※各テーマの記事は最新のニュースから順に掲載しています。
2023-06-09
文化
石器や土器など、まさしく資料館に埋もれていた埋蔵文化財を紹介する、置戸町教委の郷土資料館ミニ展示〜埋蔵文化財あれこれが町中央公民館ロビーで開かれている。
資料館が所有する資料を改めて整理し、年代などの情報を有する遺物を選出して展示した。黒曜石の原産地の置戸山遺跡、所山遺跡からは尖頭器が出土するなど町内に106ある遺跡を地図上に示している。
現中学校を建設するにあたって1974、75年の発掘調査では旧石器時代の細石刃核や剥片、縄文・続縄文時代の土器片など、幅広い年代の資料が検出されたと紹介している。
ほかにも個人の収集品が数多く資料館に寄贈されているが「これまで、あまりふれられることがなかった」そう。同教委は「これを機に置戸の貴重な財産に興味を持ってもらえたら」と観覧を呼び掛けている。無料。25日まで。
2023-06-06
社会
国際ソロプチミスト北見みんとがこのほど、子ども達の健全育成のためにと、北見市に6万円を寄付した。山本のぎ子会長らが市役所を訪れ、辻直孝市長に目録を手渡した。
同会は2001年から昨年までに、市内の児童センターにDVDプレイヤーやなわとび、ボードゲームなど、186万円相当を寄贈している。
山本会長は「子ども達のために役立ててもらえたらうれしいです」と話していた。(菊)
2023-05-23
教育
北見柏陽高校の創立100周年記念事業が4月28日スタートした。「生徒参加型の100周年」をコンセプトに人文字撮影や記念植樹のオープニングセレモニーを行い、メモリアルな1年が始まった。
校庭にエゾヤマザクラの若木を記念植樹(写真①)。好天の下、グラウンドに移動(④)。「この輝きを未来に紡ぐ」をテーマに、寄贈された記念のオリジナルタオルをつないで「HAKUYOU 100」の人文字をつくり、ドローンで空撮した(②、③)。生徒会の呼び掛けで集合写真に収まった(⑤)。(寒)
2023-05-09
教育
同窓会、PTA、教職員ほか有志でつくる北見柏陽高校創立100周年の記念事業協賛会(会長・舛川誠かしわ会会長)は4月28日、学校備品や生徒への記念品などを寄贈した。
オープニングセレモニーの席上、行事用長机20台、生徒用靴ロッカー25台、屋外行事用テント2張など教育環境設備の備品購入基金の目録を生徒会長に手渡した。原資は卒業生や関係者ら個人・団体の寄付によるもの。
舛川会長はセレモニーで「いざ進まんかな行く手は、はろけし」という校歌の一節を引用し「大きな可能性へ、自ら進む道を切りひらいて」と生徒達にエールを送り、挨拶した。
同会はこのほか学校にバックボード、シンボルカラーのスカイブルーののぼり旗、生徒全員に記念ロゴ入りタオルを寄贈した。 (寒)
2023-04-27
社会・教育
美幌町農業協同組合が25日、小学5年生の教育用補助教材本として「農業とわたしたちのくらし」180冊を美幌町教育委員会に贈った。
教材本はJAバンクが作成。給食の食材や、農作物の産出額、地形や気候、農業技術、流通など日本の農業がさまざまな視点で紹介されている。
美幌町農協の田中吉孝専務が役場で矢萩浩教育長に教材本を手渡した。教材本に加え、同様の内容を収めたDVD3枚、教員用として15冊も贈った。
主に社会科の授業で活用する。田中専務は「地元の作物に理解を深めてもらえたら」と話し、矢萩教育長は「関連企業も含めると多くの方が農業にかかわっている。有効に役立てたい」と感謝した。(浩)
2023-04-27
社会・教育
病気やケガで髪を失った子ども達のかつらのために髪を寄贈する取り組み「ヘアドネーション」に、北見の青山葵保(きほ)さん(北見緑小6年)が参加。このほど市内の美容室で長く伸ばした髪を切った。
葵保さんは小学3年生から髪を伸ばしており、伸びてきてからは、寄贈できる長さの31㌢以上に達するまで、お団子ヘアがトレードマークになっていたそう。
訪れた美容室は、小学3年生の時にも切ってもらった場所で、以前と同じようにボブヘアをリクエスト。切った髪がばらばらにならないように少しずつ束にして結んでから、髪をカットした。
