(寒)
2025-03-04
スポーツ
北見市、湧別町、佐呂間町などで構成するサロマ湖100㌔ウルトラマラソン実行委員会が、スポーツ庁などが主催する「スポーツ文化ツーリズムアワード2024」のスポーツツーリズム賞を受賞。さきごろ東京都の文科省で表彰式が行われた。
同アワードは本賞として「スポーツ文化ツーリズム賞」「スポーツツーリズム賞」「文化ツーリズム賞」各1件のほか特別賞3件を設けている。同マラソンは地域の自然環境を生かし、地域ぐるみで開催していることや年々参加者が増加し、様々な分野で経済波及効果を生み出していることなどが評価された。
同マラソンは1986年、日本初のウルトラマラソンとして初開催。87年から正式大会となり、ウルトラマラソンでは初の日本陸連公認レースとなった。毎年4千人以上が全国各地から参加する日本最大級のイベントに成長。サロマ湖の外周を中心とする比較的フラットなコースで記録が出やすいという特徴を持つ。23年には現在の日本記録が誕生。今年6月の大会で40回の節目を迎える。
2025-02-28
スポーツ
第40回北見中央ライオンズクラブ旗争奪北見地区冬季交歓ミニバスケットボール大会が16日まで、北見市内の各会場で行われた。
5年生以下の新人大会と6年生大会を実施。新人大会は男子16チーム、女子13チーム、6年生大会は男子10チーム、女子7チームが出場した。
大会は9日に開幕し、最終日の16日は各大会の上位が対戦。選手達は優勝目指して白熱の攻防を繰り広げた。上位成績は次の通り。
【新人大会】
▽男子
①小泉・端野
②美幌
③北見南
④遠軽
▽女子
①北見ポプラ
②美幌
③佐呂間・高栄
④置戸
【6年生大会】
▽男子
①小泉・端野
②北見高栄
▽女子
①美幌・北見南
②置戸・北光 (柏)
2025-02-28
スポーツ
美幌町相撲スポーツ少年団の小学生3人が、2月に東京・両国国技館で開かれた第15回世界少年相撲大会「白鵬杯」に出場した。上位進出はならなかったが、貴重な経験を積み、モチベーションを高めている。
出場したのは廣畑敬太くん(美幌小4年)、中武誠一郎くん(同5年)、梅田桜佑くん(同)。
元横綱の白鵬(宮城野親方)が主催する大会。世界13カ国から選手が集まり、学年別の個人トーナメントや団体戦などが行われた。
廣畑くんが2勝して3回戦まで進んだ。中武くんは1勝を挙げ、梅田くんは初戦で敗退した。団体戦は初戦で敗退した。
廣畑くんは「初めて参加した全国大会で2勝できて良かったです。来年は入賞したい」と笑顔。監督の白尾聡さん(41)は「みんな入賞まであと一歩。課題を克服してさらに上を目指してほしい」と期待した。 (浩)
2025-02-28
スポーツ
北見市民スケートリンク(光葉町)の冬季の営業が終了した。
400㍍ダブルトラックは24日から気温上昇による氷面悪化で利用を中止していたが、今後も復旧が見込めないとして今冬の供用を終了した。
アイスホッケー場も26日から利用を中止し、リンク全体の冬季供用が終了。
夏季営業開始は5月上旬の予定。
管理棟の会議室は閉場期間中も平日日中の利用が可能。
問い合わせは同リンク(0157-33-1280)へ。
2025-02-26
スポーツ
美幌ジュニアアルペンスキー少年団の芳賀奏太くん(美幌北中2年)と長嶋幸明くん(同)が、2月に韓国で開かれたKSIAジュニアスキー技術選手権大会で、芳賀くんが優勝、長嶋くんが準優勝した。海外での貴重な経験と結果を喜びつつ、次の大会にも意欲をのぞかせている。
2人は昨年3月に後志管内留寿都町で開かれた全日本ジュニアスキー技術選手権大会での活躍が認められ、本大会に参戦。大会には韓国をはじめ日本、アメリカ、オーストラリアなどから同年代の21人が出場した。2日間で大回り、総合滑降など4種目を行い、合計点で順位を競った。
3種目終了時点で長嶋くんがトップに立っていたが、最終種目「フリーショートターン」で芳賀くんが逆転。長嶋くんと3点の僅差で優勝した。
芳賀くんは「海外の大会は初めてで緊張したけれど、先輩や韓国の選手と交流でき、楽しく臨めました」と振り返った。ここ1年ほどで体が大きくなり「躍動感のある滑りができるようになったのが大きいです」と勝因を分析した。
長嶋くんも「調整がうまくいき、良いフィーリングで大会に臨めました。ミスもあったが、全体的に良い滑りができました」と笑顔を見せた。
幼稚園時代からの友人で、スキーではライバルとして互いに技を磨いてきた。今季は今後も大会を控えており、芳賀くんは「全道、全国で良い結果を残せるよう頑張りたい」、長嶋くんは「アルペンでジュニアオリンピックに出場できるよう頑張りたい」とそれぞれ目標を掲げている。 (浩)
2025-02-25
スポーツ
