※各テーマの記事は最新のニュースから順に掲載しています。
2024-04-26
話題
網走に春の訪れを告げるミズバショウが色づき始めた。網走湖畔そばの群生地では、清楚にたたずむ姿が市民の目を和ませている。
群生地のミズバショウは今が見ごろ。春の大型連休中にピークを迎えそうだ。 (大)
2024-04-24
社会
地域の森林整備などに役立てる2024年度「緑の募金」の街頭キャンペーンが22日、北見市中心商店街で行われた。
募金活動は北海道森と緑の会が主催。北見では緑と花の市民の会(渡部徳章会長)が中心となり、春の募金運動期間(4月15日~5月31日)に合わせて、街頭キャンペーンを実施。この日は、常呂川森林ふれあい推進センターなど8団体、約60人が参加した。
北見駅前の環境広場での出発式では、渡部会長が「自然災害が増えていることも踏まえ、たくさんの方に募金に協力してもらえれば」と挨拶。参加者はまちきた大通ビル前など15カ所に分かれて街頭に立ち、協力を呼びかけた。(理)
2024-04-22
社会
雪解けとともに枯れ草の乾燥が進み、野火など屋外火災が起きやすい時期を迎えた。北見市内では14、15日にごみ焼きなどに起因する野火、18日には大規模な林野火災が相次ぎ発生しており、北見地区消防組合消防本部は、屋外での火の取り扱いに注意を呼びかけている。
昨年、同組合管内(北見市、置戸町、訓子府町)では6件の野火が発生。野火は例年、4~6月に集中するのが特徴で、ごみ焼きや畑のあぜ焼きが風にあおられて延焼するケースが多い。
14日は広郷の畑で枯れ草約600平方㍍が焼ける野火が発生。15日は開成の畑で枯れ草約690平方㍍が燃えた。18日は若松でごみ焼きから周囲の草地に燃え移り5400平方㍍にわたり燃え広がった。いずれも消防隊が消し止め、人や建物の損害はなかった。
同本部はごみ焼き、あぜ焼きなどを行う場合はその場を離れず、強風や空気が乾燥している日は中止するよう求めている。
20日から30日までの「春の火災予防運動」期間中も野火をはじめ住宅火災や放火火災などへの注意を呼びかける。(柏)
2024-04-22
話題
陽気に誘われ、北見市中心部の小公園にあるキタコブシがどっと咲きだした。駆け足で春の訪れを告げている。
今年初めて「夏日」を観測するなどこのところの暖かさにつられ、〝南向き陽当たり良好〟の立地にある1本がすぐさま反応した。園内に様々な種類の樹木が植栽される中でも、真っ先に花を広げるキタコブシは公園の〝春告げ木〟となっている。
大型連休スタートの頃に開花することが多いが、少し早く「春が来ましたよ」と賑やかに告げている。(寒)
2024-04-22
社会
北見市浄化センター(市春光町)の汚泥処理過程で発生した消化ガス(バイオガス)を発電事業者に売却する事業が4月にスタートした。市として年間約2千万円の売却益が見込めるほか、市が掲げる脱炭素化の推進にもつながる取り組み。
同センターではこれまで、汚泥処理の際に消化タンク内で発生するガス(メタンガスなど)を自家発電による管理棟の給湯や暖房、タンクの加温に利用していた。
発電用のマイクロガスタービンが更新時期を迎えたことから、市は民間発電事業者へのガス売却を検討。2019年、発電事業を営む月島JFEアクアソリューション(東京都)と事業の基本協定を締結。国の送電線利用ルールの変更が追い風となり22年、ガス売買契約にこぎつけた。
同センターでは年間約170万立方㍍の消化ガスが発生。このうち、タンクの加温分を除く約100万立方㍍を売却する。売却単価は1立方㍍20円で、年間約2千万円の収益を見込む。益金は施設の維持管理などに役立てる予定という。
発電事業者が買い受け、センター敷地内で発電
市の「ゼロカーボンシティ」推進にも寄与
同社は、センター敷地内の一角を有償で借り受け、発電設備を設置。運営も同社が行う「民設民営」方式となる。ガスエンジン2基を稼働させ、最大1千世帯分の電力を供給する(市の試算)。国のFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)を活用して北海道電力に売電する。
