※各テーマの記事は最新のニュースから順に掲載しています。
2025-04-21
スポーツ・教育
北見緑陵高校は、すべての部活動のユニフォームの学校名ロゴを筆文字に統一して一新した。このほど、ロゴを制作した市内の書道講師・加藤ケイ子さんに成田豪校長から感謝状が手渡された。
同校は昨年、生徒達の一体感を高めるため、これまでバラバラだった部活動のユニフォームの校名の字体を統一しようと計画。同校前書道時間講師の加藤さんにロゴの制作を依頼した。加藤さんは「せっかくなのでほかの学校との違いを出したいと考えました」。いくつも試作を重ね、字体などを変えた10種類を制作し、その中からロゴが決定した。
同校校長室で行われた感謝状の贈呈式には、新ロゴを使用したユニフォーム姿の各部代表者13人が集合(写真)。
バスケ部キャプテン(3年)は新ユニフォームに「統一感があっていいと思います。筆文字の学校は少ないと思うので、特別感があって誇らしい気持ちです」と胸を張った。
生徒達のユニフォーム姿に加藤さんは「かっこよくて素敵。これまでも球場に行って野球部の応援をしてきたので、また楽しみが増えました」と笑顔をみせていた。 (菊)
2025-04-18
社会・スポーツ
北見青年会議所主催の「防災運動会」が13日、北見市内の日本赤十字北海道看護大学で行われた。一般市民や会議所メンバーら60人が参加し、チームで協力しながら体を動かし、防災に対する意識を高めた。
災害に備えて一人ひとりが防災、減災意識を高めるきっかけになればと、同会議所の地域協働委員会が一般市民にも参加を呼び掛け、初めて企画した。
6チームに分かれて防災クイズ、災害障害物リレー、段ボールベッドの組み立て競争を行った。障害物リレーでは、スタートの合図で新聞紙スリッパを作り、素足で歩けない場所に見立てた足つぼマットの上を歩いた後、AED体験、防災食作りをリレー形式で行い、タイムと正確性を競った。
段ボールベッドの組み立ての速さを競う競技では、自然と役割を分担する姿があった。競技の最後には防災食の試食も行った。
参加したミャンマー出身の技能実習生(26)は「みんなで取り組み、楽しかった。防災食がおいしかったです」と話していた。
このほか、同大教授や北見市役所、市社会福祉協議会の職員を講師に招いての防災講話も行われた。 (理)
2025-04-17
社会
例年より多く会員企業から23人の新入社員を迎え、北海道中小企業家同友会オホーツク支部の合同入社式と新人研修会が北見芸術文化ホールで行われた。
事業主らが見守る中、緊張した表情の一人ひとりが紹介された。田村友朗支部長は「入社おめでとう、それ以上にありがとう」と最近の就職状況にふれ「一緒に仕事ができることが嬉しい」と、新たな仲間達を歓迎した。
そして、社会人の先輩として「仕事をしていく上で疑問に思ったことはぜひ発言してほしい」と切り出し「それをしなかった私は今も悔やんでいる」と明かした。その上で「社会に出たら学ぶことだらけ。経営者もよりよい職場づくりへ学んでいる。違った目線、違う考え方で世代交代へ挑戦して」と激励した。
これを受け、出席した新入社員を代表し、㈱PHYSIT(フィジット・コンディショニング)の佐藤聖さん(21)が「失敗を恐れず社会に貢献する。スポーツを通じて地域を元気にしていきたい」と決意表明した。
支部会員らが講師となり社会人としての心構えを講話したほか接客などのマナー研修も行われ、社会人の第一歩を歩み始めた。 (寒)
2025-04-16
話題・スポーツ
北海道ゆかりのオリンピック選手らでつくる「北海道オール・オリンピアンズ」と大空町が10日、連携協定を結んだ。今後、協定に基づいてトップアスリートのスポーツ体験や講演などが町内で開かれる。
