伝書鳩アーカイブズ

※各テーマの記事は最新のニュースから順に掲載しています。

テーマ:ごみ問題

14〜16日「網走神社祭」3年ぶり開催

2022-08-05

行事

南4条通り会場、出入口2カ所に…露店数3割減

 網走市内の南4条通りを会場にした、網走神社祭が3年ぶりに開催される。同祭露店実行委員会は新型コロナウイルスの感染防止策として、会場への出入口を2カ所にするほか、会場内での飲食を禁止する。同委員会は「市民の理解と協力を得ながらコロナ感染対策を講じたい」としている。

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 14日から16日までの3日間で、開催時間は午前10時から午後8時まで。会場の出入口は南4条通りの「東3丁目」と「西3丁目」の2カ所とし、来場者への検温・消毒を徹底する。

 2カ所の出入口以外で南4条通りに直結する市道には、ごみ排出指導員を兼ねた担当者を配置し、入退場を規制する。また、来場者の進行方向は一方通行(時計回り)を原則とし、人流を統制することで密状態を軽減する狙いだ。

 露店の出店数は108店で、3年前より3割ほど少なくした。出店数を減らしたことで、露店間の距離を広げられ、ソーシャルディスタンスを保持する考え。

 各露店には、手指用の消毒液と飛沫感染防止用シート(アクリル板)の常設を義務付けた。また、会場内での飲食は禁止し、テイクアウトのみの販売としている。

 同委員会は「来場する際はマスクの着用、検温、手指の消毒などに協力してほしい。体調不良などの症状がある場合は入場の自粛をお願いします」と理解を求めている。

 網走市は今夏から、市内南4条通りを特設会場にしたイベントの再開に舵を切っている。7月の夏祭り(花火大会含む)を皮切りに、8月の神社祭、9月には七福神まつりを控える。

 一方、7月の夏まつりの開催後、市内のコロナ感染者は急増(道の公表データより)。イベント主催者は、感染者の増加に伴ってひっ迫する医療機関従事者の負担を軽減するためにも、コロナ感染防止策に知恵を絞っている。(大)


網走市…生ごみ分別内容、早期変更を

2022-07-08

社会

廃棄物減量化懇話会

住民説明会の議事録公開も求め

 ごみ処理場とごみ処理方式の今後のあり方について意見を交わしている、網走市廃棄物減量化等推進懇話会(会長・石井一英北大大学院教授)の3回目の会合(7月5日開催)で、出席した委員からは複雑な生ごみ排出ルールの早期改善を求める声が多数寄せられた。また、6月に開催(7カ所)された住民懇談会の議事録全文の公開を望む意見も出された。

■矛盾点

 市のごみ埋め立て処分場(最終処分場)の供用期間は2032年までの15年間となっているが、最新調査ではあと4、5年で満杯になってしまう。計画通りに進まない要因の一つは、生ごみの100%たい肥化を達成できていないためだ。

 現行ルールでは、ティッシュや割り箸、草花・小枝などは生ごみとして排出することになっている。しかし、大量のティッシュだけ、割り箸だけの排出は生ごみ破袋機の故障につながり、100%たい肥化を妨げている。

 市は、6月の住民説明会でも「大量のティッシュだけ」「大量の割り箸だけ」の排出は控えるよう呼びかけている。

■乗り越えて

 3回目懇話会では、こうした矛盾点を踏まえ、ごみ減量化(最終処分場の延命)策の一つとして、生ごみ排出ルールの早期見直しを求める声が相次いだ。

 委員の1人は「(ルール変更について)市は『今すぐできない』『新年度になるかもしれない』と言うが、最終処分場が埋まりつつある中で、『すぐできない』というのは話にならない」とした上で、「(ルール変更について市民の理解を得ることは)なかなか厳しいことだが、でも、それを乗り越えても、すぐにやらなければならない事だと思う」と指摘した。