久しぶりにボブヘアになった葵保さんは「ヘアドネーションを知って、自分も子ども達のために役に立ちたいと思いました。とても(頭が)軽い」とにっこり。「伸ばしている途中、切りたいと思ったこともありました。またヘアドネーションしたいけれど、次も伸ばせるかな?」と話していた。
切った髪は、北見白樺ライオンズクラブを通じて、団体寄贈する。 (菊)
2023-04-12
社会
北見東小学校4年の櫻井志麻さんは、病気などで髪の毛を失った子どもに医療用かつらを贈る「ヘアドネーション」に賛同し、カットした髪を寄贈した。北見白樺ライオンズクラブを通じて実施団体に送られる。
本格的に髪を切るのは3歳の七五三以来。1年生のころ、母にヘアドネーションのことを教えてもらい、テレビで見て興味を持った。寄贈するには31㌢以上の長さが必要で「早く切れるように」と、髪が伸びるのを心待ちにしていたという。
この日は母とともに市内の美容室トップスを訪れ、すっきりとした髪型にイメチェン。体操競技に取り組む櫻井さんは「将来はバク転のできる女医さんになりたい」と心機一転、勉強と練習に打ち込む。(柏)
2023-04-05
教育
きたみらい農業協同組合(大坪広則代表理事組合長)がこのほど、北見市教育委員会に児童用補助教材「農業とわたしたちのくらし」を寄贈した。越田喜裕常務理事らが端野総合支所を訪れ、武田雅弘教育長に手渡した(写真)。
同教材は、食・環境と農業への理解を深めることを目的に、JAバンクが「食農教育応援事業」の一環として、全国の子ども達に向けて制作。北見、端野、留辺蘂自治区の新5年生全員分と教員用など、合わせて冊子1131冊とDVD21枚を寄贈した。
越田常務理事は「子ども達に地元の基幹産業である農業に興味を持ち、知ってもらえたら」と話していた。
2023-03-29
教育
北見柏陽高校が今年、創立100周年を迎える。同窓会、PTA、教職員ほか有志による記念事業協賛会は18日、キックオフ会議(総会)を北見市内のホテル黒部で開催。会員の賛同を得て「この輝きを未来に紡ぐ」のテーマのもと「生徒参加型の100周年」をコンセプトとしたメモリアルな1年が始まった。同校正門前にはシンボルマークをあしらった看板が設置され、節目の年を知らせている。
1923(大正12)年5月1日に野付牛町立女子職業学校として設立認可。変遷を重ね、学制改革・男女共学の実施により50(昭和25)年に普通科4間口の北海道北見柏陽高校となった。以来2万4千人を超す卒業生を送り出している。
記念事業に向けては2019年度に校内に準備員会を設置。同窓会「かしわ会」会長の舛川誠会長を代表とする協賛会が準備を進めてきた。10月7日に記念式典と祝賀会を開催するのをはじめ記念講演会や学校備品の寄贈、記念誌の発行、生徒発案事業への補助などを計画している。
キックオフ会議では舛川会長が「準備期間はコロナ禍で苦しい状況だったが、ここにきて少しずつ日常が戻ってきている。いよいよ始まる100周年に向けて力を合わせて盛り上げていきたい」と挨拶。会員の賛同を得られたことから同窓生への趣意書の発送、企業へ向けた募金活動などから周年事業を始める。
これを前に2月28日には校門付近に記念看板が設置された。
描かれるシンボルマークは、同校33期卒業生のデザイナー大上一重氏(58)によるもの。4点の原案が提示され、その中から在校生が選んだ。柏の葉と太陽をモチーフに100を表している。看板を見た生徒は「おしゃれ」「お店屋さんみたい」と気に入っている様子だ。
記念事業の問い合わせは同校内に設ける事務局(0157-24-5107)へ。 (寒)
2023-03-22
社会
国際ソロプチミスト北見がこのほど、北見市に図鑑や絵本などの児童図書17冊(3万円相当)を寄贈した。井戸律子会長ら4人が北見市役所を訪れ、辻直孝市長に目録を手渡した。
青少年の健全育成を目的に1979年から行われ、今回で44回目。総額は2百万円を超えている。毎年市内の児童センターに本を贈っており、今年は三輪児童センターが対象。