オール・オリンピアンズは、スポーツを通じた世界平和と国際友好親善、道内のスポーツ振興に寄与しようと、2012(平成24)年に設立。北海道にゆかりのあるオリンピック、パラリンピック選手ら約450人が所属し、スピードスケートや自転車競技の元選手で参議院議員の橋本聖子さんが代表を務める。
自治体との連携協定は大空町が12自治体目、オホーツク管内では22年の津別町に続いて2自治体目の締結になった。
10日は役場で締結式が行われ、鈴木靖ゼネラルマネジャー(GM)と松川一正町長が協定書を交わした。鈴木GMは「子どもたちだけでなく高齢者など町民全体の健康増進のために協働していけたら」とあいさつ。松川町長は「町民の皆さんが年齢にとらわれず健康づくりに取り組み、チームマネジメントなども学べる機会があれば」と期待した。
25年度は、12月に予定されているスポーツ推進委員研修会での講演、2月に開かれる300歳交歓バレーボール大会でのクリニック、陸上のクリニックなどを予定しているという。 (浩)
2025-04-15
スポーツ
美幌ジュニアアルペンスキー少年団の芳賀奏太くんと長嶋幸明くん(ともに美幌北中3年)が、3月に長野県で開かれた全日本ジュニアスキー技術選手権大会ジュニアユース(中学生)男子で、芳賀くんが2位、長嶋くんが5位に入賞した。今季は韓国の大会などでも活躍。体力や技術の向上を感じつつ、中学生最後のシーズンになる来季に向けてさらなる向上を誓っている。
ジュニアユース男子は全国各地から99人がエントリー。初日に「小回りリズム変化」、2日目に「大回り」「小回り」の計3種目を行い、合計点で順位を競った。
斜度が緩く、スピードが出づらい難しい斜面での戦いになったが、芳賀くんは昨年の15位から躍進。「昨年はミスが多く、くやしかったので、今年は挽回しようと努力してきました。いつもの滑りができてうれしい」と雪辱に笑顔を見せた。
昨年の9位から順位を上げた長嶋くんは「初日に片足が浮くミスがあったが、10位以内に入れたので、2日目も前向きな気持ちで滑ることができました」と振り返った。
今季は2月に韓国で開かれたKSIAジュニアスキー技術選手権大会で、芳賀くんが優勝、長嶋くんが準優勝するなど活躍。「親しき仲で、良いライバル」と互いを認め合う。
今季について、芳賀くんは「ターンの大きさやキレが良くなったと思います」、長嶋くんは「いろいろな雪面への対応力が上がりました」と自らの成長を分析。ともに野球部員でもあり、野球の練習もあるが「来季に向けて夏の間も自転車などでトレーニングを積みたい」と口をそろえている。 (浩)
2025-04-14
スポーツ
北見の藤柔術で活動する加藤雅之さん(42)=陸上自衛隊美幌駐屯地=が、さきごろ札幌市で開かれたSJJJF(スポーツ柔術日本連盟)主催の北海道柔術選手権大会の男子41~45歳白帯のライト級と無差別級で準優勝した。 (柏)
関節技や絞め技を中心とするブラジリアン柔術が近年、生涯スポーツとして人気を集めている。同選手権は道内最大規模の柔術の大会で、年齢や体重、帯の色で細かくカテゴリー分けされている。今回は子どもから大人まで300人余りが出場した。
加藤さんは以前、キックボクシングの経験を持つ。漫画で読んで興味があったという柔術を1年半ほど前から始めた。得意技はアームロック。
初出場の今大会では、無差別級の1回戦で絞め技のクロスチョークで一本勝ち。これが本人にとってのベストバウトで「初めての一本勝ち。会心の出来でした」と振り返る。
ライト級、無差別級ともに決勝に進むが、いずれも札幌の同じ選手に敗れて優勝を逃した。「もっと上手くなってリベンジしたい」と雪辱を誓う。