 この意見には、複数の委員が同意していた。

■公開を

 3回目懇話会に市が提出した資料には、6月の住民説明会参加者から寄せられた意見の一部が掲載されていた。

 この資料について、委員の1人は住民説明会の議事録全文を公開するよう求めた。

 市の担当者は、次回懇話会の資料として提出するほか、市のHPでも公開する考えを示した。

 ただ、市は6月の住民説明会の内容を音声録音などで記録していない。今後、公開される予定の議事録は市担当者の手書きメモの内容だけになる。 (大)


「ごみ分別の徹底を」

2022-06-23

社会

網走市役所が8カ所で説明会

埋め立て処分場の緊急事態に理解求め参加者「このままだとごみ地獄」

南コミセンでの説明会 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
南コミセンでの説明会

 計画を大幅に前倒しして、あと4、5年で満杯になるとされるごみの埋め立て処分場(最終処分場)の緊急事態を踏まえ、網走市役所は市内8カ所での住民説明会を通じて、ごみ分別の徹底など埋め立て処分場の延命策に向けて理解と協力を求めている。

 現在の計画(循環型社会形成推進地域計画)では、埋め立て処分場は2032年度までの15年間使える。しかし、昨年10月の調査では「あと4、5年」との結果。主因は、計画に盛り込んだ生ごみの100%たい肥化を含めた「分別100%」を達成できていないためだ。

 こうした状況を踏まえ、市は住民説明会を開催し、現行の計画が破たんした理由や埋め立て処分場の延命策としてごみ分別ルールの厳守を呼びかけている。6月23日のエコーセンター2000での説明会が最終となる。

 同13日に南コミセンで開かれた説明会には約20人の市民が参加。市役所の担当職員は、埋め立てごみや生ごみの排出量が計画の目標値に対して大幅に上回っている現状をグラフなどを用いて説明した上で、計画が破たんした要因について「(ペットボトルや紙類などが多く混在する)埋め立てごみの内容と、生ごみ処理が計画通りに進まなかったこと」とした。

 参加者から寄せられた、生ごみたい肥化センターの増設費についての質問に対して、市の担当者が「約9千万円かかっている」と答えると、会場からはため息が漏れていた。

 市の担当者は、埋め立て処分場を延命するため、埋め立てごみに缶やペットボトル、紙類、生ごみ、容器包装プラスチックなどを混ぜて排出しないよう要請。参加者の男性は「(このままだと網走市は)ごみ地獄になってしまう。市役所職員が本気を出してやらないと、住民はついていかない。市役所はしっかりやってほしい」と、要望していた。    (大)


くるるん・きたみ3年ぶり開催

2022-06-21

行事

リサイクル推進へ

クイズやゲームも市民でにぎわう

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 2022環境フェア第25回くるるん・きたみ(リサイクル実行委など主催)が18日、北見駅南多目的広場などで開かれ、多くの来場者でにぎわった。

 6月の「環境月間」に合わせたリサイクル推進の恒例イベント。コロナ禍で一昨年、昨年は中止となり、3年ぶりに開催。会場にはリサイクル品の自転車や家具が当たる「リサイクルバンク」やフリーマーケット、リサイクル品の展示コーナー、クイズやゲームのコーナーなどが設けられた。

 訪れた市民は、楽しみながらごみの減量化や資源の有効活用について理解を深めていた。         (柏)


エコ活動してます

2022-06-13

社会

6月は「環境月間」

 6月は身近な環境について考える「環境月間」です。循環型社会の構築に向け、一人ひとりの意識や行動の変化が求められています。ごみを減らす、食品ロスをなくすなど、地球環境に配慮した「エコ活動」はたくさんあるはず。読者が実践しているエコ活動について聞いてみました。

みんなの声

少し早いけど…クールビズ突入

気力で乗り切る

 クールビズを率先してやっています。電気代の抑制に、少しは貢献しているはずです。

 大型連休中に衣替え。すべて半袖にしたので、最近のブルブル天気は正直少しつらいですが、気力で乗り切ります。一度半袖にしてしまうと、長袖は腕のあたりでわずらわしいです。

 知り合いの先生の座右の銘は「年中半袖」。少し違うかもしれませんが尊敬してます。

(北見市、40代・男性)