市は2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言しており、市上下水道局は「ゼロカーボンの取り組みに寄与する取り組みになると思う」としている。(柏)
2024-04-19
社会・教育
2025年度から小規模特認校制度の導入が決まった、網走市立呼人小中学校(神田秀樹校長・児童3人、生徒15人)。背景には児童・生徒数の急減がある。少子化は同校だけに限らず全市的な兆候で今後、減少ペースは加速する。同制度は、通学区に関係なく市内のどこからでも就学できることが特徴だ。地域間での〝児童の奪い合い〟を懸念する声もあるが、同校は「入学希望者の定員は現時点で各学年10人程度を想定している」としている。(大)
■少ない子ども
同校のまとめた、2028年度までの児童・生徒数の推移・推計値によると(※呼人在住の未就学児童がすべて就学し、現在在籍する児童生徒が継続して就学した場合)、2023年度の全生徒数は27人。24年度は18人、その後は10人台で推移するが、27年度は8人となり、初めて10人台を割込むことが予測されている。
今春、市内すべての小学校(9校)の新1年生は計206人(4月10日時点)。学校別では、潮見小の65人が最も多く、次いで網走小44人、南小37人、中央小23人、西小16人などとなっている。
9小学校の中で、新1年生がゼロだったのは呼人小学校のみ。同校の推計値では、27年度の新1年生もゼロとなっており、子どもの減少ペースは他地域より進んでいる傾向にある。
■定員「各学年10人程度」を想定
同校の小規模特認校の導入については、児童生徒の減少に伴って学校の存続を危ぶむPTAからの要望が背景にある。教員数も児童生徒の人数・学級に応じて定数が決められており、神田校長は「教員数が減ることは教育の質の低下にもつながりかねない」と懸念する。
呼人小中学校が小規模特認校制度の導入が決まったことを受け、市民の一部には自身が住む地域から子ども達が流出してしまうことを懸念する声もある。
神田校長は「小規模校としての魅力を維持していくためにも、特認校に認定後は、各学年の定員を10人程度としたい」との考えを示す。
もし、入学希望者が定員を超えた場合はどうなるのか?
札幌市教委は、特認校への入学希望者が定員を超えた場合のルールとして、「公開抽選とします。ただし、兄弟姉妹関係を考慮して決定します」(同市教委作成の「特認校のしおり」より)としている。
他地域から通学する場合、学校までの送迎も課題の一つだ。
現状では、保護者らによる車での送迎が中心になることが予想される。市は今後、制度のスムーズな導入に向けて多角的な視点での検討を進めるとしている。
同校は随時、学校見学を受け付ける考え。神田校長は「本校の魅力を知ってもらうためにも、まずは連絡をいただきたい」と話している。
2024-04-18
話題
北見市内の中ノ島公園へと向かう川沿いの道で、クジャクチョウがフキノトウの蜜(みつ)を吸っていた。この時期、前年の秋に羽化して成虫のまま冬を越したタテハチョウの仲間があちこちで飛び交っている。
北見地方では例年、地温が高くなる3月下旬ごろから越冬したチョウが姿を見せる。クジャクチョウのほか、コヒオドシやエルタテハ、シータテハなどが日当たりのよい場所で羽を広げて日光浴をしたり、吸蜜するなどして繁殖活動に備えている。
春に羽化したチョウとは違って羽が破れたりしている個体が多いが、それもまた冬の苦労を乗り越えた証―。日中の最高気温が7月下旬並みの25・3度まで上がった15日には、春の到来を全力で喜んでいるかのようにチョウが飛んでいた。(理)
2024-04-18
社会・話題
北見市栄町のSL広場と南仲町の三治(みはる)公園に展示されている蒸気機関車の保護シートが16日に取り外され、「デゴイチ」の愛称で親しまれたD51形式蒸気機関車などが春のお目覚め。黒々とした勇壮な姿を現した。
SL広場にはD51形式とC58形式の蒸気機関車、入換動車、三治公園にはD50形式蒸気機関車が展示され、いずれも市教委文化財課が管理している。
3両のSLは大正から昭和初期にかけて製造され、昭和50年ころまで北見地方をはじめ道内各地の路線で乗客や貨物を運んだ。