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樋渡悠人くん(北見西小4年)は小学3~5年生白帯フェザー級で1試合に出場。途中までポイントでリードしていたが、最後に悔しい逆転負け。健闘により銅メダルを獲得した。柔術は高校生や大人に混じって練習。「みなさんが優しく教えてくれるので楽しい」と話している。
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田中敏浩さん(53)は51~55歳青帯のライト級と無差別級で3位。「自分のレベルや成長が確認できる良い機会。次は金メダルを目指します」と話している。
2025-04-11
スポーツ
カーリングのミックス(混合)ダブルス日本選手権優勝の松村千秋選手(33=中部電力、長野県軽井沢町)と谷田康真選手(30=北海道クボタ、北見市)の「チャッスー」ペアが世界選手権(26日からカナダ)への出発を前に8日、合宿先のアドヴィックス常呂カーリングホールで練習を公開。日本カーリング協会が記者会見を開いた。
ペアは2023年大会で日本勢初の銀メダルを獲得するなど世界選手権は3回目。今回は来年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックの日本の出場枠が懸かる大会で前回逃した金メダルや出場枠獲得について意欲を語った。
「まつたに」ペア「チャッスー」ペアと呼ばれる2人。公開練習では「3分の1」と指示する谷田選手に対し、松村選手が指示通りのテイクショットを決めるなど息の合ったところを披露した。
会見で、松村選手は「前回の雪辱を果たし金メダルを狙いにいきたいと思うし、オリンピックに向けた大事な大会でもあるので、楽しみながらも厳しく戦っていきたいなと思う」と引き締まった表情。
谷田選手は「2年ぶりの出場ですごく楽しみにしている。オリンピックが懸かった大会ではあるけれど、まずはそこを意識し過ぎずに、自分達がいかに大会を楽しめるかということに集中したい」とそれぞれ抱負を述べた。
ミラノ冬季五輪の出場権懸け「楽しみながらも厳しく」
「いかに楽しめるか集中」意欲語る
また世界選手権の日本チームには北見市と網走市内にスポーツクラブ「フィジット・コンディショニング」を構えるメディカルフィットネス㈱PHYSITがトレーナーとして帯同。代表の大森達也さんらがコンディショニングを含め2人の体とメンタルを支える。谷田選手は「大森さんらがいないとロングランのこの大会を乗り越えられない」と厚い信頼をおいている様子。(寒)
2025-04-11
スポーツ
北見の空手道場、橋本道場に所属する4人の選手が、さきごろ旭川市で開かれたフルコンタクト制の第20回カラテトーナメント北海道カップ空手道選手権大会で優勝するなど活躍した。3位までの入賞者には2025国際総合空手道第42回全日本空手道選手権大会への出場が推奨される。
橋本英幸さん(北見北斗高校1年)は高校生1年の部で優勝。工藤慧琉(える)さん(北見藤高校1年)は同部で準優勝した。
橋本さんと工藤さんは決勝で同門対決となり、互いに全力で戦った。橋本選手が下突きの連打で技ありを取り、優勢勝ちを収めた。
橋本さんはソフトテニスの部活動と空手を両立。空手歴は14年で「長年培ってきた成果が出せてうれしい。全国大会までに技を磨き、上位目指して頑張ります」と語る。
空手歴1年の工藤さんは「初めての大会で緊張しましたが、全国大会に出場が決まり良かった。全国ではもっと色々な技を出せるようにしたい」と語る。
このほか小学生男子4年の部(クラスB)で佐藤逸音(いちと)くん(美山小4年)が準優勝。佐藤くんは準決勝で延長戦を制し優勢勝ち。決勝は突きと蹴りを粘り強く繰り出したが、惜しくも敗れ優勝は叶わなかった。「とても悔しい。上段回し蹴りをもっと練習して今度は優勝を目指したい」と雪辱を誓う。