詰め替えパックを回収ボックスへ

 洗剤の詰め替えパックをリサイクルする回収ボックスを利用しています。

 以前からこの活動を知っていたのですが、自分の生活範囲に回収ボックスがなかったのでなかなか参加できませんでした。よく行くコンビニに回収ボックスが設置されたので、遅ればせながら利用するようになりました。

 詰め替えパックは洗わなくてもいいので、とても楽ちんです。ただリサイクルをするというだけでなく、誰かの役に立つかもしれないと思うとやる気も出ますよ。

(北見市、50代・女性)


浴槽に水ペットボトル

水道使用量を減らし、断水時には使うことも

 水道使用量を減らすため、風呂の浴槽に水を入れたペットボトルを入れています。たったこれだけのことですが、水道料金が安くなりました。もし断水になった場合は、このペットボトルの中の水も使えるし一石二鳥と思っています。

(北見市、70代・男性)


電球やシャワーヘッド交換

 少しでも電気の節約になればと、家の電球が切れるたびにLED電球に切り替えていきました。また、節水効果のあるシャワーヘッドに交換したり、便座に保温シートを貼って暖房機能を切るなど細々とした対策をしています。

 実際どれくらい節約になっているかわかりませんが、少しでもエコにつながっていれば嬉しいです。

(北見市、40代・女性)


買い物は、ごみを意識

地球に優しい視点で選ぶ

 エコバッグを持参するのが当たり前になり、最近ではホテルのアメニティグッズが有料化されるというニュースなどもあり、以前よりも環境を意識するようになりました。

 最近は環境に優しい商品が増えてきたので、買い物をする時はパッケージのごみが少ないもの、少し割高でも長く使えるものを選ぶなど、価格や便利さだけでなく、環境に優しいか—という視点を持って商品を選ぶようになったと思います。

(北見市、30代・女性)


連載 網走市ごみ懇話会「反省」「検証」は終わらず㊦

2022-06-09

本紙連載・社会

議題にない広域処理の話に委員も困惑

 今後のごみ処理場とごみ処理方式のあり方について意見を交わしている、網走市廃棄物減量化等推進懇話会の2回目の会合(5月24日開催)で、石井一英会長(北大大学院教授)が会議資料にはなかったごみ処理の広域化についての説明があった。唐突な説明に一部の委員は、席上で「困惑している」と率直な心境を述べた。(大)

広域でのごみ焼却の流れに誘導?
市に対して関連情報の提示求め

2回目の懇話会 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
2回目の懇話会

■議題になく

 2回目懇話会の議題は①処分場の計画埋め立て量、埋め立て計画と埋め立て実績②ごみ減量化と最終処分場の延命、中間処理—だった。広域化は含まれていなかったが、石井会長は会合の中で、市側からの焼却処理についての説明が終わったタイミングで解説を始めた。石井会長の主な説明内容は次の通りだ。

 ……………………

 「国は、人口減少で各自治体がごみ処理に困っているところで、どうしたら広域化でみんなやっていってもらえるかということを常に考え、議論している。道も基本的には広域化計画というものを踏襲している」

 「一般論で言うとできるだけ、そういった方向で(広域でのごみ処理を)進めてもらえないか、というのが国と道の立場」

■委員の心境

 この石井会長の発言などを受け、地域単位でのごみ問題・収集方法に高い関心を持っているA委員は「(2回目の会合から)ちょっと(懇話会の)考えがどんどん大きくなってきて〜中略〜私は困惑している。今日の(会議の)流れでいくと、簡単に焼却という方向で流れている気もする」と述べた。

 前回の懇話会メンバーでもあり現計画の策定にも携わったB委員は「(あと4、5年で満杯となりそうな埋め立て処分場の)今の状況に私は少なからず責任を感じている。(今の懇話会メンバーには)私のような思いになってほしくない」との心境を明かし、市に対して焼却処理や広域化以外に関する情報も提示するよう求めた。

 A委員やB委員らの意見を受け、石井会長は「市には包み隠さず、こんな問題が周辺自治体にはあるんだと、関連する技術も出してもらって1回議論しましょう、というのは僕もいいかなと思う」と答えた。