この日は委託を受けた北見市シルバー人材センターの会員10人ほどが作業。手分けして慎重にシートを外した。市教委は子ども達の夏休み期間中、運転台の公開を予定している。(柏)
2024-04-18
社会
全国各地の選りすぐりの味覚を集めた「春の全国うまいもの会」が17日、北見市内のまちきた大通ビル(パラボ)5階で始まった。
昨年より1店増え45店が軒を連ね、このうち17店が実演販売。威勢の良い声が飛び交い、祭りの縁日のような賑わいをみせている。
初出店は、鮮度が自慢の高知県・嶋崎海産の「かつおタタキ」、見た目の美しさも美味な東京都・銀座福つちの「天然本鮪中トロづくし」など4店。
来場者はおいしい匂いにつられ、販売員とのやりとりを楽しみながら、ふだんは手にできない、この場限りの逸品を買い求めていた。営業は午前10時~午後6時半、最終日の22日は午後5時まで。(寒)
2024-04-18
話題
「カタクリの花が咲き始めました」と置戸町の置戸神社から16日、春の便りが届いた。昨年ほどではないが、例年より1週間ほど早い開花だそう。
一角ではエゾエンゴサクも咲きだし、淡いピンクと水色の競演が「春らしくて爽やか」と参拝者の声。同神社の藤川伸生宮司は「これからが見頃。天候にもよりますが1~2週間は見られそうです」。
群生地に踏み入らないよう、マナーを守った観賞を呼び掛けている。(寒)
2024-04-17
話題
北見市緑のセンター裏庭にあるツツジ科の「エリカ」の花が咲いた。まだ花数の少ないこの時期、優しげなピンク色の花が景色を春めかせる。
エリカは、センター裏の高さ2㍍ほどのブロック花壇に植栽されている。多くの種類があるとされるエリカの中でも日本で最もポピュラーな「ジャノメエリカ」が植えられ、枝を包み込むように小花がびっしりと咲く。
4月に入って少しずつ開花が始まり、週末の好天で花数も一気に増えたよう。センターは「生命力あふれる春を感じてください」と話している。(理)
2024-04-17
社会
美幌警察署と美幌郵便局が15日、郵便局前で特殊詐欺防止の啓発活動を行った。
偶数月15日の年金支給日に合わせて定期的に実施している。署員、局員ら10人ほどが参加。SNSを通じて持ちかけられる投資詐欺をはじめ、電子マネー、フィッシングなどさまざまな詐欺の手口を紹介し、注意を呼びかけるチラシを来局者に手渡した。春の全国交通安全運動期間中でもあることから夜光反射材も手渡した。(浩)
2024-04-17
文化
パラボ市民ギャラリーで21日まで
北見のアマチュアカメラマン、中西春夫さん(70)の写真展「四季彩の大地」が17日、北見市内のまちきた大通ビル・パラボ3階の市民ギャラリーで始まった。色鮮やかな四季折々の風景を題材に、大判のA1サイズとパノラマを含む39点を展示している。21日まで。
中西さんは写真を始めて35年。個展は3年ぶり3回目で、古希を節目に新たな気持ちで写真を続けようと企画した。被写体は主に風景で撮影時には「シンプルに切り撮る」ことを意識しているという。
会場には、昇り始めた太陽に木のシルエットが浮かび上がる光景を1200㍉相当の超望遠で撮影した「昇陽」や、うっすらと雪化粧をした斜里岳とシラカバのある風景を撮った「初冬」など、朝夕のドラマチックな斜光や移ろう季節のはざまをとらえた美しい作品が並ぶ。
中西さんは「スマホやデジカメで気軽に写真を撮れる時代ですが、写真はプリントすることで新たな面白さが生まれます。会場でその魅力を楽しんでいただければ」と話している。(理)
2024-04-16
話題
北見の仁頃山の麓にある通称「水溜まり沼」にエゾアカガエルが集まり、産卵の季節を迎えている。雄は雌を呼ぶため頬を膨らませて鳴いており、林内にラブコールが響いている。
体長5〜7㌢ほど。北海道に生息する在来種で、最も普通に見られるカエル。普段は森で暮らしているが、雪解けが進む春先に湿地や森の水辺に一斉に集まって産卵する。
沼では、たくさんの雄ガエルが「キャラララ、キャラララ〜」と鳥のような高い声で大合唱。数少ない雌を奪い合うように、近くで動く個体に反射的に飛びつくため、時には相手が雄というケースもあって面白い。