森昂也くん(同小1年)は勝利を挙げられなかったものの最後まであきらめない健闘ぶりがたたえられ敢闘賞を受賞。「負けて悔しかった。今度は優勝したい」と話している。 (柏)
2025-04-10
スポーツ
東京農業大学競技スキー部合宿所(寮)の開所式が4日、大空町女満別昭和93で行われた。大空町と大学の包括連携に基づき、町の遊休財産だった旧女満別高校寄宿舎を購入して開所。部員たちは新たな拠点のオープンを喜び、競技での活躍や学業の充実を誓った。
競技スキー部はマネジャーを含め部員20人。10人がクロスカントリー、6人がアルペン、1人がジャンプ競技に取り組んでいる。
開所式では、伊藤博武部長が「長年の念願がかない、スキーと学業にまい進できます。全日本インカレの勝利を目指して一丸となって努力したい」とあいさつ。来賓の松川一正町長は「町内の小中学校ではスキーの授業もあり、皆さんから技術を教えていただくことで、スキーをやりたい、東京農大で学びたいという子が育てば」と期待した。
従来の合宿所の浴室は同時に2人までしか利用できなかったが、新しい合宿所では数人が利用できるなど、環境面が向上。選手を代表して松田悠真主将(4年)は「来季は入賞者を増やし、(クロカンの)リレーは今季の10位を上回りたい。新しい合宿所で質の高い練習をこなし、ご支援やご期待に応えたいです」と抱負を述べた。
最後に江口文陽学長、松川町長らがテープカットし、開所を祝った。 (浩)
2025-04-10
スポーツ
北見のラグビー少年団、スピリッツオブオホーツクジュニアの入団式が6日、北見市立体育センターで行われ、団員達が新年度の活動を開始した。
新年度は新規入団者1人を含め幼児から中学生まで13人でスタート。この日は団員一人ひとりが「ステップをもっとうまくなりたい」「パスとキャッチを頑張りたい」「チームに貢献したい」など、今季の目標や抱負を語った。
入団式の後は早速練習。選手達は自分自身やチームの成長を目指し、汗を流した。
同少年団は4月13日(日)午前11時からと20日(日)午前9時から、同センターで体験会を開く。
2025-04-01
スポーツ
オホーツク剣道研究グループの稽古会場・北見市端野町農業者トレセンの体育館には今も変わらず「メーン」「ドー」と気合の入った声が響く。グループ創設の一人で、長年剣道の普及に携わってきた前・共同代表の田中満朗氏(市端野)が3月12日、亡くなった。89歳のつい最近まで稽古場に姿を見せていただけに、惜しむ声が多い。会員達は、常に自分に厳しく、精進の道標だった田中先生の教えを胸に変わらず稽古に励む。
強く正しく巧みに美しくという理念を基にグループ名そのままに、工夫研究し修錬する学習集団として2004年5月に設立。みんなが先生、みんなが生徒という相互教育の精神を共有し、質の高い豊かな人間形成をめざした活動を実践している。
多くの優秀な剣士育て
自身も稽古に精進
田中氏は小・中学校教員から道教委をへて当時の北海学園北見大学教官に転身。多くの優秀な学生剣士を育てた。1981年に教授になると管内の剣道組織で59年から休止していた網走管内剣道連盟協議会の再建に奔走。先頭に立って指導体制の確立に尽力した。
その一方、北見市の生涯学習推進計画策定委員長や社会福祉審議会保育部会長など要職を歴任。北見NPOサポートセンターの創立理事長を務めた。保育園運営にも心を注ぎ、社会福祉法人遊子社理事長として08年、市内初の北見市あんしん子育て情報配信サービスを手がけている。
ライフワークの剣道では、ねんりんぴっくに道代表として出場。北海道高齢剣友会会長を務めた07年には「地方勢にも活躍の場を」と団体交流大会を創設。60歳以上と75歳以上の部を設け、生涯一剣士をめざす人達が集う場となった。23年に同グループの仲間が初優勝すると田中氏は人一倍喜んだ。