連載 網走市ごみ懇話会「反省」「検証」は終わらず㊤

2022-06-03

本紙連載・社会

生ごみ排出ルールの矛盾点を指摘

 ごみ処理場とごみ処理方式の今後のあり方について意見を交わしている、網走市廃棄物減量化等推進懇話会(会長・石井一英北大大学院教授)の2回目の会合(5月24日開催)で、出席した委員からは現行の生ごみ排出ルールの矛盾点を指摘する声が複数寄せられた。現在の埋め立て処分場の問題点について、石井会長は「1回目の懇話会で反省は終わった」との認識だが、委員の一部は生ごみ排出ルールなどの検証を継続するよう求めていた。(大)

ティッシュ・割り箸などの分類が実状に沿わず市民への啓発不足指摘する声も

■不思議なルール

 現在の計画(循環型社会形成推進地域計画)では、埋め立て処分場は2032年度までの15年間使える。しかし、直近の調査では「あと4、5年」との結果だった。主因は、計画に盛り込んだ生ごみの100%たい肥化を含めた「分別100%」を達成できていないためだ。

 たい肥化できない生ごみは〝残さ〟として、埋め立て処分場に搬入される。残さにはティッシュ、割り箸、木の枝などが多く含まれる。しかし、市で定めた排出ルールでは、ティッシュや割り箸、木の枝は「生ごみ」とされている。

 市生ごみたい肥化センターでは、収集した生ごみを破袋機に入れる前に、大量のティッシュや割り箸を入れた袋は分別して埋め立て処分場へ搬入している。しかし、市の見解は「生ごみの中にティッシュ、割り箸が含まれれば(たい肥化する際に)特に問題はない」(2回目懇話会での担当者説明より)

■矛盾を指摘

 2回目の懇話会で、市の見解を聞いたA委員は「私たちは生ごみをコンポスト(生ごみたい肥化容器)に入れ、ティッシュは分別して出している。(市の説明に従うと分別したティッシュは)埋め立てごみとして出さなければならなくなる」と、矛盾点を指摘した。

 B委員は、ティッシュをたい肥化できないのであれば「そのあたり(のルール)を変えないとダメだと思う」とし、ティッシュ・割り箸は生ごみとは分別せずに一緒に排出するよう「市民に知らせてもらわないと」と促した。

■啓もうが足りない

 2回目の懇話会で、各委員会からは「市民への啓もうが足りない」という意見が多かった。

 C委員は、市が生ごみたい肥化初年度(2018年度)から目標値(100%たい肥化)と実態は大きくかい離している状況を踏まえ、「市側は『これはやばい』という感触を持ったと思うが、その時に市民に対して『こういうものを入れたら困る』というような啓発運動はしてこなかった」とし、現計画の破たん理由の検証を継続するよう求めた。

 C委員の意見に対して、石井会長は「1回目の懇話会で反省点については色々やってきた。前向き志向でやっていきましょうと申し上げた」と、反省と検証は1回目懇話会で区切りをつけたとの考えを示した。

 この石井会長の意見に対し、C委員は「反省しないで前に行くのは危険だと思う」とし、反省と検証は継続するよう改めて求めた。C委員の意見に対して、ほかの委員から異論はなかった。


網走市が購入費助成を復活

2022-05-20

社会

コンポスト活用して

 網走市は、計画を大幅に前倒しして、今後4、5年で満杯となりそうなごみの最終処分場(埋め立て処分場)の〝緊急事態〟を回避するため、コンポスト(たい肥化容器)購入費の助成制度を復活させた。家庭から排出される生ごみを減量化し、埋め立て処分場の延命を図る狙いだ。最新の助成制度の内容やコンポストのメリットなどを調べてみた。          (大)

調べてみました

市は生ごみ減量化急ぎ
ネット購入にも対応

■緊急事態

 現在の計画(循環型社会形成推進地域計画)では、埋め立て処分場は2032年度までの15年間使える。しかし、直近の調査では「あと4、5年」との結果で、主因は計画に盛り込んだ生ごみの100%たい肥化を含めた「分別100%」を達成できていないためだ。