うまくいくと雄が雌の上に乗り、おんぶ状態になる(写真)。抱接(ほうせつ)と呼ばれる行動で、雌の産卵に合わせて雄は受精させるタイミングを待つ。
5月には無数のオタマジャクシが姿を見せ、春の水辺はさらに躍動する。 (理)
2024-04-12
社会
北見と近隣の書き手の作品を綴った「6人集プラス追悼号2024春」号が発行された。1988年の同人誌発刊以来、36年にわたり編集長と発行者を務めてきた奥村昭平氏が今年3月、77歳で亡くなった。氏をしのぶ追悼文が寄せられている。
レギュラー陣の竹江邦子、栗原春香、阪元篤、末松典明の各氏をはじめ小春、吉田点両氏合わせて6人がエッセーや創作、ノンフィクションを執筆した。
奥村氏は北見市幸町の喫茶・チェーザレを独りで営んでいた。追悼文の冒頭で阪元氏は「古い将棋盤を載せた椅子の下で、胸に手を置き、穏やかな顔で横たわっていた」と報告。「無名の革命家として、個をつらぬいた人物」と振り返る。交友のあった松岡美雨、吉田点、石田薫雄の各氏も追悼文を寄せている。
結びに、今号の発行者を務めた栗原氏は奥村氏について「求道者のような人」と回顧。奥村氏と2人で創刊した同人誌を取り上げ、「彼を一番わかってもらえるのではないか」と40歳くらいのときの奥村氏の原稿の一部を6㌻にわたり転載。
創刊第2号に「まじわる城~後記」と題し、奥村氏は吉本隆明、江藤淳といった名だたる論客を見事なまでに論破。一方で「人間それぞれの時間はもともと一様でないし、まして文学は賃労働ではないのだから、資本の時間に同調する必然性もないわけで、むしろ、現在を意識しつつも、時間の並存を許容する方向に、文学的合意を形成する方が、人間の文学としては健康ではないかと思われるということである。その方が、おもしろいし、新しいのではないか…」<中略>」などと綴っている。
今号はA5判174㌻。頒価700円。北見市内の福村書店、一部喫茶店で扱っている。問い合わせは栗原さん(0157-25-9986)へ。 (寒)
2024-04-11
社会
今年で設立30周年の節目を迎える北見歩こう会(牧野英夫会長)の2024年度定期総会が6日、北見市内の中央地区住民センターで開かれ、今年度の事業計画などを決めた。
今年度は4月21日の「早春の町並み再発見ウオーク兼防災ウオーク」をはじめ市内と近隣地域で17回の公式行事を開催。このほか道内外のイベント参加を予定しており、8月の「ウポポイ鑑賞と苫小牧フェリーターミナルウオーク」を同会の設立30周年イベントとして実施する。
牧野会長は「年齢と体力に合った歩き方を心がけ、記録と記憶に残るシーズンにしてほしい」と挨拶。このほか各種表彰も行われた。
同会は随時会員を募集中。問い合わせは事務局長の佐々木さん(090-8638-2894)へ。(柏)
2024-04-05
話題
2024-04-05
社会
北見市内では1日から、ロードスイーパー(路上清掃車)による市道清掃が始まっている。回転ブラシで路面を履きながらゆっくりと走行する黄色い車体が春の訪れを感じさせている。
ロードスイーパーが運行するのは市道の幹線道。冬期間、スリップ防止を目的に散布されたビリ砂利を吸い上げて回収し、汚れた路面をすっきりさせる。
市道路管理課によると、ビリ砂利の散布状況や道路の雪解け具合などを見ながら臨機応変に路線を選んで清掃しているという。市民総ぐるみの春の清掃「冬あか一掃運動」(22~26日)後の4月末まで続く。
回収されたビリ砂利はクリーンライフセンターに運ばれ、埋立ごみの覆土として再利用される。(柏)
2024-04-04
話題
北見市内の相内神社に今年も「アオサギ」が姿を見せ、境内に立ち並ぶ大木に集団で営巣している。繁殖期を迎えたこの時期、アオサギの脚やくちばしは赤みを増した婚姻色となり、春の装いとなっている。
全長90㌢余りの大きな夏鳥。同神社には毎年3月中旬ごろに飛来するが、今年は例年より1カ月ほど早い2月19日に第1陣が訪れたという。現在は10組ほどのつがいが営巣しており、巣の中で2羽が仲良く羽づくろいをしたり、鳴き交わす様子が遠くからでも観察できる。
婚姻色はつがいを形成するころが最も鮮やかで、抱卵が始まると徐々に通常の黄色へと戻るといわれる。アオサギたちの艶やかな姿が見られるのもあとわずか。(理)