田中氏に誘われ61歳で剣道を再開し、高齢者全道大会で優勝を果たした同グループ現・共同代表の飯田淳一さん(78)は「金を残すは三流、仕事を残すは二流、人を残すは一流という言葉通り、剣道仲間への面倒見のいい人でした」と振り返る。全日本高齢者大会優勝の実績をもつ同共同代表の永井常幸さん(73)は「みんなが先生、みんなが生徒というグループ精神をはじめ数々の田中先生の遺志を受け継いでいかなければ」と気を引き締める。
田中氏は教士七段、全日本高齢剣友会副会長。長年にわたり剣道の普及、発展に貢献したとして17年に全日本剣道連盟から剣道有功賞が贈られている。80歳を過ぎても稽古に精進する姿勢について本人は「剣縁無上」の精神に近づくためとしていた。最高の勝利は戦わずして勝つという剣道の教えで、田中氏は「一日でも長く、竹刀を持ち続けたい」と語っていた。 (寒)
2025-04-01
スポーツ
北見のラグビー少年団、オホーツクブルーRFCジュニアの4回目の体験会が3月29日、北見市立体育センターで開かれた。この日は5人が少年団の練習に参加し、選手らと汗を流した。
同少年団は幼児から中学生まで約70人が所属。小学校低学年まではタックルなどの接触プレーのないタグラグビーに親しみ、中学年以降は本格的なラグビーに取り組む。
昨年、中学校部活動の地域移行に向け市の「地域認定クラブ」となった。今後は部活動に代わる活動の場として選手達の受け皿となる。
体験会は3月8日から4月6日まで全5回、同センターなどで開催。その後は屋外での練習に移行する予定だ。
同少年団事務局長の大林清司さんは「安全を第一に、年齢別のカテゴリーごとに目標を定め、楽しく取り組める環境づくりに努めています。他のスポーツや文化活動と併行してプレーする選手が多いのも特徴。中学生からの加入も歓迎します」と話している。 (柏)
2025-03-31
スポーツ
スポーツの分野で活躍した美幌町の中高生に対する奨励金交付式が25日、役場で行われた。今回は北海道陸上競技協会の強化指定を受けた美幌陸上クラブの佐藤莉埜さん(美幌北中2年)と美幌北中陸上部の吉田恵吾くん(2年)が奨励金5万円を受け取った。
全道、全国規模の大会で活躍したり、競技団体の強化指定を受けた選手を認定する「未来のアスリート応援事業」。佐藤さんは2024年9月に帯広市で開かれた北海道中学校新人陸上競技大会女子2年100㍍で7位、吉田くんは同大会男子110㍍ハードルで2位に入賞するなどの活躍が認められた。
平野浩司町長が2人に認定証などを手渡し「4月からは3年生。勉強もしっかり頑張り、自分の夢を実現してください」と激励した。
2人とも、8月に沖縄県で開かれる全日本中学校陸上競技選手権大会出場を目標に掲げる。奨励金の使い道として、佐藤さんは「室蘭で行われる北海道合宿の費用に充てたい」、吉田くんは「シューズやスパイクの購入に役立てたい」と話した。 (浩)
2025-03-27
スポーツ
「優勝を目指して全力で楽しんできます!」
北見市の野球少年団「北光クラブ」に所属する齊藤叶大(かなた)くん(北見北光小3年)が北海道選抜チームのメンバーに選出された。齊藤くんは所属するチームで唯一の左投げと貴重な存在で、得意のピッチングや走塁、バッティングを武器に道内の小学3年生137人の応募の中から選出された。
北海道選抜チームは、3月29、30日に滋賀県多賀町で開かれる「第21回多賀グリーンカップ争奪学童軟式野球3年生大会」に出場する。齊藤くんは17日、全国大会への出場報告のために北見市役所を訪れ、武田雅弘副市長から「怪我には気を付けて頑張ってきてください」、高谷ひかる社会教育部長からは「次は日本一の報告を待っています」と激励された。
この大会を通じて、何を学び何を得るのか?