 市はこうした〝緊急事態〟の回避策の一つとして、コンポストと電動式生ごみ処理機購入費の助成制度を復活させることにした。同様の助成制度は2017(平成29)年度まで続けていたが、市内に完成した生ごみたい肥化センターの供用開始時期に合わせて廃止した経緯がある。

■ネット購入もOK

 復活した助成制度の特徴は、インターネットでの購入を認めたことだ。助成制度の詳細は次の通り(※対象条件①網走市民②過去5年以内に助成を受けていない)。

▽コンポスト=2千円を上限に助成。

▽電動式生ごみ処理機=2万5千円を上限に購入額の2分の1を助成

 以前のコンポスト助成制度の17年度までの5年間実績をみてみると、年間平均利用は27件で、さほど多くはなかった。市は現在の緊急事態を回避するためにも、復活させた助成制度の利用を多くの市民に呼びかけていく考えだ。

たい肥化スマートに

■コンポストの長所

 インターネットでコンポストについて調べてみた。ローカルフードサイクリング株式会社のサイト「LFCコンポスト」では、メリットを次のように紹介していた。

〇生ごみを捨てる手間がなくなる

〇生ごみを捨てるときに使うビニール袋が必要なくなる

〇できたたい肥は家庭菜園や花の栽培に活用できる

〇ごみが減り、自治体が焼却処分(網走市の場合はたい肥化処理)するための手間や燃料、費用が減る

 —・—・—・—

 50代半ばの記者がネットで関連情報を調べていて最も驚いたのは、コンポストのデザインの豊富さだ。大きなバケツを逆さにしたタイプしか知らない記者にとっては驚きだった。

 一方で、おしゃれなデザイン(バッグタイプ、回転式など)のコンポストは網走の子育て世代や大学生にも普及しそうだと感じた。

 助成の申請は来年3月末までに、市清掃リサイクル係(0152-44-6111)へ。


連載 網走市のごみ最終処分場 ㊦

2022-05-13

社会

なぜ計画は破たんしたのか

 網走市は先日、水谷洋一市長の諮問機関である「同市廃棄物減量化等推進懇話会」(会長・石井一英北大大学院教授)に、現在の最終処分場(埋め立て処分場)の問題点と計画が破たんした反省点を報告した。この会合での石井会長をはじめ懇話会メンバーの主な発言を紹介する。             (大)

原因は計画と現実の差
分別100%は理想的数字

6日に開かれた同懇話会 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
6日に開かれた同懇話会

■「100%」の理由

 現在の計画(循環型社会形成推進地域計画)では、埋め立て処分場は2032年度までの15年間使える。しかし、直近の調査では「あと4、5年」との結果だった。主因は、計画に盛り込んだ生ごみの100%たい肥化を含めた「分別100%」を達成できていないためだ。

 分別100%とした計画を策定した理由について、市の担当者は「100%という数字を提示しないと交付金事業(交付金を受け取ること)にならないと(国の担当者から)言われた経緯がある」と説明した。

■メンバー発言

 市側から「問題点」と「反省点」の説明を受けた上での、懇話会メンバーの発言の一部は次の通り。

石井会長「計画通りいかない自治体はたくさんある
残り容量をどう使うかは我々しだい」

 ……………………

▽石井会長

 『計画通りにいかない市町村はいっぱいある』 

 〜複数の懇話会メンバーから、生ごみの100%たい肥化などを含めた無理な計画を作ったことを問題視する意見を受けての発言。石井会長は「最終処分場が何年も早く埋まりそうだと本当に困っているところはいっぱいある。『100%だから』と文句を言うのではなく、交付金で得た(最終処分場の)容量をどう使うかは我々しだい、と考えるほうが現実的。(私は)誰かが悪い、と言うほうではないので、そういう風に考えてしまう」〜