スポーツ玉入れの現日本王者チーム「ビホログリーンロケッツ」が、11日に札幌市で開かれた「ほっかいどう大運動会」AJTA(アジャタ、スポーツ玉入れ)のマスタークラスで優勝した。2日前のオホーツク玉入れ選手権で1位、2位に入った勢いのまま、大運動会でも2年ぶり2度目の栄冠をつかんだ。
アジャタは高さ4㍍12㌢のかごに100の玉を入れる速さを競う、上川管内和寒町発祥の競技。グリーンロケッツは、大運動会2日前の9日に訓子府町内で開かれたオホーツク玉入れ選手権で、男性メンバーでつくるチームが優勝。2位にも女性メンバーでつくる「レディース」が入るなど活躍した。
大運動会には、両チームから米田隆輔さん(40)、漆原忠さん(47)、佐々木一生さん(22)、前田政文さん(63)、髙松彩花さん(33)、市川朱美さん(40)の6人が臨んだ。
マスタークラスは21チームが出場。上位20チームが決勝に進み、さらに10チームが優勝決定戦を行う方式で争われた。
グリーンロケッツは10チームが同時に競技する優勝決定戦で、1投目で大半の玉を入れるなどいち早くフィニッシュした。
公式記録は発表されていないが、映像で確認すると17秒ほどで、メンバーによると「練習でも出ないようなタイム」という。髙松さんは「訓子府の良い感覚のまま、緊張しすぎず、自信をもって臨むことができました」と笑顔を見せた。
24年9月に和寒町で開かれた全日本玉入れ選手権で一般の部、レディスの部で優勝。頂点を極めた後も、喜びに浸る間もなくすぐに練習を再開。過去の大会映像(音声)を練習会場に流したり、メンバー全員が見ている緊張感の中で投球をし合うなど、常に本番を意識してきた。最年長としてチームをまとめる前田さんは「練習で培われた自信が好記録につながりました」と胸を張った。 (浩)
2025-02-24
教育
町の公民館に寝泊まりし、そこから学校に行き来する、小・中学生を対象とした訓子府町の「通学合宿」が10日から4泊5日の日程で行われた。16人が親元を離れ、集団行動する中で社会勉強や炊事、地域の人との交流など、いつもとは違った日常生活を体験した。
町教委主催。自立性や協調性を育み、生きる力を伸ばすねらいで2014年度に始まり、コロナ禍を除いて毎年実施されている。
パンを焼いたり、目玉焼きを作ったり自分で用意した朝食を食べて登校。帰宅(館)後は隣接するスポーツセンターで遊んだり、自習の時間が設けられた。11日には町内にあるこども食堂を訪問。12日夕方は町の防災担当者に、厳冬期の災害について教わってから防災食で夕食をとった。
入浴の1回は町民宅の風呂を借りて交流する通学合宿伝統の「もらい湯」を経験。男子3人を受け入れた町民は「3人一緒に入って楽しそうでした。礼儀正しかったですよ」と話した。
全日程を振り返り、男子児童は「いつもはしない調理を頑張った。自分で作った春巻きがおいしかった」と感想。女子児童は「みんなで布団を敷いたり寝る準備をしている時間が楽しかった」とそれぞれ良い思い出にしていた。帰宅を見送った町教委の担当者は「5日間で皆ひと回り大きくなったような気がします」と振り返った。 (寒)
2025-02-21
スポーツ
歩くスキー愛好者が交流する「東陵公園まつり」が15日、北見市内の東陵公園内に開設されている歩くスキーコースで開かれた。約30人が参加し、ゆっくりとコースを滑ったり、ビンゴを楽しんだ。
北見歩くスキーの会と同公園の指定管理者、株式会社スポートピアの共催。コース利用者の交流を目的に開いており、今年で3回目。会員や一般参加者が男女に分かれて、1周約500㍍ほどのコースを思い思いのペースで滑った。
コースは誰でも利用できる。陸上競技場管理棟でスキー板、ストック、靴を無料で貸し出している。開場は午前9時〜午後4時。開設期間は今月28日までの予定。 (理)
2025-02-19
スポーツ
冬の名物行事、北見北斗高校ラグビー部の「雪中ラグビー」が9日、同校グラウンドで久しぶりに行われた。
1、2年生の現役部員対OB戦。戦後まもない1948年2月11日に当時の部員と市内の社会人チームの間で行われたのが始まり。その後、冬の定期戦となり、一時期をのぞき真冬に継続実施してきた。今回はコロナ禍休止以来の久々開催。
前日に10㌢ほど降った雪がそのままグラウンドに残るなか、現役部員達は入念に準備練習で汗。一方、OB達は練習し過ぎて疲れないよう本番へ向け体力温存。12人制、10分ハーフを3本行った(動画)。
「膝を上げて走らないと雪に足をとられて進まない」と息を切らし、転んでも痛くはないが雪の上で気持ち良くしていると「寝転ぶなー」とげきが飛んだ。
連続攻撃から縦の突破力を活かし「走り負けする分を技でカバーした」とOBチームが圧倒。現役チームもときおり見事なタックルを容赦なく決めたが、試合後は再び雪中練習が待っていた。ノーサイド後は互いに豚汁で温まった。 (寒)