辻市長は「子ども達の健全育成のためにご尽力いただき、ありがたいです」と感謝。井戸会長は「子ども達にもっと本を読んでもらえるように、これからも継続していきたい」と話していた。
2023-03-08
社会
国際ソロプチミスト北見みんとがこのほど、北見市川東の障がい者福祉施設・川東の里に手縫いのふきんと雑巾合わせて200枚を寄贈した。
雑巾とふきんの違いがひと目で分かるようにふきんは赤い糸で縫う工夫をするなど、会員13人が準備してきた。
施設長は「丈夫なふきんと雑巾をいただき、助かっています。これからもよろしくお願いいたします」と感謝。山本のぎ子会長は「2000年の結成以来続いている行事。継続していきたい」と話していた。(菊)
2023-03-06
社会・教育
「病気の子のために(髪を)役立ててほしい」と、北見の池田美寿々さん(北見南小1年)がこのほど、病気などで髪を失った子ども達にカツラを作って贈る活動「ヘアドネーション」に参加。長く伸ばした髪をばっさり切り、髪の毛を寄贈した。
おしゃれが大好きな美寿々さんは、七五三の時に切って以来、髪を伸ばし続けてきたそう。ある日小学校でヘアドネーションの記事を見かけたことから興味を持ち、髪をさらに伸ばして寄贈することを決意したという。目安となる31㌢以上を目指して毎週のように髪の長さを測るなど、着々と準備を進めてきた。
この日、自分で選んだ理想のショートヘアの写真を手に、市内の美容室を訪れた美寿々さん。寄贈用に丁寧に毛束を分けて髪が切られると、みるみるうちに髪が短くなった。鏡で見た自分のショートヘア姿に「軽い」と笑顔。切った髪の毛を手にし「また伸ばして、髪を寄贈したい」と話していた。
髪は、美容室から北見白樺ライオンズクラブを通じて、ヘアドネーションの団体に送る。
2023-03-03
社会
大空町女満別の「湯元ホテル山水 美肌の湯」(湖畔3丁目)と「北見湯元のつけ乃湯」(北見市ひかり野3丁目)は3月3〜5日の3日間限定で、鹿児島県阿久根市の特産品ボンタンを湯舟に浮かべる。両ホテルは「ボンタンを見ながら温まって下さい」と話している。
夏になると女満別に長期滞在する鹿児島県在住の女性から寄贈されて実現。2回目を迎え「かごしま阿久根ボンタン湯」として開催している。
2023-03-01
社会
元受刑者らの社会復帰を支える北見オパール職親会(岡本郷会長)はさきごろ、北見市内の更生保護施設「清泉寮」を運営する北見更生保護会(橋本稔理事長)に助成金5万円を寄付した。
清泉寮は刑務所を出所後、行き場のない人達を寮生として受け入れ、宿泊場所と食事を提供するなど自立に向けた生活を支えている。
同職親会は元受刑者の雇用や資格取得などを支援し、毎年助成金も寄贈。助成金は寮生の生活に役立てられている。
橋本理事長は「大切に使わせていただきます」と感謝していた。 (柏)
2023-02-24
文化
置戸町出身でアニメーション美術監督として活躍した小林七郎さんが昨年8月、東京都内で亡くなった。89歳だった。同町中央公民館は、かつて町に寄贈した同氏のアニメ背景画などを紹介する「小林七郎追悼展〜アニメーション美術の世界」展を21日から同館で始めた。手描きの背景画にこだわり50年余りにわたってアニメ美術ひと筋で活躍した小林氏の功績をしのんでいる。3月4日まで。
同館によると、小林氏は1932年に置戸村拓殖の貧しい農家に生まれた。中学まで置戸で過ごし旭川の高校を卒業後は代用教員として道内の小学校で美術教師をつとめた。その後、武蔵野美術大学(東京都)に進学。64年に東映動画に入社、68年独立し小林プロダクションを設立した。
この頃から「赤き血のイレブン」「新オバケのQ太郎」「ど根性ガエル」など意欲的に制作活動を行い、同時に新人を採用し後進の育成にも力を注いだ。後にスタジオジブリなどで活躍する美術作家を数多く輩出する。2011年に文化庁映画功労賞、22年に置戸町文化連盟特別表彰など。
100タイトルを超すテレビ・劇場版アニメ作品に関わるなか、同展では「はじめ人間ギャートルズ」(74年)の背景画、「元祖天才バカボン」(75年)で用いた透明シートを組み合わせるセル画など33点を展示。このうち「のだめカンタービレ」(2007〜08年)は、窓辺の日差しを受けピアノやバイオリンを弾く音楽家が繊細に描かれ、訪れた人は食い入るように見入っている。