大きな目標にチャレンジする小さなサウスポー。チームメイトはもちろん、周囲の期待を背負い、強豪たちとの戦いに挑む。 (信)
2025-03-27
社会
今月末で半世紀あまりの歴史を閉じる北見市勤労青少年ホームで22日、思い出の詰まった施設への感謝を込めたイベントが開かれた。これまでの利用者らが集い、お世話になった施設との別れを惜しんだ。
同施設は1970(昭和45)年、働く青少年の健全育成と福祉の増進を目的に開設。文化・スポーツサークルの活動や各種講座・教室などを通じて利用者、受講者が交流や学びの場として活用。利用者協議会が中心となり青年祭をはじめ各種イベントも企画・開催してきた。
しかし近年は利用者が減少し、会館から55年を経て施設の老朽化も目立っていることから、今年度末で閉館の運びとなる。
実行委員会が、施設への感謝を込めて「ありがとう!勤労青少年ホーム」としてビールパーティー形式のイベントを企画。この日は開館当初から現在までの利用者、実行委合わせて約130人が詰めかけた。会場には活動の様子を撮影した写真アルバムも展示され、参加者は当時の思い出話に花を咲かせていた。
実行委員長の高橋雅和さんは「多くの皆さんの支えでイベント開催が実現でき、感謝しています。懐かしい顔に出会えてうれしい」。開館後、バレーボールサークルの立ち上げに関わったという70代の女性は「建物も昔のままで、ここに来ると思い出が蘇ります。施設がなくなるのは寂しい」と話していた。 (柏)
2025-03-26
スポーツ
野球シーズンの開幕を控え、少年野球選手対象の「成長期野球ひじ検診」が23日、北見市内の道立北見体育センターで行われた。医師や理学療法士が、野球を長く続けるためのケガ予防や健康管理を指導した。
合同会社Well-BeとNPO法人北海道野球協議会が開催。少年野球チームで活動する選手74人をはじめ指導者、保護者らを含め約130人が参加した。
野球ひじは、成長期にボールを投げすぎることで生じる障害。ひじの痛みやひじの曲げ伸ばしがしにくくなったりする。
北海道日本ハムファイターズ・チームドクターの門間太輔医師が、小中学生に起きやすいひじの障害について説明。「小中学生はまだ骨が未熟で、骨がしっかり成熟するまで油断できない。年に一度はひじの検診を受け早期発見、早期治療を」と呼びかけた。
続いて超音波を用いた検査や理学検診、ストレッチ指導などが行われた。 (柏)
2025-03-26
行事
北見のスポーツプラザ進化塾の第16回ミニ発表会が22日、北見市端野町公民館で開かれた。
進化塾でダンスやフィットネスに親しむ3歳から大人まで約60人が出演。幼児や小学校低学年の児童は可愛さいっぱいの踊りを披露。小学校高学年や中高生のチームは息の合った高度なパフォーマンスをステージいっぱいに繰り広げた。
今回はコロナ禍を経て数年ぶりに一般のチームも加わり、ダンスエクササイズのズンバなどを力強く踊った。 (柏)
2025-03-21
スポーツ
網走市教委は、令和6年度の全国体力・運動能力調査結果を発表した。調査は昨年4~7月において、市内すべての小学5年生(243人)と中学2年生(260人)を対象に実施。実技調査では「握力」「上体起こし」など8種目を測定した(※表は、網走市教委の発表資料より抜粋)。
2025-03-21
スポーツ
北見のANGEL BATON CLUB(エンジェル・バトンクラブ)で活動する引地蓮華(はな)さん(北光中2年)は、26、27日に香川県で開かれる第6回全日本バトントワーリングジュニア選手権大会に出場する。同選手権への出場は今回が初めてで、引地さんは「精一杯頑張りたい」と張り切っている。
小学校入学前の5歳からバトンを始めた引地さん。「小さい頃から体を動かすのが好きでした。バトンはボディワークやバトンを高く投げ上げるハイトスが楽しい」と、練習に打ち込んできた。
過去に他の大会で全国大会に出場した経験のある引地さんが、一番の目標にしてきたのが全日本選手権。昨年12月に札幌市で開かれた北海道支部大会のソロトワール女子U-15部門で見事4位に入賞し、悲願の全国大会出場を決めた。
念願の大会…悔い残らないように
ソロトワールは1本のバトンを使用して行う種目で、正確なテクニックやスピード感、ダイナミックな演技が試される。