 ……………………

▽メンバーAさん

 『今の計画量(処分場の容量)を設定した経緯をはっきりさせてくれないと次のステップに進めない』

 〜計画を大幅に前倒しして「あと4、5年」で満杯になるとされる最終処分場の計画を策定するまでの詳細経緯を出すように市へ要求〜

 ……………

▽メンバーBさん

 『分別100%は理想的な数字であって、本当にできるのか?と思ってしまう。市は交付金を受け取るために(分別)100%としたと捉えていいのか』

 …………

▽メンバーCさん

 『水谷市長は我々に(新たな中間処理方式などの)「あり方」を考えてくれと言われたけれど、その「あり方」の何を考えていけばいいのかと率直に思う』

 …………

 同懇話会の会合は年度内に6回開かれる予定。来年3月までには水谷市長に答申する。


野火に注意を

2022-04-26

社会

火災予防運動中、北見市内で3件発生

あぜ焼き、ごみ焼きから延焼強風の日は屋外で火を使わないで

 全道一斉春の火災予防運動(20日〜30日)の期間中、北見市内で野火が相次ぎ発生。北見地区消防組合消防本部は、屋外での火の取り扱いに注意を呼びかけている。

 同本部によると運動初日の20日に市内北陽であぜ焼き中の火が燃え広がり1230平方㍍が焼ける野火が発生。21日にも北陽でごみ焼きから300平方㍍が焼け、24日は大和でごみ焼きから450平方㍍が焼損した。いずれも人や建物などの損害はなく、駆けつけた消防隊が消し止めた。

 例年、空気が乾燥するこの時期は、屋外でのごみ焼きやあぜ焼きに起因する火災が多発する傾向がある。昨年は4月に林野火災や建物火災合わせて13件の火災が発生した。

 同本部は、風の強い日は屋外での火の取扱は極力行わないよう求めている。やむを得ず火を扱う場合はすぐに消火できる準備をする、その場を離れないなどの対策が必要。      (柏)


新入生歓迎の黒板アート制作

2022-04-21

教育

北見柏陽高校の美術部員らが初企画

 北見柏陽高校の美術部員が入学式の8日に合わせて、新入生が使う5つの教室に黒板アートを完成させた。美術部として初めての取り組みで、担任の教師を描いたりメッセージを添えるなど工夫を凝らして新入生を歓迎した。入学式の前に黒板アートを見た新入生は「すごい」と感激の様子で、先輩の粋なサプライズを受け笑顔で高校生活をスタートさせた。

入学式に合わせてサプライズ担任教師の似顔絵やメッセージ描き

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 新入生を歓迎する黒板アートを制作しようと部員24人中、15人が参加。5日と6日に計3時間ほどをかけて、5つの教室に黒板アートを仕上げた。

 中心となったのは、3年生で部長の山本和(なごみ)さん、田中こころさん、伊藤来美さん、井上こころさんの4人。全員が黒板に絵を描くのが初めてのため、中心部がへこむ黒板の局面に合わせて正しく絵を表現するのが難しく、試行錯誤を繰り返したという。

 デザインされたのは、担任教師や『入学おめでとう』のメッセージ、クジラの絵などさまざま。在校生は入学式に参加できないため、新入生の生の反応を見ることはできなかったが、新入生は黒板アートに感激し、先輩の粋なサプライズに笑顔を浮かべていた。

 4人は「黒板に絵を描くのは難しかったけど楽しかったです。美術部のPRになればうれしいし、美術部の伝統として来年度以降も続いてほしいです」と話していた。美術部顧問の茂木怜成教諭(26)は「みんな本当によく頑張ってくれました」と作品の完成を生徒と一緒に喜び、目を細めていた。     (匡)

QRコードを読み込むだけで、動画が見れます(約40秒、30MB、4/25) == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
QRコードを読み込むだけで、動画が見れます(約40秒、30MB、4/25)

網走市で浮上のごみ最終処分場問題

2022-04-15

社会

北見市の現状と将来の見通しは…

 網走市のごみ最終処分場(埋め立て処分場)が、予定よりも早くあと4、5年で満杯になる問題が浮上。市は新たな処分場を整備する方針を固め、計画策定に向けて動き出した。一方、11万人の人口を抱える北見市は2018年〜20年の3カ年で大和の最終処分場を拡張。北見市の埋め立てごみの現状と将来見通しについて、北見市の廃棄物処理場に取材した。