同氏が美術を務めた映画「ルパン三世カリオストロの城」のパンフレットや同町図書館所蔵の画集なども並ぶ。
主催する同中央公民館は、この機会の観覧を呼び掛けている。観覧無料。(寒)
2023-02-22
社会
置戸町のすくすくギフト贈呈式が2日、町地域福祉センターほのかで行われた。「いっぱい食べて、すこやかな成長を」と赤ちゃん3人にオケクラフト食器がプレゼントされた。
エゾマツやサクラの木目や風合いを生かした飯椀、カップなど7点セット。5人のクラフト作者が手分けして製作した。町教委の平野毅教育長が「赤ちゃんの誕生はご家族と同様、町としてもうれしい」と歓迎し「お食い初めに使ってください」とセットを手渡した。
この日出席したのは片平爽太さん・文香さんの二女で昨年12月1日に生まれた咲羽(さわ)ちゃん。姉も2年前に寄贈を受け、最近はカップを上手に持てるようになったそう。母の文香さんは「自分の個性を発揮できる、元気でやさしい子に育ってほしいです」と話し、受け取った。
制度は2013(平成25)年にスタートし10年目。今回の対象は昨年11月と12月に誕生した赤ちゃんで、これで寄贈合計は163人になった。 (寒)
2023-02-20
話題
北網圏北見文化センターのラウンジのミモザの木が、黄色い小さな花を咲かせている。訪れた人達は「かわいい」と可憐な姿に目を細めている。
2年前に市内の女性から寄贈を受けたというミモザ。寄贈直後以来花が咲かなかったため、関係者が心配しながら見守っていたところ、今年1月末につぼみをつけはじめ、2月に開花した。
イタリアでは「国際女性デー」でもある3月8日を「ミモザの日」として、男性から女性に感謝の気持ちをこめてミモザを贈る習慣があるという。
ラウンジでは3月3日まで「みんなのおひなさま展」が開催中。同ラウンジを運営するNPО法人オホーツク文化協会では「ミモザの花とおひなさま展で、一足早い春を感じていただければ」と話している。
2023-02-16
社会
すこやかな成長を願って町内の赤ちゃんにオケクラフト食器をプレゼントする置戸町の「すくすくギフト」事業がスタートから10年目を迎える。
2013(平成25)年に実行委によりスタートし、翌年から町が受け継ぎ、生後100日の「お食い初め」に間に合うよう、やさしい感触の食器を贈っている。
ギフトはスプーン、フォーク、トレイを含めおよそ7点セット。地元産材を使い、複数のクラフト作者が手分けして製作にあたる。
エゾマツとサクラの色違いの材料を組み合わせたかわいいカップ、木目の模様を生かした椀、滑り止めの効いたセンノキのトレイなど、すべて1点もののオリジナル力作だ。
2021年には優れた贈答品に贈られる日本ギフト大賞北海道賞を受賞した。置戸町森林工芸館オケクラフトセンターは「製品の魅力に加え、元気に育ってほしいという町民の思いを込めた事業の独自性も評価されたのでは」と受けとめている。
わがまちの自慢に
昨秋3人の赤ちゃんに渡され、寄贈合計は160人になった。プレゼントされた母親は「ほかのまちの友達に、うらやましがられます」と、わがまちの自慢を喜んでいた。 (寒)
2023-02-13
社会
株式会社ビホロサッシ工業(本社・美幌町、須藤裕一社長)が創業50周年を記念して、東陽保育園と子ども発達支援センターで奉仕工事(100万円相当)を行う。春の施工を前に6日、役場で目録の贈呈式が行われた。
同社は1972(昭和47)年9月に創業し、本年度50年を迎えた。地域への恩返しとして町に奉仕工事を申し出た。東陽保育園は網戸を新設し、子ども発達支援センターは網戸の張り替えやガラスの取り替えなどを行う。
贈呈式では須藤社長が平野浩司町長に目録を手渡し「工事が快適な利用や業務につながれば。これからも地域に貢献できるようまい進したい」とあいさつ。平野町長は「日頃から地域を支えていただいている。さらなる発展を」と感謝した。
工事は早ければ4月にも行うという。 (浩)