全日本選手権については「ずっと目指してきた大会なので、入賞して全国大会に出場することができて嬉しい」と喜ぶ。24日には北見を出発。「初めての大会なので緊張しますが、精一杯、悔いの残らないように頑張りたい」と大舞台への思いを話している。 (柏)
2025-03-13
スポーツ
今月末で閉館する北見市勤労青少年ホーム(常盤町)の利用者らで組織する実行委員会が22日(土)午後6時から、施設への感謝を込めて「ありがとう!勤労青少年ホーム」(ビールパーティー)を開く。
同施設は1970(昭和45)年、働く青少年の健全育成と福祉の増進を目的に開設。文化・スポーツサークルの活動や各種講座などを通じて、利用者、受講者が交流や学びの場として活用。利用者協議会が中心となり青年祭をはじめ各種イベントも企画・開催してきた。
施設老朽化と利用者減で半世紀の歴史に幕
当日は館内を見学可能、懐かしい写真の展示も
会館から55年を経て施設が老朽化し、利用者も減少していることから、今年度末で閉館の運びとなる。
当日は館内を自由に見学してもらうほか、セレモニーや活動の様子を撮影した懐かしい写真展示などを予定。
2015~19年に利用者協議会の会長を務めた、実行委員長の髙橋雅和さんは「20代前半から長年お世話になり、かけがえのない仲間ができた施設。閉館は残念ですが、最後に多くの人に足を運んでいただければ」と呼びかけている。(柏)
2025-03-10
スポーツ
美幌中学校3年の星野竜之介くんが、2月に長野県で開かれた全国中学校スケート大会に出場し、男子1000㍍で45位、1500㍍で29位だった。2月28日、中学校を訪れた矢萩浩教育長に結果を報告。スピードスケート競技は中学で区切りをつけ「高校ではサッカー部で頑張りたい」と新たな目標を述べた。
星野くんは、1月に苫小牧市で開かれた北海道中学校スケート大会で1000㍍25位、1500㍍14位に入り、初めての全国に臨んだ。
全国の会場は長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)。122人が出場した1000㍍が1分23秒70、80人が出場した1500㍍が2分10秒45で、ともに自己ベストを更新した。
今季に向けては、夏場にロードバイクに乗り、10月から12月にかけては週末に帯広市に通って滑るなど調整を続けてきた。「スピードも上がり、技術面でも向上したと思います。全国は大きな会場のすばらしいリンクで感動しました。悔いなく滑ることができました」と笑顔で話した。
小学2年生でサッカー、6年生でスケートを始め、並行して取り組んできた。進学先の北見柏陽高では、サッカーに絞る。「全道大会に出場したいです」と話す。
矢萩教育長は「スケートで得た財産を生かしてこれからも頑張ってください」と激励した。 (浩)
2025-03-10
スポーツ
60歳以上の2025北海道シニアオープンカーリング大会(1、2日、妹背牛町カーリングホール=同大会実行委主催)に出場した「チーム北見」がみごと初優勝を飾った。副賞にもらった米俵を手にニッコリ喜んでいる。
北見カーリング協会北見支部所属のスキップ・佐藤宮子さん(77)、セカンド・榊不二夫さん(64)、サード・清水泰行さん(67)と名寄協会から加わったおそらく出場選手中最高齢のリード・相馬民男さん(82)の4人。
大会は、北海道カーリング協会で尽力した故・小林正男さん(北海道高齢者カーリング愛好会代表)が奔走し創設。公式シニア大会の参加条件50歳以上を超える60歳以上を対象にオープン形式で開催している。19回目の今年は全道から14チームが出場した。
競技は4エンド制の1時間とし、予選リーグと決勝トーナメントを実施。勝ち上がったチーム北見は決勝トーナメント1回戦で同じ北見協会の強豪・バロンを6―0の完封勝ち。これで勢いづき、準決勝は地元妹背牛のチームを3―1で下した。
決勝もベテランのチームワーク発揮し圧勝
スキップ・佐藤さん「子ども達の自慢に」
スキップを務めた佐藤さんはカーリング歴40年を超すレジェンド。ふだんは北見のホールで小・中学生のカーリング授業の講師を務めるが「大会は久々」。他の選手も支部リーグに参加する程度で1日数ゲームはきつく、佐藤さんは「スイーパーも務め体力的にも獅子奮迅に頑張った」。