大和地区の最終処分場18〜20年度に拡張工事実施
35年まで利用可能に生ごみは焼却して減量化調べてみました

新たに拡張した部分 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
新たに拡張した部分

 網走市は生ごみを堆肥化処理しているが、目標の100%堆肥化を達成できずに生ごみの4〜5割を埋め立て処理している。そのため処分場の埋立量が想定を上回り、15年間使えるはずだった処分場が、最新の調査によるとあと4、5年で満杯になる見通しが示された。

 北見市は2001年、現在の焼却処理施設と最終処分場を大和地区に整備。市では紙くずや布類、ゴム製品のほか生ごみも「燃やすごみ」として回収し、焼却。焼却後に残った灰を不燃物やプラスチックごみなどと一緒に埋め立て処理している。

 市廃棄物処理場によると、生ごみは焼却することで容積が約40分の1に減少。ごみ全体の減量化が図られ、その分、最終処分場を長く使うことができる。

 最終処分場は第1期埋立地の容量が20年度で一杯になる見通しだったため、2018〜20年度に総事業費16億円を投じて拡張や浸出水調整池などの工事を実施。面積は2・5㌶から3・3㌶に広がり、埋め立て容量は16万8千立方㍍から27万5千立方㍍に拡大した。

 これにより使用期限が2035年(令和17年)まで15年間延長。市では人口減少に伴いごみも減少傾向が続いており、さらに2年ほど寿命が延びる可能性がある。

 現在の処分場には敷地をさらに広げる余地はなく、今後は次期処分場の選定を行うことになる。

 同処理場の福士勇太所長は「できるだけ長く、大切に現処分場を使っていきたい」と話している。  (柏)

北見市大和地区の最終処分場 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
北見市大和地区の最終処分場
QRコードを読み込むと動画が見られます(約1分、50MB、4/19迄) == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
QRコードを読み込むと動画が見られます(約1分、50MB、4/19迄)

入学式を前に通学路をきれいに

2022-04-14

社会

留辺蘂高校の教職員らがごみ拾い

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 翌日に入学式を控えた7日、留辺蘂高校の教職員とPTAが合同で通学路のごみを拾い集めた。新学期が始まり、生徒会が本格化するとバトンタッチする美化活動。

 恒例の活動で、この4月に着任した工藤昌彦新校長も参加した。「デスクワークが多かったので」とジャンパーを羽織って率先して校外へ。教職員とPTA役員合わせて15人が二手に分かれ、西留辺蘂駅まで片道1㌔余りを往復した。雪解け後に現れたごみを拾い集め、気持ちの良い通学環境をめざした。 (寒)


大空リトルシニア球団がごみ拾い

2022-04-12

社会

地域への感謝込め

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 大空町を拠点にする中学生硬式野球チーム「大空リトルシニア球団」がこのほど、東藻琴市街地でごみ拾いを行った。

 地域への感謝の思いを込めて、団員ら34人が市街地と、道の駅ノンキーランドひがしもことから東藻琴野球場までの国道334号沿いを歩き、落ちているごみを拾った。(浩)


ごみステーション新調に感謝の盾贈る

2022-04-05

社会

ちょっと・いい話 北見

北見工業高生が製作東相内さくら町内会が〝ありがとう〟の気持ち込め

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 北見市内の東相内さくら町内会(松尾修会長)は3月19日、地域のごみステーションを製作した北見工業高校電子機械科の生徒に〝ありがとう〟の気持ちを込めて感謝の盾を贈った。

 老朽化していたごみステーションの代わりに、同校の3年生5人が課題研究の一環で新しいものを製作した。

 鉄製のがっちりとした造りで、溶接なども自分達で行った。開閉部のスライドドアはスムーズに開閉するまで何度も試行錯誤を繰り返したという。

 松尾会長から盾を受け取ったのは武田渉夢さんと猪狩秋也さん。2人は「長く使ってもらえるとうれしい」と語り、松尾会長と杉原勉相談役は「生徒の地域貢献を多くの人に知ってほしい」と話していた。    (柏)