2024-04-03
本紙連載
3月下旬、斜里岳に登りました。夏の登山とは異なるルートで、山頂からはオホーツクの流氷や山々の眺めを楽しむことができました。写真で一部を紹介します。(浩)
斜里町と根室管内標津町の境にある根北峠を出発。森林限界を越えると東斜里岳(右、通称)などが見えてきます。
東斜里岳にだんだんと近づきました。
東斜里岳の登りは急斜面。アイゼン、ピッケルなしでは難しいです。
東斜里岳に登頂すると、斜里岳本峰(右)が見えます。
来た道を振り返って。歩いてきた東斜里岳とナイフリッジ。奥は標津山地。
稜線は両側が鋭く切れ落ちたナイフリッジと呼ばれるところも。慎重に歩きます。
この日は国後島まで見ることができました。
2024-03-28
話題
木の枝に止まるアトリ科の冬鳥「オオマシコ」。雄の成鳥は、紅色の体が美しく、どこにいても〝映(ば)える〟存在だ。
北見市内の金刀比羅さくら公園で撮影した。同公園にほぼ毎日足を運ぶアマチュアカメラマンによると、オオマシコは例年11月ごろに小さな群れで訪れ、冬を過ごし、翌年の4月上旬ごろには姿を見せなくなるという。
春の訪れは冬鳥との別れの季節。「また来年も来るんだよ」と心の中でつぶやき、期待を込めて静かにシャッターを切った。(理)
2024-03-21
行事
町内のコーラスや楽器演奏サークルが一堂に会し「おけと音楽サークル合同コンサート」が2日、置戸町中央公民館ロビーで開かれた。実行委が呼びかけ、初めて企画。長く活動する団体から最近結成されたサークルまで5団体が出演し、町内外から100人を超す音楽ファンが来場した。
「春を奏でる音楽会」と題し、バイオリンサークル16人による「さくらさくら」など春メドレーでスタート。ウクレレサークルや三重奏のピアノトリオも春らしい曲を披露した。
街角ピアノが縁で広がったOK★ハーモニーがリコーダーで「ラデツキー行進曲」を演奏すると、会場から自然と手拍子が。最後に、コロナ禍で4年ぶりのステージ発表となる、コーラスそよかぜの23人が被災地への思いを込め混声で「群青」をロビーに響かせた。(寒)
2024-03-20
文化
津別観光協会が作品を募集した「第1回つべつフォトコンテスト」の入賞作品5点が決まった。最優秀賞に相当する津別町長賞には、北見市在住の黒田貴司さんの「ワタシの行く先」が選ばれた。
コンテストは、津別の魅力を再発見しようと津別観光協会が昨年11月から今年2月にかけて作品を募集。町内外から86点の応募があった。
津別町長賞に選ばれた黒田さんの作品は、津別峠展望施設の星空を撮影。天の川をほぼ垂直に星が流れる瞬間を魚眼レンズで捉えた。
入賞作品は近く津別町多目的活動センターさんさん館に展示される。審査結果は次の通り(敬称略)。
▽津別町長賞「ワタシの行く先」黒田貴司(北見市)
▽観光協会会長賞「晩秋の訪問者」塩浜郁夫(同)
▽審査員特別賞「星の降る夜」内海大輔(釧路管内釧路町)、「幻日」高橋米子(同管内弟子屈町)、「春の訪れ」村田杏奈(津別町)(浩)
2024-03-13
教育
北見市は、市内の小学校プールで実施した鉄骨劣化診断の経過と今後の対応について説明。16校のプールが使用できない状況とし、個々のプールを改修するには多大な費用がかかることから、市営プールなど既存施設を利用して水泳授業を継続する考えを示した。
市は昨春、市内で自校プールを持つ18校で調査を実施。このうち8校で上屋の鉄骨などに著しい劣化が見られたため、これらのプールの使用を中止。8校は市営プールや他校のプールで水泳授業を行った。
市は昨夏の水泳授業終了後、使用を継続した10校のプールで、さらに詳しく鉄骨劣化診断を実施。その結果、安全性が確認されたのは端野小と留辺蘂小の2校のみで、残り8校は劣化が進み使用ができないと判断した。
今夏は北見市民温水プール、常呂町健康温水プール、訓子府町温水プール、端野小と留辺蘂小のプールの5カ所に分かれて水泳授業を実施。授業回数は全学年原則2回(各3時間)としている。
佐々木賢一学校教育部長は「学校プールを個々に維持していくのは行政としてハードルが高く、既存プールを最大限活用して水泳授業を行っていきたい」と理解を求めた。(柏)