決勝戦は札幌のチームと対戦。チーム北見はベテランの技と力を発揮し、序盤から得点を重ね4―1で圧勝した。「子ども達を指導する手前、本当は強いんだというところをみせられて良かった」と名誉を語る一方「副賞でもらった米が嬉しい」と実益にも顔をほころばせる。 (寒)
2025-03-07
スポーツ
美幌高校スキー部の選手たちが、2月に開かれた全国高校スキー大会、国民スポーツ大会冬季大会など3大会のクロスカントリースキーで優勝を含む多くの入賞を果たした。少年団時代から切磋琢磨してきた3年生5人は、高校での競技生活も大詰め。別々の道に進む春からの展望も語った(学年は当時)。
全国高校スキー大会は8日から11日まで名寄市で開かれ、部員9人全員が出場。男子クラシカル10㌔で吉田頼生さん(3年)が3位に入賞し、男子フリー10㌔で吉田さんが4位、松本聖也さん(3年)が9位に入った。男子リレー(10㌔×4人)は1走から順に石川竜太郎さん(3年)、吉田さん、松本凌汰さん(1年)、松本聖也さんが臨み、5位入賞を果たした。7位から5位に順位を上げた松本聖也さんは「できれば表彰台まで上げたかったです」とくやしがる。
女子5㌔クラシカルでは宮崎真衣さん(3年)が9位入賞。女子リレー(5㌔×3人)は1走から順に吉田梨乃さん(1年)、宮崎さん、桐山日向さん(3年)が出場し、5位だった。
14日から16日まで秋田県で開かれた国スポでは、都道府県対抗の男子リレー(10㌔×4人)に吉田さんが1走で出場し、優勝。吉田さんは少年男子10㌔クラシカルでも3位に入った。
リレーで2位で2走につないだ吉田さんは「トップでつなぎたかったです。優勝はうれしいが、勝負どころで勝ち切れないレースが多い」と気を引き締めた。
女子リレー(5㌔×4人)では1走で宮崎さんが1走で出場し、北海道の4位入賞に貢献した。宮崎さんは「集団から離れずに2走につなごうと臨みました」と話した。今季のここまでを振り返り「優勝を目標に練習してきたので、思うような結果が出ずくやしいですが、次につながる経験も積むことができました」と自己評価する。
20日から22日まで長野県で開かれた全国高校選抜スキー大会は、男子スプリントで松本聖也さんが2位、吉田さんが4位。吉田さんはクラシカル15㌔でも5位、フリー10㌔でも10位の成績を残した。
3年生5人のうち吉田さん、松本聖也さん、宮崎さんは異なる大学に進学し、競技を続ける。石川さんと桐山日向さんは陸上自衛隊に入隊。吉田さんは「幼稚園からずっと一緒でしたが、これからは練習も別々。互いにどのくらい成長するかが今から楽しみ」。宮崎さんは「男子、女子の違いはあっても、順位は男子たちに負けたくないと思ってずっとやってきました。今季は負けたので、来季は勝ちたい」と笑顔で仲間に誓った。 (浩)
2025-03-07
スポーツ
8日、9日に茨城県で開かれる第22回東日本U15中学生ラグビーフットボール選手権大会に北見市内の中学生4人が出場する。
出場するのは飯田龍斗くん(光西中2年)、池田幸生くん(北光中2年)、越前稀順(こしまえ・きよら)くん(光西中2年)、前田銀志くん(東相内中2年)=写真左から=で、いずれも少年団のオホーツクブルーRFCジュニアに所属。2015年に発足した同チームから一度に4人の選手が選出されるのは初めて。
同大会は、中部地方以北17都道県のラグビースクール、少年団などに所属する選手が選抜チームを組み、東日本の頂点を目指して戦う。4人は1月に札幌で行われたセレクションに参加し、集まった約50人の中から見事26人の選抜メンバー入りを遂げた。北海道選抜は予選リーグで埼玉県、宮城県選抜と対戦する。
スクラムハーフの飯田くんは素早い球出しやテンポの良いパス回しが持ち味。「自分の特長を出して選抜チームのスタメンで活躍したい」。陸上競技とラグビーを両立するフッカーの池田くんは「体力を生かしてガツガツ行きたい」。センターの越前くんはタックルとハンドリングスキルの高さが自慢で「持ち味を生かして相手を吹き飛ばしたい」。判断力に優れたスタンドオフの前田くんは「得意のステップで相手全員を抜き去りたい」とそれぞれ力強く抱負を語る。
指導する大林清司さんは「4人とも練習熱心、研究熱心な選手たち。選抜でも中心的な役割を期待したい」と話している。 (柏)